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マスカレイド 温羅  作者: 一等神 司
怪人 【材木】《コルク》
29/35

第十九話 四人全滅!温羅 最後の手段!

力技で四人を叩き伏せるサルヴァさん。

異様な空気に包まれた空間だった。

妖艶で美しいサルヴァが、その美貌に合わぬ威圧感を撒き散らしている。


「えいっ!」

重苦しい空気の中、護姫(ごき)が優雅に、それでいて鋭くサルヴァに突っ込んで行き、【破邪(はじゃ)白鶴(はくかく)(けん)】で突く。


「遊んで欲しいのか?」

と、馬鹿にする様に薄く笑い、護姫(ごき)の突きを軽くいなすサルヴァ。


「そりゃっ!」

そこに京児(けいじ)が横薙に【破邪(はじゃ)紺狼(こんろう)(けん)】を振るう。


「本当に懲りん奴じゃな」

と右手で剣を軽く払う。

そして

「そんな男は嫌いでは無いぞ」

と、隙きの出来た京児(けいじ)の首を左手を回して拘束する。


「はっ!離せ!」

と、京児(けいじ)が全力で逃れようともがくが、全く力を入れている様子の無いサルヴァから、逃れ出る事が出来ない。


「おりゃっ!」

と、(たける)がサルヴァの顔面に向けて、右手の【破邪(はじゃ)碧亀(へきき)(じゅん)】を叩き付けようとする。


「無粋な奴じゃな」

と、(たける)の攻撃を左手で受け止める。


それにより、京児(けいじ)はサルヴァから逃れ、体制を立て直す。


そこに……


ドゴッ!


サルヴァの右手の拳で殴り飛ばされた(たける)が、激しく京児(けいじ)にぶつかり、その衝撃で二人が一緒に勢いよく転がって行く。


「ぐぅ……」

壁にぶつかり止まった(たける)(うめ)き声を漏らす。


「負けるかっ!」

ダメージが少し回復した温羅(うら)が、上段から【破邪(はじゃ)牙斬(がざん)(とう)】を打ち下ろす。


バシッ!


「何度やろうが同じじゃ」

右手で打ち下ろされた【破邪(はじゃ)牙斬(がざん)(とう)】を難無く掴み、そう告げるサルヴァ。


そして……


ドガッ!


右手で引き寄せた温羅(うら)に左手で顔面に裏拳を叩き込む。


ドガシャ!ガシャッ!ゴロゴロ……


先程 フッ飛ばされて来た京児(けいじ)(たける)の近くまで、温羅(うら)は飛ばされた。


「あ…あ……」

四人で襲い掛かって、全員が一瞬で無力化され、立っているのが自分だけになり、混乱して動けなくなっている護姫(ごき)


「まだやるか?」

そうサルヴァが護姫(ごき)に告げる。


「あ……」

サルヴァの威圧でへたり込む護姫(ごき)


「さて、ここまでかのう……」

四人を見て言うサルヴァ。


「ま……ま…まだ……だ……」

フラフラと立ち上がる温羅(うら)


「俺が……日幡(ひばた)……さん……を……ま…守る……」

ヨロヨロとしながらも、護姫(ごき)の前に出て盾となろうとする温羅(うら)


「ば…馬鹿……い……言って……ん……じゃ……ねぇーよ……優美子(ゆみこ)を……守る……の……は……兄貴……の……俺……の……仕事……だっ!!」

ボロボロに傷付きながらも、歩いて温羅(うら)護姫(ごき)の前に立ち、サルヴァと対峙する(たける)


「な……なに……を……いっ……言って……いる……しみ……市民……を……守る……の……は……けっ……警察……官……の……しっ……仕事……だっ!!」

フラフラと立ち上がり、ヨロヨロと温羅(うら)達三人のマスカレイドの前に立ち、サルヴァと対峙する京児(けいじ)



「ふん……愚かな者達よ」

鼻で笑いながら告げるサルヴァ。


ドゴッ!

ガゴッ!

ズドッ!

ゴンッ!


一瞬でサルヴァの姿が消えたかと思うと、鈍い音を残して、四人の背後に立っているサルヴァ。


「ごふっ!」

血反吐を吐いて倒れ込む京児(けいじ)


「ぐふっ!」

腹を押さえながら、倒れた京児(けいじ)の上に倒れ込む(たける)


「うっ……」

続いて温羅(うら)も膝をついてヨロヨロと仰向けに護姫(ごき)に寄り掛かる様に倒れる。


「あ……あ……」

護姫(ごき)も力無く倒れた温羅(うら)に重なる様に倒れる。




「終わりじゃな」

倒れた四人を見下す様に言葉を吐き捨てるサルヴァ。





「離して!離してよ!」


そこに鬼が捕まえた女性を連れて来る。


「何じゃ?適性者か?どれ?」

そう言うと、【変化帯(へんげたい)】を女性の腰に巻くサルヴァ。


「なっ!?何をするの!?」

女性は抵抗をしようとするが、鬼に羽交い締めにされてて、(あらが)えない。


「おぬしにはコレを挿してやろう」

サルヴァは一枚の【変化札(へんげふだ)】を取り出した。


「や……やめて……」

怯える女性。


「や……やめ……ろ……」

と、京児(けいじ)が言葉を絞り出す。


「ほれ、魔族になれ」

変化札(へんげふだ)】をバックルのスロットに挿し込む。


「やっ!やめろっ!」

温羅(うら)が何とか叫ぶ。



「うぁーーーーーーーーっ!」


黒い霧を纏い、その身を怪人に変える女性。


変化が終わると、そこにはコルクを全身に貼り付けた様な怪人となっていた。


「ここまで制圧してあれば、魔器(まき)の怪人のお前でも勝てるであろう。後は任せたぞ」


そうコルク怪人に告げると、サルヴァは鬼達を従え移動して行く。


「ま……待て……に……逃さ……ん………」

フラフラと立ち上がって言う温羅(うら)


「ふん……逃さんじゃと?おぬしらの状態を考えて言葉にせよ」

鼻で笑って言うサルヴァ。


「ま……まだ……まだだ……まだ……やれ……る……事……が……あ……る……」

何とか言葉にする温羅(うら)


「きっと……まだ……強く……なれ……る……」

そう言いながらフラフラと温羅(うら)は立ち上がり……


そして、【玄武(げんぶ)】の【変化札(へんげふだ)】を取り出して、バックルの左側のスロットに挿し込む。

圧倒的強者のサルヴァ。

しかし、諦めないマスカレイド達四人。

そして、温羅は三枚目の【変化札(へんげふだ)】をレイドして最後の強化を試みます。

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