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翌朝、目を覚ますとなぜか私は服を着ている状態で、夫婦の寝室のベッドに横になっていた。


「お嬢様おはようございます」


ずっとそばにいてくれたのか、柔らかい声で笑顔のシャーロットが挨拶をしてくれた。


「おはよう…なんか色々聞きたいんだけど…いい?」


「もちろんです。」


昨夜の夢のような出来事について聞くと、シャーロットは全て教えてくれた。


私が夜這い後に果ててしまったあともシャーロットは寝ずに扉の前で立って見張ってくれていたらしい。

明け方に物音がしたと思ったら、ガウンにつつまれた私を閣下が横抱きにして部屋を出てきたとのこと。


そしてシャーロットは清拭の手伝いを促されたので、了承すると閣下が私を運び、シャーロットも卿と私の夫婦の寝室へとついていった。

2人は濡れたタオルで清拭をし終えると、閣下は着替えを頼んだ後今回のコトを誰にも口外しないようにお願いしてきたみたい。


まあ、想定内ね。


「それで、私はどれくらい寝ていたの?」


「あれから3時間ほどでしょうか」


「そう…ならまだ朝なのね」


「はい。それよりお嬢様、昨夜はおめでとうございます。妊娠する可能性が高いのですからこれから2週間は体を温めて、無理をしないようにしましょう。」


「ええ。きっと宿ってくれたと思うわ。本当は今夜もしたかったけれど、きっともう同じ手は使えないでしょうし、これにかけるしかないわね。」


私はそう言うと両手で口元を抑えて


「もーっ幸せだったーっ」


と叫んだ。


「はい、詳しくお聞かせください」


「あのね、閣下ったらすごいの。もう36にもなるのに筋肉質で素敵だったの。胸板はあついし、腕は太くて、指なんてゴツゴツしていてね。」


シャーロットは最後まで微笑みながら聞いてくれた。


「今から子供の名前を考えないと…あ、その前に閣下に会わなきゃ。ちゃんと可哀想な私を演じないとね。」


私は顔を洗うと、シャーロットに着替えを手伝ってもらった。


歩くと股がズキッと痛んだけど、幸せな痛みだった。

痛みが昨日のことは現実だと教えてくれたようで嬉しかった。


まだ耳に閣下の息遣いが残っていて、起きてからも余韻に浸ることができた。

顔を見なくて本当に良かった。



私はシャーロットと共に閣下の部屋へ行くと軽くノックをした。


「ララでございます。」


返事をするより先に閣下は急いでドアを開けてくれた。

私は顔を見た瞬間に、自分の顔を両手で覆って謝罪をした。


「申し訳ございません…!」


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