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間違いさがし

『ちょっと待って。』

エリがローレライの話を遮る。

『私が聞いた話と、あなたが言ってることが結構間違ってるところがあるんだけど…。

私はリフレインが不死なんて聞いてないし、それに小島エリの行方不明?

小島エリは死んだんじゃないの…?』

ローレライは軽く笑みを浮かべる。

『ふふふ…間違えてるのはどちらかな?不死というのは再生能力が高いことを言っただけよ。あと、小島エリの行方不明。そう、小島エリは死んでない、リフレインがストレスなんかで死ぬわけないでしょ?』

エリは問いを続ける。

『じゃ、5歳で15歳近くまで成長するというのは?小島エリは3歳で孤児院に預けられたんでしょ?』

ローレライは、まだ笑みを浮かべている。

『そう、だから預けられたの。

3年間でそんなに成長する子供なんて気味が悪いでしょ?…本題に戻っていいかしら?』

エリは違和感を残したものの、頷く。

『まず一つは、"あなた達は人間ではないこと"。

私の父親も研究チームもあなた達は人間の突然変異かと思っていたの。でも違かった。

人間にあるはずの染色体が存在しないの。それどころか、血液も特殊で"血液型が判断できない"の。』

『でも、容姿は人間そのもの。つまり…


あなた達は新人類なのよ。』

エリはショックを受けた。しかし、自らをクローンと知った時ほどではなかった。すでに自分は人間ではないのだから。

『そして、二つ目は"リフレインの生産数は7体"ということよ、これに関しては私もよくわかんないの…。だって、あなたとフレスベルグに、リリー。あとは、アンジェラ、ニコラ、サーシャにエレナ。そして…オーバーロード。どうして8体いるのかしら?誰かがまた生産したとか、もしくは秘密裏に1体余分に生産したのかわからない。とにかく、7体しか生産されてないのは事実よ。』


『そして、最後に…オーバーロードについてよ。あなたはR-105のことは知っているかしら?』

エリは首を左右に振る。

『オーバーロードは最後に作られたリフレインよ。そして、最も強いリフレイン。実は彼女に関する資料の一部だけ発見できたの。そこには衝撃的な内容が記されていた。』

『彼女の再生能力は、ニコラを上回るうえ、戦闘力も最高の戦闘力をもつアンジェラよりも高い数値を叩き出してるの。そして驚くことに…サイコキネシスが使える。つまり手を使わずに物を動かせたりできるの。』

ローレライは下を向く。

『この戦闘に介入してないみたいだけど介入されればニコラですら彼女を倒すことはできないわ。でも…彼女に関する資料、いいえあなた達リフレインに関する資料全てがこの研究所の奥の扉に収容されているの。そこに、彼女に立ち向かえるヒントがあるかもしれない…

そして、その扉を開けるのに小島エリの遺伝子コードが必要。つまり小島エリの完全コピーのあなたの遺伝子コードが必要なの、だからあなたを拐ったの。』

その時、奥の扉からニコラがあらわれる。

『…ペントハウスの連中は全滅したみたいですわ。…彼女達が来る前にはやく扉を開けましょう。』

ローレライは時計を確認する。

『全滅⁈200人はいたはずよ、どうして…。』

ニコラがこたえる。

『…フレスベルグの洗脳が解けたみたいですわ。…そして、オーバーロードがとうとう姿を現したようですわ。』

ローレライは目を見開く。

『それならいそがないとね…。ニコラはエリを連れて、一緒に"扉"まで行くわよ。』

エリはニコラに強引に引かれる。


エリは早く助けが来ることを祈るしかできなかった。

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