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土属性魔法

スキルで適当にいくつか覚えた魔法だったんだけど、レベル1の時は、使えないなぁって感じだった。火属性魔法とか消費魔力2でマッチくらいの火を10秒くらい出すのが限界だったからね。それでも火をつけるには重宝したけど。そんなレベル1だと使えなかった魔法達だけど、レベルが上がったら随分使えるようになった。

最もレベルの上がった土属性魔法。土属性魔法は、地面を操ったり、鉱物を生み出したり、岩とか生み出して射出できる魔法だ。最もレベル1の時は、地面に10センチくらいの土の山を作ったり、砂を生み出したり、直径2センチくらいの石を作って時速50キロくらいで射出する程度の力しかなかった。そんな程度の魔法なのに消費魔力2とか使いにくいことなかったんだけど、レベル4ともなれば全然違う。2メートルくらいの壁を作り、金属を生み出し、直径20センチはある岩を時速100キロくらいで射出する。魔物討伐には、ほぼこれ使ってるね。火属性魔法だと、山火事の危険があるからね。


というわけで、魔物討伐に来ました。ここら辺の魔物はあんまり強くないので、今じゃヌルゲー。

今日の獲物はスライム。スライムは、粘液状の魔物で、攻撃すると体が千切れるが、少しの量ならちぎれた部分が戻ってきてまたくっ付く。一定以上の攻撃をすると、その再生機能が機能しなくなり、体力がなくなったことになり死ぬ。ヌメッとしたイメージ通り、水辺にいることが多い。生き物の死骸とかを分解して食べてる森の掃除屋的な魔物だ。

今の俺が拠点にしている洞窟から、5分くらいの池まで来ると、スライムが三匹ほどいる。物陰から隠れて、土属性魔法を放つ。名前がないと何とも言えないから投擲魔法と名付けるか。ドンッドンッドンッ!とスライムに着弾。

「ピギャ!」「ピギィ!」「ピデブッ!」

微妙に違う断末魔の叫びを残して死んだ。何か世紀末のスライムがいたような…?まあ良いとして、脳内にテレレッテッテッテーとファンファーレがなり響く。レベルアップしたようだ。スキル成長率補正のおかげで、3日くらいでレベル10になりそうだから、土属性魔法魔法だけさっさと上げちゃおっかな。


思えば、あらゆる作品で土属性魔法ってチートな気がする。ゴーレム作ってフルボッコしたり、ミスリルとか凄い金属作ったり、一晩で城壁築いたりとか、チートには事欠かない能力だよね。

土属性魔法のレベルを上げると言っても、やるのはただの魔法を使うだけ。だけど、消費魔力が減ったり、威力が上がったりするのはやってて凄い楽しい。レベル10になったらやっぱりチートだったよ。


まずゴーレム。100体くらいの人型ゴーレムの同時制御に成功。しかもそのゴーレムが総ミスリル製。ファンタジー世界にありがちな凄い金属達。作れたのは、ミスリル、アダマンタイト、オリハルコンの3つで、ミスリルが一番柔らかく、オリハルコンとアダマンタイトは硬さが超硬く、同じ硬さなのに重さが違う。重さで潰すタイプの武器作りたいならアダマンタイト。速さも求めたいタイプのレイピアとかを作りたいならオリハルコンって感じだな。どっちのが良い金属かっていうと決められないな。ゴーレムの話に戻すと、ミスリル製ゴーレムなら100体ってだけで、アダマンタイトかオリハルコン製ゴーレムだと30体くらい。巨大ゴーレムとか作ると、ミスリル製なら30メートルくらいで、他は20メートルくらいの大きさ。まだ、俺自身の魔力が少ないのでこのレベルだが、魔力が限界まで上がったら、500メートルくらいの巨大ゴーレムとか作れそう…


次に、地形操作。これが、土の壁を作ったり、地面に大穴を開けたりできる魔法だ。これも俺の魔力の成長によって変わるが、今現在の魔力だと、直径30メートル深さ100メートルの大穴を開けたり、高さ10メートルくらいの壁を500メートルにわたって作ることができた。



次に金属生成。ゴーレムとかの魔法で作ったり金属は、魔法を解除すると消えるけど、こっちは消えない。作るとなるとあんまり量は作れなくて、1日に30kgってところ。


最後に、投擲魔法。これは割と自由度の高い魔法で、弾の数や種類、大きさ、初速度を帰ることが出来てカスタムするのが楽しい。弾数重視だと、アダマンタイト製の直径3センチくらいの弾を毎秒15発、初速度1500m/s、だいたい150発くらいかな。攻撃するときは、球が重い方が威力が高いので基本アダマンタイト製。威力重視だと、アダマンタイト製で直径5メートルくらいの球をさっきと同じくらいの速度で放つ。このレベルになると試し射ちですら被害が尋常じゃないからやらないけどね。



今までスキルレベル上げるためだけに空中に空撃ちとかしてたけど、そろそろ魔物でも狩りに行くかな。

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