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季節の小説

散りゆくものへ

作者: 紙本臨夢

 きっとこの世界に永久はない


 いずれは皆、散りゆくことになる


 今、私も散りそうだ


 あなたをずっと見ていたかった


 だけど、もうだめ


 冷たい感触が私を蝕んでしまう


 そんな私をあなたはどう思うかな


 きっと、あなたは私に気づかない


 あなたにとって、私は些細なこと


 私の想いなんて、あなたは知らない


 だけど、それでいい


 私はあなたの日常の一部となっているのだから


 それがわかるから怖くない


 痛いし、辛いけど


 あなたはクシャッとした顔で笑っている


 新しい衣に身を包み


 新しい気持ちを抱いている


 だけど、最後に触れたいな


 今までずっと見ていただけだから


 手を伸ばしても、あなたに届かない


 もう、願うしかない


 散った私にあなたが触れてくれることを

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