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嬉しすぎて感極まって涙が出そうになるから、唇をキュッと結んでこらえた。


「もういいだろう。抱かせてくれ。会えなくてどれだけ苦しかったと思ってるんだ」


「…わたしも…」


「男爵夫人になることが目的ではなく?」


「それは口実で…ずっとブルーが好きだったんです」


「そうか」


ブルーはやっと笑ってくれた。

久しぶりに見れたブルーの笑顔にまた心臓が壊れそうなくらい痛くなった。


「それでね…お腹に」


「ああ、注いだらいいんだな」


「違っ…」


ブルーが私の服を一瞬でまくりあげて直接胸に触れてきた。


「やっ…待って!」


両手で胸を鷲掴みにされて、私は慌ててブルーの手を掴んだ。


「また嫌がるフリだね」


「あっ…待っ…ちが…」


口に含まれて、力が抜けそうになる。

本当はこの甘美な口付けに酔いしれてしまいたいのだけど…


「赤ちゃんがいるの!!」


流れてしまっては困るから、つい大きな声を出して言ってしまった。


ばっと顔を上げたブルーは表情が一瞬固まったけど、みるみる怒りの形相に変わってわたしの両肩をぐっと掴んだ。


「痛っ…」


「誰との子だ?そういえば…平民と結婚するとか言っていたな…リビーが用意したのか?」


「ブルーの子です!私はブルー以外としたことありません!」


「は…?」


ブルーの手から力が抜けて、やっと肩の痛みが消えた。

もう、怖すぎる!


「私の子…?」


「そうだって言ってます!もう!どうして疑うのですか!酷いです!」


私が手紙にそんなことを書いたから、疑われても仕方ないのに、他の人に抱かれたなんて思われた事実がショックでそう言ってしまった。


「…医者は…まだ帰ってないはずだ…」


顔を青くしたブルーは私の体に自分の羽織っていた上着を被せると横抱きにして部屋を飛び出した。


シャーロットを診終えて帰ろうとする医者を玄関先で見つけると必死に呼びかけた。


「妊娠しているんだ…!馬車が倒れた衝撃で、お腹の子に何かあったかもしれない!悪いが急いで診てくれ!」


「ええと…」


医者は私の顔をチラッと見たあとに、ブルーを見て言った。


「先ほどお嬢様には説明しましたが、お腹を打ったような青い腫れもなく、痛みも怪我も熱もなく、血も流れていないので、大丈夫かと思います。ただ今後血がでたり、強い腹痛を感じた時にはすぐに呼んでください。定期的に伺いますから」


「定期では痛くなったときにすぐ診れないだろう!?毎日みないと…ああ、わたしの家なら侍医がいるのに」


ブルーの尋常なく心配する姿は嬉しかったけど、ひとまず落ち着かせたくて


「大丈夫です。しっかり子を守りますから、安心してくださいな」


と微笑んで言った。


けど更に目をカッと開いてブルーは言った。

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