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将希の異世界日誌  作者: 雄太
第1.5部 その後
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ニコラウス・フィラン

 


「ニコラウス・C・フィラン。やっぱり大臣がリベリシュ領主の刺客ってわけね」


「とうとうバレちまったか・・・この20年俺は」

「おいちっと待て。勝手に昔語りするな長くなる。」


 グランドは他人の無駄話を聞くのが嫌なのか口を挟む。


「グランドそこは話なさせてあげてよ。どうせ死ぬんだし」

「だって面倒なもんは面倒だ、他人の過去話より胡散臭く長く面倒事は嫌いだそれにどうせ胡散臭いあれだろ人がどーの過去がどーの、過去に縛られた話だろ。

 例えば王家の封蝋の偽造とかだろ噂で聞いてる。」


 サンディの言う通りアダム・スコット、いやニコラウスは死ぬ気である。もし正体がバレたならば情報を消すために死ぬ事になっている。もし身元がバレ投獄などされた場合に備えて奥歯を抜歯しここに毒の入った特殊カプセルを埋め込んであるその時が来たらいつでも破れるように時々誤って奥歯を噛み死ぬ者もいたか。

 不審死として処理された。

 この毒は死後、すぐに体内から排出または消える特殊な成分で作られている。


 そして前々からタイミングがあったらニコラウスはリベリシュの闇を知っていると思われるマリアを殺し自害しろとリベリシュ領主からの指示が来ていた。王城内では他人の目が多く(特にサンディが目を光らせていた)マリアと2人きりとなるシチュエーションがなく実行自体に移せなかった。がしかしマリアがギルド本部でランク試験に受けると言う情報を手に入れて普段は見せない本当の裏の姿でここに現れたが骨格などは流石に変えられなかった。それをサンディとマリアはすでに見破っていた。


「まぁそんなところですよ。王家の封蝋の偽造疑惑を知っている者は陛下と私と極一部です。なので私たちを始末したいのでしょう。私たちは無駄に権力がありますので、リベリシュ領主にとってはいつバレるかヒヤヒヤしているのでは?今も脂汗かきながら震えてるのかもねあはは。」


 サンディの想像はかなりの精度で的を得ていた。刺客を雇う前はいつバレるのしか実際ヒヤヒヤしていたが刺客を雇い王城に送り込んでここ最近はかなり安心しきっていたがこないだリベリシュ領主のお膝元に現れたことによりその安心は失われた。


「おい!!人の話の邪魔をするな‼︎」


 ニコラウスは自分の話を邪魔され苛々がここにきて爆発した。


「あぁ、そう言えば忘れてたわね」

「ニコラウス。やはりあなたが刺客なの?」


 マリアは如何にも前々から知っていましたと言ったら感じで話し始めだが話の詳細が読めたのは今のことである。サンディの話とニコラウスの正体を結びつければ自ずと事実は見えてくる。がしかしサンディの目はかなり冷たい。


「陛下、さぞ前々から知っていたと言った雰囲気を出すのはおやめください。みっともないです。」


「なんでバラすのよー。ケチなんか私がバカみたいじゃん」

「実際バカでは」

「無礼で処刑するわよ」

「その前に躾けますよ」


 マリアはイタズラに目を輝かせたがサンディの一言によりすぐ両手を上げる。


「負けたわ」


「お前ら!!人の話を!聞け!なんで殺そうとしているのにそんな平然としてるんだ!テメ!」


「私があんたに殺されると思う?」

「私もね、ニコラウスから逃げるのは得意だし」


 サンディの実力から持って知ればニコラウスを殺すことなど容易である。やろうとさえ思えばニコラウス既に死んでいる。


 マリアはいつも通りニコラウスから逃げればそう簡単には捕まる事はないだろ。マリアには、ニコラウスから逃げる用の隠れ家がたくさんある。ここギルド本部もそのうちの一つである。


 それにここにはサンディがいる。もしサンディが負けるのであればマリアであっても傷の一つや二つは必然的に付くことになるだろう。

 ついでに言えばグランドもいる。サンディに勝てる数人のうちの2人がここにいるその2人がやられることがあればマリアにできる事は限られてくる。


「ねぇ、ニコラウスあなたは結局何者なの?。ニコラウス本来の人格はなんなの?今の叫んでいるのが本来の性格?それとも大臣として大人しくしていたのが本来の性格なの?。」


 サンディの質問に口を噤む。


「・・・・・・」


 本人のうちでもわからなくなってきているのだろう。どれが本来の自分のなのかを。


 長年自分本来の性格に蓋をし大臣として偽の人格を本来の自分の人格と自分に思い込ませてきた。それが20年である。20年もの長い月日、偽の人格を自分の人格だと思い込ませ生きてきた人間がいざ本来の人格に戻ろうとするのは容易ではない。そもそも本来の人格すら覚えてないとこだってありえる。


 いつしか偽の人格が本来の自分だと思い込み、いや慣れてしまったと言った方が正確かもしれない。最初から自分の人格はこれであると心底に思ってしまった。一度心が認めてしまえば変えることは不可能であろう。


「自分でも自分の性格がわからなくなってたのねニコラウス。」


 口を閉ざすニコラウスの代わりにサンディが核心を突く。


「俺は俺だ!部外者は黙ってろ!」


 あんたも部外者だろと言った空気が流る、サンディはそれを口にしている。


「あなた。刺客として雇われたんでしょ。ならあんたも部外者って事じゃないの?。」


「煩い!あんたに関係ねぇだろ!」

「ありゃりゃ、とうとう言っちゃたね。じゃあ死んでもらおうか、ニコラウス。私は元大臣だからと言って容赦する気もない。どっちがいい、選べ。無惨にも一瞬で殺されるか、それとも四肢を切断されながら自分の悪行を後悔しながら死ぬまでの長い時間苦しむか、私は優しい。だから選ばせてやる。ここで決めろ。」


 穏やかに子を諭すような口調で正論を述べるが怒っている相手には正論など無意味なものであった。

 どのみち殺されるのだから抵抗しないはずがないが。


「サンディ!テメーに!指図される筋合いはねぇ!」


 ニコラウスは腰に備え付けた剣を抜き鞘を投げ捨てサンディに向かい走り出すがサンディはなんの警戒心も抱いていない。こんな奴に負ける可能性すらないと言った感じである。


「そう、無回答ね。なら私が楽しめる方を。全力で甚振ってあげる、うふふ」



なんでこういう奴ってぺちゃくちゃ喋るんだろな、

だって黙秘すれば手足もがれて吐くしかなくなるのに、あぁ、だから吐くんだな、痛いのは嫌だってことか。


普通こういう奴って毒とか持ってると思うのだが何故捕まる。捕まる前に死ぬのがお約束だと俺は思う!



ミドルネームについては後でいい名前が思いついたらというわけで


おさらば!


あと、面白くてもつまんなくても何かしら反応をいただけるとありがたいです。やっぱりね面白いのかつまんないのか自分じゃ判断できない。作者フィルターが入らからねまぁ万人受けするのはつまんないから良いんだけどね。


と言うわけで


どんな形でも良いので反応をいただきたい。そうすれば次につながるかも?

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