0歳編 転生したの?
0歳編スタートしました。
どうしよう〜ここ何処だよ!
「あぶあぶぶぶ」
赤ん坊は内心焦っていた。目が覚めたら赤ちゃんだったのだ、そりゃあ焦る。
よし、ここは冷静になって周りの状況から推理しよう。
天井にはシャンデリア、ベットに横になっている美しい女性、部屋の装飾品のかず……
…………ここどこだよ
昨日まで暮らしていたは場所とは全く違う。
そして赤ん坊になってしまっている自分がいる。
これってもしかして転生というやつなのではないか、私は昨日死んだのだろうか?
お約束的展開?
昨日の私をひたすら思い出すも死ぬ要素など何もなかった…布団に横になって一日を終えている。
うん、これ夢だ。ここまでリアルな夢は初めてだな〜と考えていると眠くなってきた。
眠りながらまた眠る、つまりは起きる?
そう思いながら眠りについた。
☆☆☆☆☆
何時間かたちまた青銀髪の男性が入ってきた。
「準備が出来た。雷成をつれていくぞ。」
私は抱き上げられ連れて行かれる。
大広間に行き私の紹介がはじまったが、私はどうでも良くなってきていた。
本来、働きたくない。寝て、食ってアニメや漫画をみて毎日だらだら過ごす事を目標に生きている。それが、私。
赤ん坊なら働かなくてすむし、たとえ夢だとしてもまた元の毎日がはじまるだけだ。だから、ここはひとまず寝よう。
目を閉じた時いきなり爆発音が鳴り響き悲鳴と共に数名が入って来てきた。
「動くな!」
一人が私のそばまで来て手を向けると魔法陣の模様みたいなものが浮かびあがった。
もしかして、魔法だろうかお約束的に
「我々はずっとこの時を待っていた。第一子が生まれれば重鎮達が集まる事はわかってたんだ!
我々はお達に滅ぼされた第1069惑星バーファンの生き残りだ。お前達だけは絶対に許さない、この恨みを今ここではらす!」
ん?惑星?恨み?
混乱するも恨みというワードから今自分は危ない状況にいるのではないだろうかと推測する。
「思い知るがいい、バーナーファクターーーー!!!」
「・・・・・・」
何も起きない。
「バーナーファクターーー」
「・・・・・・」
「バーナーファクターバーナーファクター
・・・何故だ!何故何も起きない!!」
バーナーファクターってなんだ?
バーナーファクター
「あぶぶあぶぶう?」
私が言うと手から同じ魔法陣が現れ光が放たれた。
光は焦っている相手の頬をかすめ窓を突き破り飛んでいった。
なんだあれ?
主人公はやる気のない性格になりました。