表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雪月花  作者: 茶葉風味
20/42

お喋り

12月25日。


今日はクリスマス。

本当はイヴの方が聖夜って言うくらいだから、めでたいのだろう。


しかし、プレゼントをあげたりするのは25日。

つまりクリスマスだ。


僕の選択は当たっているはずだ。



「なんか、不思議だね。」


「うん?なにが?」


食べようとしていたハンバーガーを片手にひかりが呟いた。


「だって、沖縄の石垣島だよ?東京から飛行機で三時間もかかるんだよ?」


「うん。ど、どうしたの?」


「不思議だなぁって、東京にもファーストフード店なんてたくさんあるのに石垣島も変わらないなんてなんか不思議じゃない?」


確かに、ひかりはたぶん地方限定品みたいなものを期待していたのだろう。

しかし実際は、何も変わらないということだろう。


僕も石垣島に来た時は多少は驚いたのを覚えている。

生活も何もかもがテレビで見た沖縄とは違っていたからだ。

幼い僕はテレビドラマをそのまま鵜呑みにしてしまっていたからだろう。


ゆっくりとしているのは変わらないが、学校でよくある虐め、嫌がらせといったものはやはりどこに行っても変わらなかった。



「次、どこ行く?」


ひかりの声に僕はまた考え込んでいた事に気づく。


「あ、風強いけど海行く?」


「海?行く!」


その後、僕達はゆっくりと食事をして、次の目的地へと向かった。















「風強いね!」


「寒いしね!」


僕達は近くの港まで歩いて行き、海に着いたのはいいが、風が思ったより強かった。


「違うとこ行こっか!」


「うん!」


結局、海には5分も居なかった。












「あはは。石垣って風強すぎだよ!」


「久しぶりだから強く感じるだけだよ。」


今僕達は、バスに乗っている。


向かっている場所は僕の家だ。

















バスに揺られて30分ほどで僕の住む吉原に着いた。


「ただいま。」


「お帰りなさい、高志。」


「母さん、藤原覚えてる?」


「あぁ、小学校の時の・・・。」


ひかりを母さんに会わせると妙に気が合ったらしく、話し込んでしまった。




「今日、夕飯食べていって。帰りは送るから。」



女の子のお喋りは長いと感じていたがここまで長く感じたのは初めてだ。

3時間も玄関で話をしていた二人も暗くなるにつれて寒さを感じてか、部屋に入った。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ