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第四話

岩手県から静岡までゆっくり泳ぐこと3時間ようやく静岡近海までたどり着いた、ここから空を飛んで行こう。

私の目的地は、富士山近くにある自衛隊演習場だ。

あそこなら迷惑かけるのは国だし私の巨体でも降りれる場所だ、しダンジョンも作れるし、あそこで竜の体を置いとけば周りの人も安心だろうし。

そういえば、人間時代の子どもの頃演習見に行ったな~。今もやってるのかね。

っとついた、このスピードだと少し喋るだけで着くよね。

まずはダンジョンから、面倒だし向こうの家持ってこよ、一層が魔法草や、魔法鉱石の発生場所にして二層は私の寝床にすればいいや。

ダンジョンの作り方は異空間に部屋を作ってそこに土なんかを置くだけ。

鉱物は私が魔力で産み出せばいいし、草も魔力で一定数にするように設定すればいい。ほんとは魔物を倒すと手に入る魔核からコアを用意して周囲の魔力を吸収しないと維持なんてできないけどそこはさすがドラゴン、存在がコアみたいなもんだからダンジョン内にいればダンジョンを維持してくれる、勿論魔力を産み出すだけだから、魔方陣で設定しないと駄目だけど。

そんなことやってたらヘリが来た。少し遠くにいるし一台だから報道ヘリかな?あま、邪魔しないなら別にいいか。

よし!ダンジョン作成完了!えっ?早い?だって向こうで作った家をこっちに持ってきただけだし、庭として使ってた一層を少し改層するだけだしそこまで変わらないよ?広さを半径50キロにしただけだし。

さて、あれから4時間たったし混乱もそろそろ落ち着いたかな?

なら体を竜人にしようかな?「人形と違うのか」って?人形は魔力で作った偽物の体に意識を移したもので強い力が使えない、名前もヒトガタではなくニンギョウだしホントに着ぐるみみたいなもの。

竜人は、肉体を変えて人に近づけたもので竜の力がフルで使える。

ただし、放出魔力量が減るため大量の魔法を一度に放てない、羽と尻尾、角が生えてる。

私は、戦闘はドラゴン形態、生活や細かいことは竜人形態、斥候として人形を使ってる。

竜人になったし私がやることは…まずは私が壊した交差点付近の物の対処からだな。

あれはまずい戦闘の意志有りと思われる。

転移してすぐに直さないと。

あれ?人がなんか喋ってるけど何言ってるかわからない、日本語じゃない?…いや違うわ、文字は日本語だし多分数百年日本語喋ってないから忘れてるだけだわ、日本語の漢字も全然わからないし。

会話どうしよ、テレパシーの魔法で言葉を伝えられるけどあれ精度悪いんだよな…。

例えば私が相手に「魔法」とテレパシーで伝えた場合、相手の知ってる言語に伝えた言葉と同じ意味かそれに近い言葉が頭に流れる。

日本語と英語で言うと「魔法」が「マジック」に翻訳されて意味がわかるけど「発泡酒」はその単語が無いから意味が通じないのと同じ感じ。

そもそもテレパシーは相手に魔力がないと使えないし、相手に無理やり情報を伝えるから相手に負荷がかかるし。

まっ、先に交差点から直そう、後は図書館でも探して勉強しよう。



Side大原

ソウリュウは静岡県近くの海から出て冨士の自衛隊演習場に止まった。

海外に行ってくれれば良かったんだがな…。

自衛隊演習場へ降りた竜は装飾された門を設置、大きさは竜が通ってきた光の輪と同じ大きさの物、そして装飾された門がでてきた時点で竜が何かしらの文明を持っている事が確定した、即座に冨士にいる自衛隊約10名の交渉隊を派遣、刺激しないために車での輸送をして向かったが遅く、門の中へ入っていった。

かの門は5メートルの厚さしかないため中に異空間があるとされ、交渉隊は待機、夜営地を建造をしよう…としたタイミングで門から竜が出現、体を光らせたと思ったら人に似た姿へと変化、そして渋谷のスクランブル交差点へと瞬間移動をし、壊れた建物や道路をどんな方法か一瞬にして修復、現在東京の上空40メートルを飛行しており会話は試しているが現在無視をされ続けている。

「報道局へ伝えてヘリによる報道を中止させろ!刺激しかねん!それとあれが上空通過中は車を止めさせろ!急げ!」

「大原さん中国とアメリカから交渉団を派遣したいと!」

「暴れる可能性があるためこちらの交渉が終るか自身の領土へ入るまで待ってもらえ!」

現在、対策本部は阿鼻叫喚の地獄絵図だった…わけではなかった。

何故なら、あの竜が作った門は自衛隊の土地であり、周りに住人がいないため被害避難指示や電話対応が少ないこと、壊れた物を直した所から敵意が無いと考えられることで余裕が生まれたからだ、後大変なのは外国の対応くらいでそれ以外は余裕を持って対応していた。

「後はあいつの目的と交渉ぐらいか…。会話は通じてない様だし絵による対話を試してみるか?」

「大原さん!ソウリュウが速度を上げました!北西の方へ向かっています!」

「何?速度は?」

「現在600キロ!少しずつ上昇しています!」

追跡は困難か!

「警察署や消防署の防犯カメラを上に向けて監視の目を広げろ。」

何故急に移動をしたんだ?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 設定は面白い [一言] 誤字などなく、読みやすい 面白そうだが、まだ4話なので、 続きを期待
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