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マスカレイド 温羅  作者: 一等神 司
怪人 【乗物】《バイク》
21/35

第十四話 レイド朱雀 破邪炎嘴矢連射!!

【変化札】の邪悪側のランクの名称が変わります。

変更前 → 変更後

【魔化】→【魔器】

【魔物】→【魔獣】

この様に変更します。


勢いで書き始めたので、まだまだ設定の詰めが足りませんでした。

ご愛読頂いている方々には、ご迷惑をお掛けします。

m(_ _)m

「ふぅ………」

「これで、魔族の偵察に使えそうな式神を作成終わりましたね。後は、命令して……と……」


心の中で白神(しらが)が命令をすると、数十もの式神が、一斉に行動を起し、隠れ神社から出て魔族の偵察に向う。


それと入れ替わる様に、雉の式神が一体 戻って来た。


「魔族を見付けたのか?」

と、白神(しらが)が問い掛けると、

テーブルに広げられた岡山県の地図に舞い降りる雉の式神。

そして、一点を(くちばし)で突付く。


「そこか……かなり遠いな……」

電車の駅で言うと、備前山門駅が最寄りだった。


17歳の高校生の白神(しらが)は、移動手段が限られている。

今は、公共交通機関を利用するか、県庁から借り出された電動補助付きの自転車で、移動をするしか無い。

しかし、公共交通機関を使って移動したら、電車やバスを降りたなら、その後は歩きになるので、現実的な移動手段は、自転車しか無い。

将来的には、警察組織と連携が取れる様に、茨木(いばらぎ)知事が交渉をしてくれているそうだが、まだ実現していない。


神宝(しんぽう)さん 日幡(ひばた)さん 魔族が現れたので向かいます。離れているので、帰りは少し遅くなると思います」

と、二人に告げて、自転車に乗る白神(しらが)


「(頑張って行きますか!)」


と、心の中で気合を入れる白神(しらが)だった。






その頃 ランバの命令で適性者を探している鬼達とバイク怪人は、人の多い岡山駅の方向に向かって進んでいた。


しかし、岡山市民は、テレビなどで異変を知り、極力 外出を控えている。

その為 鬼達はなかなか適性者と出会わない。

しかも、連れているバイク怪人は、怪人態で歩かせれば、身体が重くて動くのが遅いし、バイク形態にさせて走らせると、自分達が追い付けない。

仕方が無いので、怪人態でゆっくり移動している。






白神(しらが)が魔族退治に出掛けた後の吉備津彦命(きびつひこのみこと)の隠れ神社では、日幡(ひばた)が【化身帯(けしんたい)】と三枚の【変化札(へんげふだ)】、【赤狐(せきこ)】と【白鶴(はくかく)】と【緑狸(りょくり)】を眺めて、一人で悩んでいる。


「四神の【変化札(へんげふだ)】は、取り敢えず白神(しらが)君が使うから、持って行ったけど……」

と、さっきからずっとブツブツ独り言を呟いている。


化身帯(けしんたい)】を使える者が増えたら、大幅な戦力アップになるが、日幡(ひばた)の事が好きな白神(しらが)は、日幡(ひばた)が戦いに加わる事に反対で、

神宝(しんぽう)は、化身して戦わないまでも、【化身帯(けしんたい)】で式神を使役して、戦闘のサポートをして貰うだけでも、白神(しらが)の負担が少しでも軽くなると考えている。

三人で話し合ったが、答えが出ずに、どうするのかは日幡(ひばた)の意思に委ねられた。


それからずっと日幡(ひばた)は悩んでいる。


「どうしよう……うーん……でもなぁ〜……うーん……」


日幡(ひばた)が決めるのは、まだまだ時間が掛かりそうだ。








「いや、格好良いと思いますが……」


その頃の左京は岡山県警本部で報告を行っていた。

化身して怪人化されていた者を救助した事などの報告だ。

その際に、化身後の名前を【京児(けいじ)】とした事も報告したのだが、

「何故 そんな名前にしたんだ?」

と、片山警視に言われ、不快感を示していた。


片山警視と一緒に報告を聞いていた他の県警幹部も、

「いやいや、京児(けいじ)は無いだろう……」

と、片山警視に同意する。


「私の名前に(きょう)の字が入りますし、警察官として化身するんですから、ケイジって語呂的にも良いですし……」

と、反論する左京。


「まぁ……良い。手に入れた【変化札(へんげふだ)】は、必ず吉備津彦命(きびつひこのみこと)の隠れ神社で浄化して貰う様にな」

と、左京に指示を出す片山警視。


「はい。後で持って行きます」

と、応じる左京。


「それと、白神(しらが)と言う化身をする者との連携も大事だな」

そう左京に命じる。


「はぁ……」

あまり納得いっていない感じの左京。


「どうした?」

と確認する県警幹部。


「いや、化身出来るとは言っても、一般人ですから……私が化身 出来る様になったので、白神(しらが)と言う人物は、必要無いかと……」

と、答える左京。


「化身に使う【変化帯(へんげたい)】の(ランク)が違うだろう。(ランク)が一つ違うだけで、倍以上の戦闘力の違いなのだから、お前の使う【化身帯(けしんたい)】と【魔神帯(まじんたい)】とでは、四倍以上の差になる。それで、一般人だからと、この状況で手伝って貰わないのは、戦力を大きく削る事になる。解っているのか?この事実を?」

と、左京の言葉を全否定する片山警視。


「まぁ……そうですが……」

と、納得いかない様子の左京。







その頃 白神(しらが)は、やっと適性者捕獲を目的とした魔族の一団を発見した。


「あの感じでは、バイクの怪人かな?それだと回避が苦手な犬王(けんおう)だと、体当たりされたら大ダメージになるかもなぁ……」

「遠距離攻撃の雉王(ちおう)か、回避の得意な猿王(えんおう)が、今回は合ってそうかな?」

「まだかなり離れているから、雉王(ちおう)で先制攻撃をしてみるか……」

そんな独り言を言いながら、怪人に相性の良い戦い方を模索する白神(しらが)


「化身!」


《マスカレイド ウラ チオウ》

腰のバックルが輝き、鬼の(めん)と装束をベースとした、雉の赤い半面(はんめん)と緑の胸当て、白地に茶色の羽根模様の防具の【雉王(ちおう)モード】に姿を変えた。


左の掌を半面に持って行き、右手の人差し指で、鬼や怪人を指差して……


「面の裏の怒りを受けてみろ!」


そう叫ぶと、カード入れから朱雀(すじゃく)の【変化札(へんげふだ)】を取り出し、バックル右側のカードスロットに挿れる。


《レイド スジャク》

言霊がそう告げると、右肩に朱雀(すじゃく)の顔を模した半面が肩当ての形に変形して付き、左手の弓が形を変えて行く。

変形の終わった後の弓は、アーチェリーの型をしていて、矢も連射可能になっていた。


「おーっ!スッゲェーーーッ!きっと相性が良いだろうと、雉王(ちおう)のモードで、朱雀(すじゃく)の【変化札(へんげふだ)】をレイドしてみたけど、こんな風に大きく変わるんだ!?」

大喜びの温羅(うら)


「それじゃ退治しますかねぇ〜」

と、言い、

アーチェリーの形に変形した【破邪(はじゃ)雉翼(ちよく)(きゅう)】を、構えると……


ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ!


鬼の群れに矢を連射する温羅(うら)

簡単に全ての鬼を一掃する。


「さて、じゃあ最後にバイク怪人だね……」

と、バイク怪人に狙いを定めようとすると……


ドンッ!


と、バイク怪人が前に倒れ込むと、バイク形態に変形した。

そのまま高速で温羅(うら)に突っ込んで来る。


「よっと……」

と、宙を舞い、軽く避ける白神(しらが)

朱雀(すじゃく)】の【変化札(へんげふだ)】をレイドした事で、移動速度や回避の力も上がっている様だ。


着地と同時に、バイク怪人に狙いを定める温羅(うら)

その時に、破邪の力も込める。


「必殺!破邪(はじゃ)(えん)()()連射(れんしゃ)!!」


ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ!


そう温羅(うら)が叫びながら矢を連射すると、矢は激しい炎を(まと)い、バイク形態のバイク怪人に向かっていく。


「うぉーーーーっ!」


全ての矢は命中し、バイク怪人は身体から黒い霧を出し霧散させると、革ジャンを着た大柄な男に姿を変えた。


白神(しらが)は化身を解くと男に走り寄り

「大丈夫ですか?」

と声を掛ける。


「あ……はい。助かりました……」

と、意識が少し朦朧(もうろう)としながらも、白神(しらが)にお礼を言う男。


【乗物 バイク】の【変化札(へんげふだ)】を拾いながら、白神(しらが)

「県が準備した避難所が有ります。一緒に行きましょう」

と、バイク怪人だった男性に告げる。


「はい。ありがとうございます」

それにお礼を言うバイク怪人だった男性。


「(確かに怪人と化身に選ぶ【変化札(へんげふだ)】の相性って大事だな……)」

と、今回の戦闘で、強く感じていた白神(しらが)だった。








その頃の日幡(ひばた) 宣明(のりあき)は、と言うと……


「おーーーい!優美子(ゆみこ)ぉーーーっ!」

と、家から出て近所で、大声を出しながら、優美子(ゆみこ)を探していた。

徐々に白神(しらが)が【変化札(へんげふだ)】の使い方を学んでいきます。

ある程度 学んだ後に、小さな変化が有る予定です。

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