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地球転生  作者: かづっぴ
組織入隊編
9/14

第七話 訓練事変その1 〜異変〜

エビルドルの施設案内画終わった。結構、いやかなり大きい組織なので自室もあった。だが基本グループでの共同生活をするそうだ。エビルドル入隊から1年は特殊訓練があり、めっちゃ優秀なら飛び級できて任務を与えられるようになる。わずか10日で任務をこなすようになったやつもいるらしい。今日は特殊訓練初日だ。

「よう緑井、訓練だぞ?ついてこいやボケナス」

 なんじゃコイツ……。やたら偉そうだな。

「お前は何やっとんじゃァー!」

 横から小柄な青年が蹴り飛ばす。

「ごめんごめん、コイツ九ヶ月訓練受けただけで飛び級できたからめっちゃ偉そうにしてんの。多分君の方が強いからダイジョーブだよん!」

 は、はぁ。


「やぁやぁ諸君、私の名は軽川啓。今日、初日から5日目まで実践訓練だ。ここ、南部大森林に生息する魔物を狩り、討伐数が多い上位5グループがグループポイントゲットだ。普段やっているのは北部だったんだが、なんか消え去っちまったからな。任務をこなすには100ポイント貯める必要がある。一年訓練したら貯めてなくても卒業!じゃあ頑張りたまえ」

 おもしれー!やってやるよ!

「じゃあ行動開始!」


仮装霊(ディスガイス)みっけ!〈火炎斬(ファイアスラッシュ)〉!」

《なんで俺を使わん!》

 お前なしで戦いたいしバレたらめんどいだろ?だから。

 《仕方ねーな》

 先頭に立って魔物を狩っていく。ちなみにグループは5人で俺、多田雷斗、成川光子、三河翔、細川蘭田だ。左から雷使い、光使い、A.R.(オールラウンダー)、呪術師。

「オメーだけ活躍すんなよ、〈雷砲閃(エレキバイト)〉!」

 多田が月影熊(ムーンベア)を焼く。成川は[光剣(ライトソード)]で豚族(オーク)を斬っていく。三河はA.R.(オールラウンダー)なので剣と銃を駆使して戦っている。短剣を振り回しながら小型の自動式七属性拳銃を撃っている。細川は魔物の居場所と分析、そして俺らへのサポートだ。2位だ。一位は――

『やあ君たち、君たちは2位で――って何するの――』

『ようオメーら。俺はグレズ・アスヴィスト。外国人だがスカウトされてきたんだ!言ってなかったがお前らは特別班・2号だ。今、1号に負けてんだ。頑張れ――』

『ハイハイ、ごめんね緑井君。期待してるよ。』

 と通信がくる。騒がしいやっちゃな。

「よしっ!許可出たっぽいぞ。」

《嘘つけ!》

「うおーー、〈黒式霊崩斬ブラック・メモルスラッシャー〉!」

 敵を討伐しまくっていたが、目立ちすぎるとマズイ。どうしたものかな……。

《大丈夫だろ》

 まぁいっか。

「か〜ら〜の〜、【混食】ッ」

 とりあえず食っていく。

「いいこと思いついた!」

 そう言って俺はヴィーストをヴィーストで【混食】し、食った。そして取り込んだのを【還元】でエネルギーにし、それを飛ばす。そして飛ばしたエネルギーをさらに【還元】し、食う。

「成功っ」

《やるじゃねーか。【混食】をアップデートしてこの性能を取り込むぞ。》

 勝手に能力を【混食】しやがったぞコイツ……。まぁいいや。呑気なことを考えていると、髪の整ったなかなかの美青年(イケメン)がいた。

「お前、特別班か?」

「おう」

 そしてそのイケメンが数十個のビー玉くらいの大きさの魔力の塊を出す。それらが青白く光り、一直線に飛んできた。なかなかキレイだな――ってやば!コイツ多分1号だぞ。

「あっぶね!」

 そう言いながら避ける。しかし避けた先にはイケメンが待ち伏せしていた。

「死ね……」

両手に持った刀を高速移動させ、4本の刀へと増えた――ように見えた。

「黙りな根暗野郎!」

 魔流刀で撃ち返しながらさりげなく悪口を言う。いきなりスピードが上がる。本気(マジ)の斬り合いが始まった。まぁ当たっても【形状変化】で傷は治るけど。まぁいい。

「〈青白光打(フォールクルス)〉」

 さっきの攻撃をもう一回してくる。

「ふっ!」

 避ける。たまに食う。しかしなぜか押され始めた。

《自色気〔青白〕のせいだ》

 ゲットできる?まぁやってみるしかないな!

そうして【形状変化】で背中からヴィーストを出し、翼状にして後方へと飛んでいく。

「……逃げる気か?」

「うっせー!」

《よしいけたぞ。自色気〔緑〕だ》

 そして俺は自色気を刀に纏わせ、対抗する。互角だった。

「自色気を獲得するとは……、忌々しい野郎だ……」

「はいはいそこまでじゃ」

「「誰……?」」

「わしの名はクラーバー。今年の入隊者の監督じゃ」

「だから誰なんだよッ!」

「……」

「舐めるなよ小僧」

 持っていた木の杖で俺の刀が受け止められる。俺は自色気を纏っているので、相手も自色気を纏っているのだろう。それも俺より高度に。それは当たり前なんだけどね。

「フヌヌヌ、クヌヌヌヌッ!」

「……馬鹿かお前は」

 刀の鞘で叩かれる。

「糸井よ、いいんじゃよ面白いから」

「お前糸井っていうのか。そんなことよりなんでいきなり攻撃すんだよ⁉︎」

「よくわからんことしてたから……」

「……」

 そんなテキトーなことで攻撃するの……?

その時ドンッ‼︎と爆音が鳴る。森が燃えている。

『緊急通信!南部大森林南西部にて炎の魔人(イフリート)100体と炎の爬虫(サラマンダー)1000体に加え、複数の魔物や魔人の召喚が確認されました。エビルドルの隊員を出動します。――ってグレズさんッ⁉︎』

『ここにいる訓練受けてるヤツ、勇気のある奴は立ち向かって見せろ。活躍した10名の班には俺の権限で2グループポイントを授与する。じゃあよろしく頼むぜ。俺は面倒だから戦わねーけど』

 そして謎の召喚士とエビルドルの戦いが始まる。




 謎の召喚士!正体は一体⁉︎次回、訓練事変その2!


 はい、ごめんなさいふざけました。かづっぴです。結構投稿しているつもりなのですがどうでしょう。全力で頑張りますので応援よろしくお願いします!

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