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「女性は自分よりも子を命をかけて守るものなんだ!私は一度それで妻を失っている!ララまでまた…」
と声を詰まらせた。
そうだったわね。
オリバー卿と引き換えに、奥様は息を引き取ったのよね。
軽率な発言だったわ。
「ごめんなさい。子も私自身も必ず守りますから。ブルーも私たちを守ってください。ね?」
私は抱き上げてくれているブルーの頬を手の甲でさすった。
とりあえず医者には帰ってもらい
「部屋で横になりたいので運んでください」
とブルーに頼んで連れて行ってもらった。
なんだか過保護みたいに私から離れなかったあの時のブルーが、戻ってきたようだった。
私にお茶を入れたり、過剰に温めようとして何枚も毛布をかぶせたり、お腹の子供のために読む絵本を明日用意させるといったり…
今からこんな慌てっぷりで大丈夫なのかしら。
今夜は帰らずに隣で私の様子を見守るとか言うし…心配性みたい。
まあひとまず今夜は泊まってもらうのがいいわね。
お父様との話し合いはもうどうでもいいなんて言ってるけど、濡れ衣がどうとか言ってたし、いつまた追手が来るかわからないから解決しないことには安心できないし。
シャーロットの様子も気になるから、今日は一緒に眠って明日また話し合おう。
吐き気どころではなかったけど、安心したらまた復活してきたし、眠くて仕方ない。
寝る前に少しだけ教えてもらったんだけど、お父様はブルーの剣技の師範だったみたい。
秀でた剣の才能をもっていたんだとか。
幼い頃から仲がよかったから、オリバー卿が王宮騎士の見学ができるようすぐ取り計らってくれたみたいで
「今思えば、そのおかげでリビーは男性にしか恋できないことを知って、ララと結婚しなかった訳だからこれで良かったのかもしれない」
なんて言っていた。
「もう早く休もう。ララにもお腹の子にも影響があってはいけないんだから」
そう言って腕枕をしながら、私が眠りにつくまでお腹を優しくさすってくれた。
良かった。
分かり合えて、また愛しあえて良かった。
助けに来てくれて良かった。
ちなみに、あまりにも私の行方がわからなかったのは、お父様が追手にばれないように手を尽くしていたせいだったみたい。
私のことをこの一ヶ月死ぬ物狂いで探してくれていたらしくて、とても嬉しかった。
ブルーの想いが分かってよかった。




