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したごしらえ

屋敷に戻り、エリたちは屋上に出た。

アンジェラは何か探してるようだ。

『え〜と…どれだっけな〜?…あった♪』

アンジェラがレバーを下げ、警告ランプが点灯する。

屋上の一部が開き、対空ミサイルのランチャーが下から上がってくる。

『マリーは、自動だから大丈夫って言ってたわね。じゃ、私は海岸にクレイモアをしかけてくるからエリとアン姉は武器を集めてきて。』

『はいは〜い♪んじゃ、エリちゃん頑張ろうね〜。』

アンジェラはエリを連れて下に降りる。


一方、その頃エレナ&サーシャチームは

『このレバーを…よいしょ!』

ブザーが鳴り響き大きな扉が音を立てて閉まる。

『これで大丈夫と…エレナ〜そっちはどう?』

エレナが大声で話す。

『放水バルブもちゃんと開けたよー!これで、戦車も入ってこれないね〜!』

この島は海底にトンネルがあり、本土と繋がっている。そしてこちら側から閉めてさらに内部を海水で満たせば車では入ってこれない上に中から開けることも出来ない。

『よし…じゃあみんなのところに戻ろっか。』


そしてエリたちは…

『エリちゃ〜ん!そのケース全部取って〜!』

エリはアンジェラに大きなケースを渡す。箱には英語でペリカンと書いてある。

『あと、重いけどアモ缶(弾薬箱)も持ってと…、こんなとこかな?早いうちに撤収しよ〜。』

『ねぇ…アンジェラさん…。私の銃はどこ?』

『このケースの中に入ってるよ〜♪安心してね!』

そしてアンジェラは軽々とケースをたくさん抱えて持っていく。

エリは二つ持つので精一杯だ。


マリーの元に全員集まる。

『さっき衛星写真見たけど…かなり激しい戦闘になりそうよ。見ただけでも強襲揚陸艦が10隻迫ってきてる、どうも相手は政府だけじゃなさそうね。』

サーシャが質問する。

『つまりさっきの船は政府のじゃなかったってこと?』

マリーはそれに応える。

『みたいね…かと言って民間軍事会社程度の規模じゃなさそう。もっと大きな…』

ドーーン‼︎

爆音が鳴り響く。

『クレイモアが起動した⁈奴らが来るには早すぎる…もしかして!』

リリーが続ける。

『彼女達ね…アン姉、アレ持ってきてくれた?』

アンジェラが細長いケースを渡す。

『これだよね〜、はい!』

『…ありがとう。今度こそ決着をつけるわ。』

エレナが心配そうにリリーに話しかける。

『お姉ちゃん…。ほんとうに"フーちゃん"と戦わなきゃダメなの…?私、フーちゃんとは戦えないよ…』

リリーがエレナを抱きながら答える。

『大丈夫…お姉ちゃんがフーと戦うから…』

どうやら彼女達は、エリにはまだ言ってないことがあるらしい。

しかし、エリは今聞くことはできなかった。

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