異世界へ
正直ネタ枠
森の中に一人の小さいお嬢様が居る。
少女の身なりはここら辺では見ないものだった。
顔立ちはとても良く、髪は整えられていた。
そんな少女の近くに...
「ガルゥゥゥ...」
前の世界では見た事のない大きな狼。童話に出てくるレベルだった。
そして、狼は少女に襲い掛かった。
「...」
しかし、狼は...
「きゃぅぅ~」
「あ...ちょ、ちょっと~」
一瞬で懐いたみたいだ。
「んもー...何かに見られてると思ったらワンちゃんか~」
少女は狼と戯れた。そして、中々狼は離れない。
「そ、そろそろ離れてくれないかな~」
離れない
「んんん...困ったなぁ~」
「.....!」
狼が何かに反応した。
狼の視線の先には...
「ぐへへへ....いい女がいるじゃねぇか」
「回そうぜ...ぐへへ...」
恐らく兵士と思われるのが来た。
「ガルゥゥゥゥ!」
「はわわ...」
「ぐへへへ...抵抗しなけりゃぁ痛い目に合わねぇぜ?」
「というかこいつ...絶対貴族だぜぇ?」
「だったら身ぐるみ剥いで俺達だけで楽しんだ後に売ろうぜ」
「えー...売るのかぁ?もったいないだろこの嬢ちゃん」
「そんなことよりもなぁ...先に楽しもうぜぇ?」
良からぬことを考えて居る兵士が三名。
「はわわ...怖いよぅ...な、何をする気なの...?」
「ぐへへ...とっても気持ちいい事だよ...」
少女は怯えている........表面的には
「さあ、おじさん達と遊ぼうか...」
「......芝居ほどめんどくさいのはないな~」
「え?」
「というか、完全にこの展開は某エ〇ゲー見たいなものじゃん...うわー...」
「な、何を言ってるのかな?」
「...キモいんだよ、クソ野郎!」
「...!?」
少女は爆発した。
そして、爆炎から一人の少女が現れた...
「けっ...どの時代もやっぱり兵士はそんなものかよ」
さっきまでの金髪の少女ではなく、銀髪で爆炎でなびくツインテール...
そして黒い軍服...
「さあ、来るんなら来いよ...俺にぶちのめされにな!」
赤眼で相手を睨む。
ーそして、時は巻き戻る。
「決めたぞ!」
俺の名前は湯島 響助。
普通の高校生だが、ある事故にあって一回死にかけた男だ。
俺はその事故が要因で脳の潜在能力を100%開花し一種の能力者となったのだ。
そして俺はいろいろ実験して都市伝説通りの能力が使えると分かった。
そして俺は、
「俺は夢だった異世界に行く!」俺はそう決めた。
方法は、空間をじることにより異世界に行けるが、その前に俺は...
容姿を変える!そう、男から女になることにした。今のままでもいいが面白みがない...
異世界を満喫するためにはやっぱり女の子になることが必須だと思った。
そう、俺は身体を変形が出来ることが分かった。いろいろなキャラで試したら想像したキャラでも変形出来た。
という事で、異世界に行く前にどんな姿になるかを考えよう。
取りあえず、考えたのは通常形態と別形態を考えること。
変形中はエフェクトとかで誤魔化そう。
という事で、通常形態を考えることにした。
「...まず、金髪がいい。あと身長は小さめ、そして軍服+フリルのスカートだな」
俺は金髪碧眼のイギリス系お嬢様を想像した。服装はイギリス軍の軍服+フリルのスカート。
すなわち、戦場を舐めてる系お嬢様で行こう。
「.....あー、あー....すごいな、やっぱり」
完全に女になってる。身体及び声帯は想像した通りになってる。
次に性格設定だ。このイギリス系金髪お嬢様は活発が似合うと思う。一度やってみよう。
「...私はエマ・シャルロット!よっろしくね~」
...自分で言ってて恥ずかしかった。
あと、武器も一様携行しておこう。
拳銃を形成するのだが、オートマチックで良いだろう。
次に...戦闘系を色々作っておこう...
ドイツ系、アメリカ系、ロシア系、日本系、イタリア系...
よし、これでいいな。
「...とぅぁ!」
念願の異世界へ、俺...いや、エマ・シャルロットは行ったのだった。
ー場面は戻りー
「何だでめぇ!ちっこい癖に!」
「俺達は兵士だぜ?勝てるわけないだろぅ!」
兵士が煽る。
「...勝てるかねてぇかは俺が決めるんだよっ!」
ドンッ!
「な、なにぃー!?」
銀髪赤眼ツインテールの少女が蹴りを繰り出すと兵士は飛んで行った。
「ふんっ!他愛ねぇな!それでも兵士か?あぁん!?」
「こんのやろぅ!容赦しねぇぞ!」
殴り掛かるが
「ふん、全然だな」
「なっ!?」
受け流された。
「とりゃぁぁ!」
「ごはぁぁ!」
もう一人倒れる。
「て、てめぇはナニモンなんだ!」
「俺か?俺は...プロイセン軍人のルイヒ・フォン・マッケンゼンだ」
「プロイセンだぁ?知らねぇな、そんなの」
「...ひとまず、貴様は眠っていろ。貴様も兵士だろう?主君に忠誠を誓っているのだろう」
「はんっ、忠誠?そんなの等に捨ててるよっ!」
「だからっ...無駄なあがきだつってんだろ!」
「ごふぅぅ!」
三人を退治した。
「ふん...この世界の兵士はこんなものなのか」
戦闘形態そのⅠ
ルイヒ・フォン・マッケンゼン。
容姿は銀髪赤眼ツインテールのドイツ系少女。ドイツ国防軍の軍服を着ており、身長は142cmである
戦闘スタイルは対人だと格闘だが、怪物相手はティーガー戦車などのドイツ軍の戦闘車両を使う。陸戦タイプ。
人格設定は、俺っ子でプロイセン軍人の誇りを持っており普段はカッコいいのだが乙女な一面もたまにある。
「...バレる前に戻っておくか」
木の陰でエマに戻る。
「あー、あー...よし」
ひとまず、状況確認をしよう。
現在地点は森。森の中で狼に飛びつかれて怖いおじさんにも絡まれて戦闘になったと。
狼はなぜかおじさん達にかじりついてる。
「がぅー」
というか、こんなところにこんな兵士が居るという事はこの兵士たちは敗走兵なのかもしれない。
ならば、近くの村が荒らされているもしくは近くで戦争が起きているとしか考えられない。
村の場合は最悪で、戦争の方はもっと最悪だ。
巻き込まれるのが一番嫌。せっかく念願の異世界に来たというのに戦争とか...嫌になる。
どっちかというと異世界ライフを満喫したいんだよ、こっちは。
まあ、お見苦しいところを見せた所でそろそろ移動しよう。
「はわわ...怖いおじさん達に絡まれて怖かったよぅ...」
そして、その後ろには兵士達が倒れているのであった。
次回、××××村