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第1話 プロローグ


「いや…ごめんなさい…許してください」


試したいのなら白状するからやめてほしい。

これ以上傷つける場所がないくらいに心臓は傷ついてるの。


「何がごめんなさい?」


やっぱりバレてるのね。


「嘘をつきました…」


「ああ、君は嘘つきだね」


呆れられてしまったと思ったら、いきなり胸にキスを落とされた。


「ひゃあっ…なん…」


「本当はこうしてほしいくせに、口ではやめてなんて言うんだからね」


「そっそういう意味の嘘では…」




「愛しているよララ」


「ーーー」



1番欲しかった言葉がいきなり降ってきて、閉じていた目も口も開いた。

今何て言ったの?


「愛してる」


何も言葉が出ない代わりにじわっと目に涙が溜まった。










****************



これは、私、植物博士ララによる閣下への愛の籠絡術のお話♡



****************




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