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お父様が、おかしい。


「ララ、お昼ご飯食べられる?」


「食後のお菓子は?」


「散歩は倒れてしまうかもしれないから、お花が見たいのなら私が連れて行ってあげるから」


そう言って横抱きにされたまま、私とお父様は庭園にきて花を見ている。


周りにいるメイドたちはみんな同情や心配の目で私を見ていて、お父様のこの行動も″優しい義理の父によるもの″だと思っているようだった。


いや…どう考えてもおかしいでしょう…


3つや4つの小さい幼児ならわかるけど14歳なのよ?


抱っこしながら花を見るなんて。

もっとおかしいのは、諦めると決めたのにドキドキしてどうしようもなく嬉しくて喜んでしまう私なんだけど!



「そうだ。夜はララが好きなさつまいものスープにしよう。まだあっさりしたものしか食べてはいけないと医者に言われているからね。」


「あ…ありがとうございます閣下」


こんなに優しくされると戸惑ってしまうわね。

早く2人きりになってこの行動についてシャーロットに色々聞きたいのにお父様が側から離れないから聞けやしない。



夜ご飯を終えたあと、湯浴みに向かうタイミングでやっとシャーロットと話ができると思ったらお父様に引き止められた。


「今夜も、私の部屋へおいで」


「はい?」


私は怪訝な表情でお父様を見てしまった。


「ああ、忘れてしまったんだったね…。実はララは1人で眠れないから私の部屋でよく話をしていたんだ。ね?バトラー」


お父様は執事を見て、執事も

「左様でございます。旦那様へ肩揉みもされていらっしゃいました。」

と肯定した。


ああ、まあ確かに寝る前のハグとおでこキスとか一通りの儀式をしてもらっていたわね。

びっくりした。

自意識過剰だったわ。

夜の誘いかと思ったじゃない。






でもこれは自意識過剰でも何でもなくてお父様の目の奥は熱をはらんでいて、私が思った通りの意味で言ってきていた。

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