第十話 戦争の狼煙
本部へと向かって俺は河合の後継者――つまり今の最高司令官に呼び出された。
「よくやったな。緑井」
「単刀直入に言います。俺に九州の反逆グループを潰させてください」
最高司令官――唐川蓮というらしいが腕を組んで考える。そしてこう決断した。
「いや、まだ早い。お前の力はまだ未熟な上に、九州の力量も確かではない」
「いつ?」
「一ヶ月後、訓練事変で生き残った者を昇格する。それからだ。九州のことは任せろ」
「出来るだけ、早くお願いします」
そう言い残して扉を開け、部屋から出る。
一ヶ月後
『皆の者!よく聞け!』
隊員全員に通信が届く。
『一ヶ月前の訓練事変は九州の反逆グループ“ゼプタ”が仕掛けたことだ。そしてそのクソ野郎共が神と崇めるのは――炎の魔神、ゾルティーだ。これからそのゴミ掃除をする隊を新しく作る!参加したい者は本部、グランドホールへと集まれ。以上だ』
やっと、か。すぐに向かうとしよう。
「行くのか?緑井」
多田が話しかけてくる。
「当たり前だろ」
「俺だって強くなったんだぜ?EPだけだとお前に勝ってる」
成川のEPは……18000か。
「さぁ、行くぞ!」
ゼプタにて。
「エビルドルがくるらしいぜ?」
「問題ねぇだろ。ワッハッハ!」
「だが、エビルドルの偵察に行った遠藤はいきなり戦いだして、やられたぞ」
「「え?」」
驚き合う2人。そこに鍛え上げられた筋肉のある、黒装束が現れる。
「黙れ。少しうるさいぞ」
「「「すいません!元帥!」」」
そう言って〈灼熱轟爆球〉を手に出し、韓国の方角へと撃つ。
「正直に言う。俺たちがエビルドルと戦っても、勝算はない。だから――」
「「「……」」」
「韓国とぶつける」
対馬にて。
暗く、光が差し込む玉座にて炎の魔神、ゾルティーは呟く。
『エビルドルと韓国をぶつける……か。まぁ俺に関係はないな。しかし俺の存在を忘れて好き勝手しやがる奴らがいるな。そろそろ炎の魔神として、“炎熱神”として動くとしよう』
玉座から降り、やってくる〈灼熱轟爆球〉にエネルギーを供給する。加速し、韓国で爆発する。
韓国にて。
「爆撃を確認しました。どうしますか?」
“膨脹神”スクエズラは笑う。
『ゼプタが仕込んだのだろう』
「ゾルティー、でしょうか」
『いや、ヤツはそんなことはしない。ゼプタからの願いかなんかで援護しただけだろう」
「ワタクシたちとエビルドルをぶつけるつもりでしょうか」
『おそらくな。アイツの手の中で遊ばれてやろうじゃないか』
大韓帝国を支配するたった1柱の神。彼は命令を下す。“エビルドルへと侵攻せよ”と。この命令が戦争の狼煙となるのだった。
組織入隊編、終了です!次の章は日韓戦争編です。(つД`)ノ<ツカレタァー
死にそうなので休憩します。出来るだけ日韓戦争編第一話、つまり第十一話を投稿するのでお願いします。
これからもよろしくお願いします!




