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第二

Side大原

「皆さん見てください!渋谷のスクランブル交差点にて突然光の輪が現れました!正体は不明、現在調査中とのことです。現在半径500メートル内は避難区域に指定されており自衛隊なども派遣されるそうです。定点カメラの10分前の映像です、ご覧ください何もない所が光ったと思ったら輪を形成、空中で静止しております。この光景に目を奪われたドライバーが5人事故を起こしました。番組は画面右端に常に定点カメラの映像を映しておきます。確認し、国の指示に従ってください。スタジオへカメラを戻します!」

「ありがとうございます。さて宮本さん、これはなんだと思いますか?」

「そうですね~。私の予想と…」

テレビを見るとこの話題で持ちきりだった。周りでは、警察や役人が忙しそうに歩き回っている。

突如として生まれたこの光、他国の裏工作か、テロ組織の犯行か、はたまた別の理由なのか、何もわかっていない、なのに電話の対応や自衛隊の派遣、調査チームの設立などで忙しかった。

「大原さん、どう見ますか?」

私の秘書が話しかけてくる。

「わからん、放射線なんかは検出されてないのが幸いか、どちらにせよ正体がわからなければ何もできん。一部では魔法だという者もいる。魔法だというならこれを起こした存在がいるはずだ。もしかすると知性があるかもしれない。」

「対話をするつもりで?」

「出来るとは思わないがな。それに総理の意向によっては最初から戦闘になる可能性もある、鬼が出るか蛇が出るか…。どちらに転んでも対処できるようにしなければ……?あの光少し大きくなってないか?」

「えっ?」

「あそこの窓最初は見えてた気がするんだが…。」

「テレビ戻します!、リモコンは!?」

『五分前に戻します。』

やはり大きくなっている、これは報告されてないが、気づいてないのか?

「念のため調査班へ連絡をしといてくれ。」

「わかりました。」

今は他国も動きは無いが、ずっとではない、人を送ってくる。

それまでに優位に立てないとな…



3日後

あれから3日たった。光の輪はさらに大きくなり横30メートル、縦40メートルの卵形になってきた。

現れた交差点から半径一キロを避難区域に指定し五百メートルは避難命令が下された。

国の意向としては念のため防衛網を作り、もしあそこから何かが出てきた場合人形以外は全て破壊することが決定した。

私は…それには反対だった。

何かわからないものであり、もしあれが知的生命体が起こしたものだった場合戦争に発展しかねなかった。

しかし国連の意向で破壊が決定、総理もそれには賛成しており変わることは無かった。

そして、その時はきた、突然光が点滅し始めたのだ。

10分ほど点滅したあと中からトカゲのような顔が出てきた、続いて恐らく前足、胴体と出てきた辺りで破壊命令が下された、百台の戦車から放たれた120㎜滑腔砲が約60発以上当たったが…無傷だった


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