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06 側室

「公方様。さこ殿の裏に問題はありませぬ」


源兵衛が調査結果を報告中。


あの時パッと思いついた娘について、雑談中に口からポロリ。

食いついたゴローちゃんから式部を介して和田さんに話が流れ、甲賀衆から伊賀衆へと広がる情報。

そして伊賀衆の報告を拾った服部さんが源兵衛に指示してこうなった。


組織内の報・連・相が円滑そうで何よりですな。

どちらかというと人の口に戸は立てられぬ、って感じだけど。


「実父は先ごろ死去した宇野下野守。播磨赤松家の連枝ですが、家は傾き追加の支援は…」


見込めないと。

播磨の国は摂津のお隣が故に色々錯綜。

移り変わる情勢に色々見越して中央に伝手をと送り込んだ娘。

彼女は無事に将軍の侍女となったはいいものの、肝心の実家が斜陽傾向。


「付き人は一名。下人は取込済みにて、対応は容易と存じます」


頼れる後ろ盾のない娘。

帰る場所もないので一生懸命働いていたところ、何と時の将軍様に見初められるという快挙を成し遂げた。

これぞ正に、ジャパニーズシンデレラストーリー!


…だったら普通にハッピーエンドのお話なんだけどねえ。

しかし残念、今は殺伐とした乱世なのであった。


「では公方様。例の件、宜しいですな?」


「うむ。くれぐれも内密にな」


「御意」


実直そうな源兵衛が、初めてニヤリと笑った。



* * *



速報!

宇野浅次郎の縁者、佐古殿が側室に上がる。


なんと宇野下野守と宇野浅次郎は遠縁らしい。

播磨の名門と伊賀の国人に意外な繋がりが!


将軍家に色小姓と側室が入ることで、宇野家はさぞ権勢を誇るであろう。

心ある幕臣たちは心中穏やかでは居られない。


しかし安心材料もある。

宇野氏は播磨では衰退の一途を辿っており、伊賀では名もなき一土豪に過ぎない。

だから権勢を誇る者は最低限に留まるはず。


さらに噂ではあるが、浅次郎と佐古殿は何故か仲が悪く、顔を合わせることがないという。

同じ場に居合わせることがないことから事実である可能性が高い。


これには幕臣たちも一安心。


ならばとまずは側室を応援し、早く御子をと願うばかり…。



* * *



式部と藤英にそれとなく聞いたところ、側室の件は特に問題視されてないようだった。


「公方様。そろそろお眠りになられますか?それとも…」


寝所で私の胸元にあるのは側室に上がった佐古。

宇野下野守の娘は【さこ】といったらしい。

側室に上がるにあたり、名に漢字を当てた。


「さこ殿のことは残念でした」


「…お主が佐古だ。間違えるでないぞ」


佐古殿はアザミちゃん。

さこ殿はもういない。

そういうこと。


不安要素は早めに摘むべき。

裏で蜂屋衆と繋がりを持っていた事実は重い。

奴らは山陰方面の影。

果たして出所は?

スパイを泳がせるのも手ではあるが、今回は時機がちょっとね。


彼女は立場を買われたのだろうけど、切り捨てやすい存在でもあったらしい。

ちょっと突けばあっさり引いていったとは完了報告をしてきた源兵衛の言。


それはそうと、側室が護衛を兼ねるって最強だと思うんだよ。

少なからず医術も修めてる優秀なクノイチ。

だがばれてはいけない。

出自がどうのと勘繰られるのも面倒だし。


詳細まで知ってるのは源兵衛や服部さんなど、伊賀衆でも一部のみ。

あとは幕臣に数名。

トップシークレットって奴だ。


おいそれとは使えない作戦だったが、今回はタイミングが良かった。

不幸中の幸いとか怪我の功名に近いけど。


「あと口調、どうにかならぬか」


「なりませぬ」


人格すら区切ってるかのような見事な使い分け。

流石はクノイチである。

あとは負担を掛け過ぎないよう源兵衛に頼むしかない。


いや、ある程度たったら浅次郎を消せばいいのか。


アザミちゃんはアザミちゃんが本体な訳で、近侍するために用意された存在が宇野浅次郎。

愛妾佐古殿が誕生した今、その他は闇に葬るべきかもしれない。



* * *



諸侯の支援を得た幕府は急速に勢力を回復しつつある。

そして軍事力の大部分を担う織田家は畿内の平定に力を注いでいた。


「よって此度は若狭の無法者、武藤めを征伐致したく」


若狭では義弟が亡くなって久しく、朝倉家の支配下にある。

私とゴローちゃんの甥っ子は若狭武田家の現当主だが、越前に逗留している。

庇護の名目だけど、実際は若狭支配を円滑に進めたい朝倉家による軟禁だ。


出来れば手元に保護したいが、今はちょっと難しい。

度々ゴローちゃんを通じて救援要請を受けている。

何とかしたいと常々思ってはいたのだが。


さて若狭国の武藤征伐だが、これは見事な建前。

本命は朝倉家に対する牽制と楔と打ち込むことにある。

なんせ征伐対象であるはずの武藤さんだが、彼への根回しは済んでいるのだ。


根回しに活躍したのはゴローちゃん。

この手柄により、若狭武田家は主権回復への一歩を踏み出した。

私も甥っ子のために協力したい。


ただ問題と言うか心配事が一つ。

朝倉には近江浅井家との強い繋がりがある。

信長の妹婿とは言え、一応確認した方がいい気もするんだ。

何か嫌な予感がするんだよ。


こういう勘は馬鹿にできない。

だから信長に話してみたんだけどね。


「…浅井備前守は我が義弟にて、心配は無用にございます」


「備前守がそうでも家中はどうじゃ。引き摺られることはないか?」


「義弟は若くとも浅井家の当主。さよう軟弱ではございませぬ!」


少し怒ったように反論する信長。

流石は身内大好きっ子。

妹婿への信頼感が凄い。

実際、浅井長政は有能だと思うけどさ。


「隠居や一族を担ぐ者はおらぬと?」


浅井家は家を守るため、そして勢力を拡大させるために周囲を大いに利用してきた。

今は織田家についてるけども、過去には六角家と朝倉家の間を行ったり来たり。

かと思えば美濃一色家と縁付いたり織田家と縁付いたり。


個人よりも家が重視される時代が故、当代は違うという主張は通りにくい。

これといった実績もないし。


何より、身内が信用ならないのは我が足利家が存分に証明している。


その辺りをやんわりと説明して問い質す。

結構大事なところだから。


軍事力を織田家に依存している現状、信長に万一のことがあれば本格的にヤバい。

いや、信長が戦上手なのは知ってるよ。

でも不安の芽はガンガン摘もうぜ?


「公方様がそこまで言うなら止めませぬ。しかし、某は義弟を信じておりまする」


半切れで信長が居直った。

彼はこう言っている。

確認するなら幕府で勝手にどうぞ、と。


将軍は疑ってるけど、義兄は違うよ信用しているよってアピールかい。

これでもし違ったら幕府への不信感が強まり、信頼してくれた信長への依存が強まる。

違ってなくても信長を怒らせるのは大変宜しくない。


ここで信長とギクシャクするのも不味い、か…。

仕方がない。


チラッと横を見る。

視線の先で心得たと仁木爺が頷いた。

流石、長老は頼りになるなあ。


「ここは浅井殿と織田殿の縁を信じましょう。どちらにしても後備えは必要ですからな」


表立って警戒するのは止め、後詰を厚めに用意する。

牽制程度でも多少は違うだろう。

今回は信長の顔を立てた形で決着。


ちなみに仁木爺はもう結構なご高齢。

伊賀国守護職だが現地に赴くことはほとんどない。

常時在京。

すこぶる高い格式及び教養をもって公家や寺社との折衝、地方からの使者への対応を任せている。

外務大臣か官房長官みたいだね。


また、今回のように荒れそうになった場を収めるのも上手い。


空気を読む力が高い式部と兵部、そして昭高などが共に仁木爺の下で勉強中でもある。

残念ながらゴローちゃんには無理そうだった。


「左馬頭の言、もっともである。よかろう、出陣を許す。抜かりなく頼むぞ」


「御意」


織田家による若狭征伐、からの朝倉攻めの発端が此処に決した。

若狭が落ち着いたら武田家の処遇を改めて考えないとな。

要衝だから信長が欲しがるかもしれん。

敦賀で満足してくれないかな?


「(源兵衛、後で部屋に)」


後方で頷く気配。

表がダメなら裏側で。

基本だぜ。



* * *



征討軍が越前へ攻め入ったタイミングで浅井家が蜂起。

若狭経由で越前へ進軍していた織田家は袋のネズミに、…ならなかった。


浅井家離反の速報は信長のもとへ。

しかし義弟の裏切りを信じようとしない信長は、続く第二報でドヤ顔を決めた。


蜂起した浅井軍から一部が離反。

当主は居城で籠城中。

浅井家の与力衆は右往左往。


おっと信長君、大事な義弟がピンチだぞ。

ドヤ顔決めてる場合じゃない。


配下に素早く指示し、与力衆への対応も。

そして自身は同盟者の徳川さんと一緒に長政の下へ…。


今ココ。


「浅井家の内情については不確定ですが、追って情報が入ると思われます」


服部さんたちが頑張ってくれたので多少マシな結果になったと思う。

そういや今回の仕事、服部さんの長男が入ったらしい。


服部市平保俊。


顔合わせはしないと言われたが、気になるね。

しかし長男も服部半蔵ではないんだなあ。

どこにいるんだろう。

それとも半三がハンゾウなのだろうか。


「以後はこれまで同様、源兵衛を通しての報告となります」


今回は緊急だからと久しぶりに服部さんが報告してくれた。

ありがとう、助かるよ。

そして元気そうで何より。


そういや最近、ようやく仁木爺が養子をとった。

六角家の流れを汲む義秀君。

彼の同僚に服部弥太郎って人がいて、槍の名手だともっぱらの評判なんだが。

これが服部さんの三男らしいんだよね。

やっぱりハンゾウではない。


いや、服部一族にはいつもお世話になってます。

今後ともヨロシク。


「報告大儀。茶漬けでも食べて行くがよい」


「ありがたき幸せ。では、これにて」


服部さんはニンジャだけど、ちゃんとした幕臣でもあるので表裏両面から報告出来る。

今回は表の使者として来たから相応に労った。

通常の影、裏側だと金子を渡して終わりとかになるらしいよ。

伊賀衆であれ甲賀衆であれ、そんな淡々とした対応したことないから伝聞だけど。


アザミちゃんや源兵衛はニンジャで裏側だけど、私の直臣だから対応はまた異なる。

作法格式って面倒だねえ。


ちなみに仁木爺の佐々木家を継いだ義秀君。

彼は伊賀守護の跡取りとして現地活動中。

主な仕事は伊賀衆の取り纏め。

それから秘密作物の管理監督。


今はシイタケがメインとなっているが、これが馬鹿にならない利益を生む。


私の個人資産になるが、実際に栽培してる伊賀衆たちに一部を渡しても余りあるほどの利益。

これは凄い。

そりゃ秘密にするさ。


資産はいくらあっても困らない。

自分で使うだけじゃなく、家臣たちへの褒美にもなるしね。


最近、伊賀衆からの忠誠度が上がってるのは気のせいではないと思う。


ちなみにシイタケ栽培方法の出所については内緒である。

差し当たり御仏が枕元に立って云々ということにしてる。

元僧侶だった分、信頼性は高いんじゃないかな?

知られると興福寺が騒ぎそうだけど、まあ何とかなるだろう。


栽培方法もそのうち広がるだろうけど、しばらくは秘奥として独り占めする所存である。


次は甲賀衆へ秘奥を授けようと画策している。

石鹸とかいいね。

まとめ役は和田さん…は忙しいから、彼の弟とかに頼もうか。


「さて公方様。こちらへの対応、如何なさいますか」


服部さんが去って広間に残ったのはゴローちゃんに三藤、あと昭高。

ゴローちゃんと式部、そして昭高は本家が大名。

だから色んな話が舞い込んでくる。

面倒ごとが多い。

今回届いた書状もちょっと面倒くさい。


出所は丹後一色家。


内容は当主の弟を将軍の側仕えに推挙するというもの。

別段おかしなことじゃないし、大名の親族が近くにいるのは悪いことじゃない。

信長の兄・信広も在京してるし。


問題は式部こと一色藤長。

彼は一色式部家と通称される丹後一色家の分家。

長らく将軍に近侍して、それなりの待遇を得ている。


そこに本家が割り込んでくると感じたら待ってるのは亀裂でしょう。

式部から本家に要請したのなら話は別だけど、実際違う訳で。


ついでに今回の推挙を断ることはできない。

断ったら一色家と幕府の関係がおかしくなる。

今の幕府としては、由緒正しき守護大名一色家との関係維持はとても大事。


なんせ現在、明確に幕府寄りの守護家は限られているからね。


伊賀国は仁木爺こと佐々木義政、養嗣子の義秀親子。

我が義弟である三好義継の河内半国。

昭高の兄・畠山高政が治める残りの河内半分と紀伊の国。


そういや畠山高政が昭高に家督を譲りたいとか言ってたなー。

却下だ。


織田家や浅井家は守護職を辞退したし、徳川家もしかり。

そういや信長は斯波の家督も辞退してたな。

お陰で流浪の斯波義銀をこっそり匿うことになった。


幕府寄りの姿勢を見せてる奴らは他にもいるけどね、中身はどうだろうか。


という訳で、一色家の申し出は受けるしかない。

あとは上手く調整することが求められる。

そこが面倒くさいんだヨ!


「受け入れるしかあるまい。まずは式部が差配せよ」


「御意にございます」


本家分家の関係は難しいが、先輩後輩の序列は明確だ。

側近である式部を立てるように指示すると、彼もまた満足そうに頷き控えてくれた。


人間関係ってホント面倒くさい。

疎かにできないから余計に疲れる。

しかし将軍たるもの弱音は吐けない。

あとでアザミちゃんに元気づけてもらおう。


やっぱり佐古よりもアザミちゃんの方がいいな。



* * *



北近江の混乱は随分と長引いた。

手元にあった北近江守護の家柄、京極高吉にも誘いの手が来たようだが断らせた。

火中の栗を拾うこともあるまいて。


結局、浅井家は分裂した。

現当主・浅井長政に従い織田家と同盟を続ける勢力。

織田家との対決姿勢を打ち出して朝倉家と同盟する勢力。


「備前守の方が分が悪うございます。しかし殿は裏切者を必ずや討滅する所存」


「そうか。弾正忠にはくれぐれも用心するよう伝えてくれ」


「承知しました」


「大隅守、その方が居てくれて助かっておるぞ」


「もったいないお言葉。これからも懸命に努めまする」


在京する織田信広から状況を報告された。

信長の兄っていう肩書は凄く外聞がいい。

当人も温和で理知的ながら、意外に武功もあるので重宝している。


信長不在の折、ホントに助かってるよ。

これが若い頃は信長に反逆したこともあるってんだから驚きである。


感謝の意を込めるとともに、箔をつけるために官位を奏上してみようか。

公家らとの親交も深めてるみたいだし、不要ということもないだろう。


もちろん信長に打診するのが大前提。

自分からヒビを入れていくスタイルだと困るじゃ済まない。

下手すりゃ死ぬ。

ようやく最近はざわめきも抑えられてるのだから。



* * *



寝所。


最近は佐古殿と一緒に寝ることが多い。

添い寝するだけでも安心感が違う。

もちろん側室として、やる時はやる。

どちらでも凄く安心できる。


徐々に影が薄くなってきた宇野浅次郎は今、義秀君の補佐として伊賀に滞留中。

このままフェードアウトしていって、必要な時だけ都合よく現れる存在になって欲しい。


「公方様、お聞きしても宜しいでしょうか」


「なんだい」


アザミちゃんも慣れたもの。

心利きたる伊賀衆が周りに増えてきて、多少ならず砕けた物言いが可能になった。


もはや私の希望通り、アザミちゃんが佐古殿でいるのは表だけ。

その表だって側室はあまり出てこない。


源兵衛には感謝してもしきれないぜ。


「正室は迎えられないのですか?」


正室かあ。


「近衛家や日野家の状況がな」


朝廷の実力者、近衛前久は実は従兄弟に当たる。

十四代義栄の将軍擁立に協力したせいで蟄居処分となった。

追放という意見もあったけど、義継君を許してるのにちょっと不公平かなと。

そのうち許すつもりだけど意外と機会がなくて…。


「適当な娘を養女にでもすれば良いじゃありませんか」


一方で日野家は亡兄が頑張って支えていたが、何度も断絶の危機に瀕している。

今は広橋家からの養子が継ぐ予定なのか、もう継いでるんだったか?

つまり嫁を差配する余裕などない。


「織田家から、というのはどう思う?」


「頭がおかしいと思います」


失敬な。

まあここ数代、養女を含めて公家以外の正室はいない。

突飛に過ぎるという考えも分かる。


「弾正忠と縁付けば、色々都合が良いと思うのだがのう」


理解度の高いアザミちゃんでも厳しいとならば、理想の実現は夢のまた夢。

だが私は諦めない。


信長と親戚になる案、案外悪くないと思うんだよ。

もっと肝胆相照らす仲になりたいし。

幕府運営の安定化にも、引いては私の安全にも繋がるはず。


そんなことを身振り手振り示しながら話してみた。

するとアザミちゃんの表情がどんどんといけない方向に進んでいき、最終的には盛大な溜息と共に片手で顔を覆ってしまった。


「アザミの素の反応が見れて、余は嬉しい」


素直に心情を語ると再び盛大な溜息をつかれてしまった。

本日二度目、しかも連続である。


「まあ仰ることは分かります」


「おお、わかってくれたか」


「分からないではない、が正確でしょうか」


頬がほのかに紅潮してるのは照れてくれたのか、あるいは盛大な溜息のせいなのか。

前者だととても嬉しいが…。


「問題山積。対処の目途はついているのですか?」


「あ、いや。そこは…」


言葉を濁すと、やはりと呆れられた。


メリットは大きいと思うが、デメリットも相応にあるっぽい。

この時代で慣例から外れるには多大な力が必要だ。

それを成せる者を風雲児や麒麟児などと呼ぶのだろう。

良い意味でも悪い意味でも。


将軍たる私がそれを成せるのか、はたまた成してよいものか?

悩みは尽きない。


しかしアザミちゃんの膝枕を堪能していると、そのまま寝入ってしまった。


膝枕最高説。

史料を読み解いて偽書を作るのが物語の醍醐味。

偽書を元に作品とするのも楽しいものですが、ある程度定説を知っておかないと詰まることもあります。

定説が史実とは限らない場合もあります。


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