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強権政治は菅流

作者: 明日香狂香

 官房長官時代から、わかっていたことだと思うが、今の政府は菅流が蔓延している。


 表では知らぬ存ぜぬで、裏では指示に反抗したり苦情を上げた者には容赦ない。恥とかそういうものではない。自分の目標を理解せぬ者や障害になる存在は徹底的に排除する。それが怖いから、下の者も同じような振る舞いになる。


 彼には異議はすべて反論と映るのだろう。

「自分の考えは間違ってない。自分には能力がある。ないのは権力だけだ。」

 言葉の端々にこのような意識が見て取れる。たしかに独裁は国内に統率はもたらす。しかし、そこでの平和は、幸せを意味するかは別だ。


 船が山に登っちまっても、船長に従って下りてくればすむ。しかし、沈んだら個々の判断で脱出しないと死ぬ。今の政府は100人のうち10人が幸せなら90人には我慢してもらう政策を打つ。それでも、残りの90人のうちの10人が明日幸せになれるならいい。しかし、かれらはそういう夢を見せながら常に決まった10人が幸せを独占するようにしている。


 政府の言うことを聞いていても幸せになれない。そう皆が悟ってしまった結果が、今の状況だ。死なない行動から、死ぬかもしれないが後悔しない行動に変わってきた。それは怯えながら生きるより、楽しみながら死んでいくという幸せの価値感の変化なのだろう。

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