第三話 入隊前戦その2 〜悪化〜
開戦直後、そうホントに1分くらい。それくらいしか経ってないのに、どうしてこんなに戦場が荒れているのでしょう?いやぁ〜、神ってヤバいわ。って言ってる場合じゃないね。〈重力崩弾〉が飛んできた。
「フェッ、あっぶねぇー。」
俺はそれの下部を刀で弾く。そのままスブレットの方へと向かう。後ろから追い風がくる。
「しっねぇー!〈魔連破斬〉!」
うんうん、はい無傷ですね。少年漫画あるあるが証明されたよ。
「このオレをよぉ、忘れてるんじゃあないだろうなぁ?」
「黙れよ、この詐欺野郎。」
拳と拳の攻防が始まる。師匠と互角って、こっちもこっちでヤバくね?
『フンッ、5分ヤル。休憩デモシテロ。』
(なんか遊ばれてるよな〜?)
河合とかいう詐欺野郎と師匠の戦いに目をやる。
「神パァーンチィ!」
師匠押されてるじゃん。大丈夫そうかな?
「〈滅裂圧弾〉!」
エネルギーの塊が拳となり河合を襲う。衝撃がやばいね。
「神キィーックゥー!」
ネーミングセンスのなさに驚くね。ゴッドパンチとかにしたらいいのに……。
「〈圧斬〉」
河合の腕が切り落とされた。
「〈圧力砲〉!」
さらに河合の横腹を吹き飛ばされる。
「クソがぁ!さっさと死んじまえぇ!」
ん?スブレットから詐欺野郎にエネルギーが送られてる?ってことは――ッ
「フフッ」
『フアーハッハァー!“金属神”カワイアツシ、爆誕だぁ!』
『5分タッタナ、ハジメヨウ」
『神パァーンチィ・メタルゥ!』
衝撃はだけで飛ばされる。
『貴様ラ、重力ガ破壊ダケダト思ウナヨ』
赤黒いでっかい玉ができる。どんどん物質が取り込まれる。
「逃げろ!緑井!」
爆破。
(引力ってやつだな。)
『〈金属破崩〉ゥ!』
『〈死曲反引爆〉!』
破壊のエネルギーが“引力によって収縮し、反発力によって一気に広がる。
「グフゥッ!」
エビルドルの拠点の西側にある森の6割が消え去った。
『ヒィヤッハァー!』
「緑井、まだ戦えるか?」
片腕がもげて服もボロボロだ。ただ不死身であるから生き残っただけで、普通なら死んでる。
「し、師匠……」
はい、とっても眠いかづっぴです。お気づきの人もいるかもしれませんが僕は伏瀬先生の『転すら』のファンなのです。所々転すらに似ている点があります。そういうところがあるなら感想に書いてください。今日の夜もできたら投稿します。