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将希の異世界日誌  作者: 雄太
第1.5部 その後
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本性


「そう、無回答ね。なら私が楽しめる方を」


そう自分に向かって呟くと先ほど近くの鍛冶場でテッシンから買い取った短剣を取り胸の前に構える。


「そんな短剣で何が出来る⁉︎」


サンディがいつものレイピアではなくお子ちゃま向けの短剣を手にしたのを見てバカにされたと感じたのかニコラウスの目がさらに怒りで染まる。戦場で怒る程愚かな行為はないだろう。戦場で理性を失えば単純な動きしかできなくなり相手の複雑な動きにすぐに飲まれるだろう。


走ってくるニコラウスに合わせるようにサンディも動きその脇をするりと交わすとニコラウスが断末魔と共にどさっと言った音が聞こえた。


「っ!・・・ぎゃャャヤ‼︎」


ニコラウスは痛みで目の前すら満足に認識できなくなり、血圧の急激な低下で視野が狭くなりサンディの剣の動きでさえ判断できなくなり右の膝下10センチから先が切り離された。


「おぉ・・・すごいな。」


ニコラウスの切り離された脚からは血がとろっと粘度を帯びているのか流れる。一方残った膝上の切り口からは噴水のように心臓の鼓動に合わせて血が噴き出る。


「ざ・・サンディ・・・」


ニコラウスの顔色はどんどん悪くなり吐息も荒く、脚の切り口は痛みで高温となり体の芯は血が流れ出ている影響か冷える一方であった。


「ニコラウス。その左足もいらないよね」


冷たい瞳がニコラウスの左足に向く。


「や、やめてくれ!・・・助けてくざまさい」


ニコラウスは力を振り絞りサンディから距離を取ろうとするが片足を失ったニコラウスに立てるはずがなかった。


「ギャャヤ!!・・・・」


両足を失ったニコラウスは痛みからか失神した。すぐに息絶える事は明白であろう。


「死んでもらったら困るんだけどニコラウス。」


サンディはついでにニコラウスの左肘に伸ばした短剣を突き刺すがもう声すら出ない。


「少し生かしてあげよう」


鬼の微笑みを浮かべ、サンディは剣が左肘に突き刺さり動かないニコラウスに回復魔法をかけ傷口を止血する。そうとゆっくりニコラウスの元から青白い顔は少しずつ血色取り戻す。


「・・お、俺の足が!」

「うるさい」

「さ、サンディ・・・もう。やめてくれ頼む」


意識を取り戻したニコラウスは必死に頭を地面に擦り付け嘆願するがそれでわかりました助けますと言うほどサンディはお人よしではない。


「命は取らないわよ、たげど。その手足は全部貰うよ。」


恐怖てニコラウスは膝から下が無い足をバタバタと動かして逃げようとする。


「そもそもの話。失いたくないなら最初から手を出さなければいいのにね。人間ってなんて愚かなのかしらね、失って初めて大切なものを認識する。失うまではそれが大切なものだとすら認識できない。でしょニコラウス。あなたの家族は今、ワジル達が押さえに行ったわ。サリー、ジャルフォード、そしてハンナ。」


サンディが今言った3名はニコラウスの家族である。今。ワジル達がニコラウスの自宅に家宅捜索に入っている。


ニコラウスの脳裏にはその光景が現実のものと誤認するほど鮮明に映し出される。


「この意味がわかる。反逆罪でいつでも裁判もなしに3人殺せるの。大事な子供2人にハンナもねよくこの意味を考えて質問に答えて。私は子供殺しなんてことしたくないの。」


ニコラウスは苦痛の表情で何かを呟く呟く


「・・・わ、わかった、だから家族だけには手を出すな!」

「最初からそんなことしなければよかったのにねニコラウス。」


「じゃ質問ね、別に嘘ついてもらっても構わないから。


まずは誰の指示で王城に潜入したの?」


「・・・ミゲル・カストロ。リベリシュ領主だ」


これ以上自分の任務は遂行できないと感じたニコラウスは何故か喋り出す。


「ミゲル・カストロ?リベリシュ領主は確かリンズ・アルティーデじゃなかったの?誰それ?」


サンディの記憶では今代のリベリシュ領主はリンズ・アルティーデのはずである。領主に就任したのは20年前先代領主であったエドガルドが暗殺され18歳で領主として就任したはず。


「ミゲル・カストロはリンズ・アルティーデを殺した。リンズが領主として就任する直前ミゲルが暗殺したんだ・・・・。サンディ、あんたらが探してしている王家の封蝋の偽装をしたのが奴だ。そして先代領主を暗殺したのもミゲルだ。この意味がわかるな」


本来のリベリシュ領主リンズは殺され、先代領主も暗殺された、その両方に関わっていると思われるのが今リベリシュ領主をやっているリンズ・アルティーデ、いや、ミゲル・カストロと言った方が正確だろ。


「最初からリベリシュ領主は偽物だったのね、そりゃ気づく事なんてないよあはは。急に顔が変わったらならまだしも最初からねー。やられた。ミゲル・カストロ、絶対にギロチンに持って行ってやる。」


いつの間にか引き攣った笑みが頬に浮かぶ。サンディがここまでの屈辱を味わうのはグランドに剣を折られて以来だ。しかしその時は自分の実力のせいで負けだだからまた前に向かい進み出したしかし今度は・・・


「ヒェッ」


恐怖のあまり腰が抜けたのか刺客として寄越されたニコラウスは膝から崩れ落ちる。

グランドがすぐさまニコラウスを拘束する。




呆気ないですね。


まぁ仕方ない。この作品、戦闘メインじゃないし、


何か反応をいただきたい‼️切実に

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