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雪月花  作者: 茶葉風味
29/42

地区大会

空は相変わらず青いままで、僕の心を憂鬱にさせる。


周りは何だか騒がしい。


今日は夏季大会。


現在の三年生にとっては最後の大会。



そろそろ夏帆さんの出番だ。


大会と言ってもこんな小さな島だ。

応援団が合戦をしている訳もなく、淡々と競技は進んでいく。















パン!






どうやら始まったようだ。


三人の選手はどんどん進んでいく。



400メートルという距離だ、あっと言う間に終わってしまった。


僕は夏帆さんの順番とかはどうでもいいと思った。


三人の選手は最後まで走りきったのだ。

本人達も全力を出し切った事だろう。


悔しそうな姿や嬉しそうな姿を遠目に確認し、僕は競技場を去った。



「あの子、続けてくれてたんだ。」


ほとんど関わりの無くなった彼女の姿は、なんだか眩しく感じた。





バス停に着き、空を見上げた。


まだ昼前だった為、突き刺すような暑さも変わらない青い空も少しの変化もなくそこにはあった。



















「おつかれー!眠いんだけど・・・。」


「夏帆はハシャギすぎ!」


「愛しい彼が来てた事がそんなに嬉しいかね・・・。」


大会も終わり、萌と由美と私でお疲れ様会って事で、お茶をしに近くのファーストフード店に来た。


「ち、違う!ほら!一位になれたじゃん?だから!」


「そういえば、あんた練習の時いつも最後だったからね・・・。」


由美はなんとか誤魔化せた。

呆れたような顔をしていたが。



空を見上げていた彼が、なんだか今まで以上に遠くの存在に感じた。

だから、憂鬱な気分を変える為大はしゃぎしたのだ。



地区大会が終わり、次は県大会だ。

この結果で彼に想いを告げるかが決まる。


その後も私達は迷惑な客として話し続けた。












大会の後なのに疲れを感じなかった事を不思議に感じた。

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