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33 北と南の魔物たち

 飲み物が行き渡り、一緒の机にいるナリシュビーの女王が乾杯の音頭を進たちに頼む。

 進たちは誰がやるかと顔を見合わせて、ビボーンが挨拶することになる。

 中央の調理場に行き、フライパンをお玉で叩いて注目を集める。

 

「皆、飲み物は行き渡ったわね?」


 行き渡っていることを確認し、ビボーンは続ける。


「今日は新たな仲間がここにやってきたわ。東にある里からやってきたノームたちよ。故郷から離れて不安に思っているかもしれないから、仲良くしてあげてちょうだい。彼らの持つ技術も知識もとても有用なもの。学んで損はないわ。彼らの知識と技術があれば、この廃墟はいずれ廃墟とは呼べないくらいに発展するでしょう。住みやすい村にするためにも協力してちょうだいな。あまり長々とした挨拶もつまらないでしょうから、挨拶はここまで。豪勢とはいえないけれど歓迎の宴を皆楽しんで。じゃあ乾杯!」


 ビボーンがコップを掲げると、皆も同じように掲げて乾杯と声があちこちから上がる。

 ナリシュビーたちはミードやはちみつレモンドリンクを真っ先に飲んで、幸せそうな表情を浮かべた。

 ノームたちも喉を潤して、料理に手を伸ばす。ほとんどが焼き魚を取った。魚は食べたことがなく、味が気になったのだ。まずは塩も醤油もつけずに素の味を楽しむ。魔物の肉とは違った食感と味が口の中に広がる。小骨に顔を顰めた者はいるが、味に不満を持つ者はいない。

 次に塩や醤油で味を変えて楽しむ。塩は岩塩が取れるところがあったので珍しくはない。しかし醤油は未知の味だった。

 醤油を少しだけかけた焼き魚をかじる。


「ほう」


 思わず感嘆の吐息が漏れる。

 しょっぱいのは塩と同じだが、そのしょっぱさの中に味わい深いものがある。それが魚のたんぱくさと合わさって味が引き締まった。


「美味いな」

「美味しいわね」


 ゲラーシーとマリヤが表情を綻ばせ、ほかのノームたちも頷く。

 次に手に取ったおすましも醤油とキノコの出汁がよい塩梅で、すうっと抵抗なく喉を通る。

 肉も問題ない味であり、ここでの食生活に困ることがなさそうだとノームたちはほっとした様子を見せる。

 食事が進み、雰囲気が緩んだノームたちにナリシュビーが何人か近づいて話しかける。

 互いに笑顔で対応し、異種族交流のスタートとしては良いものだと思える光景だ。

 食事を終えたナリシュビーが何人か集まって、小さめの竪琴をかき鳴らし、小太鼓をテンポよく叩く。酒も入って興が乗ったのだろう。


「ナリシュビーにああいった楽器があったのか」

「おそらくこっちの地方に来る前から持っていたものを、修理しながら使っていますね。無聊を慰めるのに役立ちますから大事にしています」

「かなり年期の入ったものなのね。あら、ノームたちもなにかするようよ」


 ビボーンが言い、進たちがノームたちがいる方向を見ると、魔法を使って土を筒状に整えていた。その筒はいくつもあり、一列に並べられている。

 筒の幅は同じだが、高さは左から右にいくほどに低くなっていく。音程を意識した並びなのだろうとわかる。

 それらを軽く手の甲で叩いて、音を確認している。

 それの準備に演奏しているナリシュビーたちも気づいて、きりがいいところで終えて、ノームたちに次どうぞと手を振る。

 それにノームたちが頭を下げて、礼を示す。

 カンカンコンコンポンポンと様々な音が鳴り響き、ノームたちが演奏に合わせてハッやホッと合いの手を入れていく。

 ナリシュビーたちの音楽は流れるような一定のリズムであり、ノームはリズミカルな音楽だった。


「俺も楽器があれば少しは演奏できるんだけどな」

「演奏なんてできるの?」


 フィリゲニスからすれば音楽というのはある程度地位のある者が身に着けるもので、一般人は歌うか草笛くらいしかしないものだった。

 

「いくつか教わったんだよ。いまでもやれるのは縦笛くらいか。木琴も少しだけ覚えている」


 小学校の頃にコンドルは飛んでいくを学芸会でやったのを、進は思い出し懐かしく思う。

 口笛で覚えている部分を吹く。吹き終わると、音楽に関して芋づる式に思い出していき、童謡なども吹いていく。

 さくっと五曲くらいのサビを吹き終わると、フィリゲニスたちは小さく拍手をする。


「次から次によく出てくるものね」


 音楽に関連した職を目指していたのかとビボーンが聞く。


「いや、教養の一つとして何年か教わってただけだぞ。俺だけじゃなく、同じように教わっている奴らはたくさんいた。それに技術という面から見たら俺はプロに遠く及ばない」

「ほかになにか教わってたことは?」

「自国や他国の歴史とか文学とか計算とか体の動かし方とかいろいろとだな。ちょっとした大工仕事とか調理とか裁縫も教わったなぁ」


 思い返してみれば小学校から大学までいろいろなことを教わったものだと、学校というものに感心する。

 そしてそのほとんどを役立てず忘れてしまっていることに呆れる。

 思い出そうと思えば思い出せるものもあるが、完全に忘れてしまっていることもあり、もう少し真面目に授業を受けていればよかったかなと今にして思う。


(こうして時間が過ぎてやっておけばよかったと後悔するんだから、魔法を使えるようになっても俺は凡人だな。なにか使命とかあるわけじゃないから凡人で問題ないんだけど)


 そんなことを思いつつ進はフィリゲニスたちとの会話に興じる。

 宴会はまずまずの盛り上がりを見せて、そのうちまたやりたいなといった声がちらほら上がった。


「次やるなら、演奏といった芸を披露できる舞台を作るのもいいかな。一段高いところを作るだけでも聞きやすかったりするかもしれないし」


 進が言い、演奏以外になにかやれそうなものはあるかとビボーンが聞く。


「ダンスとか組体操とか演劇とか武芸の型を披露するのもありじゃないか? 極まった武芸の型は、舞踊に通じるものがあると聞いた」

「たしかに武芸は王とかに披露されることもあるからね。見世物になることが嫌じゃなければ、立派な芸よね」


 私も昔見たことがあるとビボーンは懐かしそうにしている。

 フィリゲニスはそういった芸を披露する場に招かれることはほぼなかったので、武芸者が戦場で血飛沫を散らせて戦っているところしか見たことがない。だから武芸の型が綺麗とはあまり思わないのだ。

 ナリシュビーたちとノームの合奏が始まったのを聞きつつ、進たちはナリシュビーの女王も含めて芸について話していく。

 次の宴会も決まっていないので、明確な計画というわけではない。だがこの話し合いは、今後の生活に余裕を感じさせるものだ。これまでの生きることだけを目的とした生活とは違ったものが感じられて、大雑把なものを話すだけでも楽しいものだった。

 そういった流れで、夜の自由時間をどのように過ごしているのか女王に聞く。


「その日あったことを話したり、明日の予定を話したり、演奏の練習を聞いたりですね」

「遊ぶということはないのか?」

「明るい時間に暇ができたら、洞窟の外に子供たちを出して、大人がお守りについて追いかけっこなどをさせていました。大人たちは道具の手入れなんかしながらお喋りが遊びというか気を緩める時間でした」

「チェスといったボードゲームはナリシュビーは持ってなさそうだな」

「そういったものはありませんね」


 フィリゲニスやビボーンの生きていた時代はあったのかと進が聞くと、チェスやすごろくに近いものがあったと返事がある。


「簡単にできるものをいくつか作ってもいいな」


 オセロ、五目並べは土で石を作りだし、炭で黒く塗るだけであとは地面に盤を描けば遊べる。

 進がルールを説明すればこの場にいる者もすぐに理解できて、子供でも遊べそうだと皆も頷く。

 明日から進とフィリゲニスが協力して、石の準備をすることにして、夕食後に皆にやらせてみようということになる。

 お試しなので、本格的なものではなく荒っぽいもので十分だろうと考え、それならさほど時間はかけずに出来上がるだろうと考えた。


 ◇


 廃墟北の海から大陸中央へと続く大山脈。捨て去りの荒野と北の隣国を遮るそこは人ではなく、魔物が支配する領域だ。

 その山脈の中で一際高い山の山頂に東屋があり、艶やかな長い黒髪を持った黒服の美丈夫が椅子に座る。。四十歳手前で、自信に満ちた表情に見惚れる者は多いかもしれない。人間が大烏公だいうこうと呼ぶ、烏の魔物だ。

 彼の背後には真逆の白い美丈夫がいる。白い男はスーツ姿で、白の短髪をオールバックにしている。こちらは白羽従はくうじゅうと人間に呼ばれている。


「ほう、気のせいじゃなかったか」


 大烏公が黒曜石のごとき黒い目をまっすぐ西に向けて呟いた。


「西になにかございますか?」

「ああ、西の廃墟。あのあたりを中心に負の思念が発せられているだろう?」

「はい。ここらにも影響を及ぼしている、不快なものですね」

「あれが弱まった。最初は気のせいかと思ったが、二度三度と続いて、どんどん弱まっているのを確信した」

「それは良い話ですね。しかしなぜ弱まっているのでしょうか? 偶然弱まる時期になったのですかね?」

「わからんな。しかしなにがあったのか知りたいのは俺も同じだ」


 俺が行って見てこようと立ち上がろうとした大烏公を白羽従が止める。


「そう気軽に動かないでください。人間どもが何事かと騒いで対処が面倒なのです。通常ならば多少の騒ぎは平穏を引き締めるスパイスだと受け入れますが、今はご息女であるフェマル様が生んだ卵があります。余計な騒ぎは生まれる前の雛にとって悪影響を与えかねません。そうなればフェマル様に嫌われますよ」


 フェマルという存在に嫌われると言われて、大烏公は浮かしかけた腰を下ろす。


「となるとガージー、お前が行くか?」

「行けと仰られるのなら行きますが、商取引など細々とした仕事があります。そちらは後回しで構いませんか?」

「……たしか取引の中にはフェマルが頼んだものがあったか。じゃあほかの奴に行ってもらおう……クラゼットを動かすか」


 ガージーの表情は変わらなかったが、眉が少しだけ動いた。

 それに気づいた大烏公は小さく笑む。


「まあ、気に食わんのはわかる。少々考えたらずで粗暴だからな。あれがどう考え、動くのか見たいのだ。それによって奴の今後を決めるつもりだ。呼んできてくれ」

「承知いたしました」


 一礼したガージーがその場を離れていく。

 三十分ほどして、ガージーと二十歳手前くらいの青年がやってくる。クラゼットは大烏公にどことなく似た顔立ちだ。トップ長めのベリーショートといった髪型で、髪の色はこちらも黒だ。銀のアクセサリーをいくつか身に着け、軽薄な感じがある。


「親父殿、俺を呼んだって?」

「ああ、西の廃墟辺りに行って、なにが起きているのか見てこい」

「なんでまた、あそこに行かなきゃいけないんだ。あそこにはなにもないだろうがよ」

「あるかもしれんのだ。俺が行ってもいいが、ガージーが止めるからな」

「めんどいな。ほかの奴でいいじゃねえか」


 小指で耳の穴をかきながら、視線をどこぞへと向けて言う。一目で乗り気ではないという態度だ。


「お前が一番フェマルの子にとって悪影響だろうからな。少しくらい卵から離れていろ」

「下の子だからって甘すぎだろう」

「お前と違って、聞き分けのいい子だから多少は甘やかすさ。さっさと行って調べてこい」


 これ以上ぐだぐだ言うなら力づくで追い出すと大烏公の視線が物語り、クラゼットはそれを察して従うことにする。


「……ちっ仕方ねえな。それで見てくるだけでいいのか?」

「なにか変化があれば、それも調べてもらいたいが。まあ軽く見て回ってなにもなければ、帰ってくるといい」


 本当に見ただけで帰ってきたら、おつかい以上のことができないやつだという判断が下される。

 それにクラゼットは気付かず、楽な仕事だと考えた。


(これまでなにもなかったんだ。どうせ今回もなにもないだろうさ)


 クラゼットはさっさと行ってさっさと帰ってくると言って、その身を巨大な烏に戻し、空へと飛び立っていく。


「あの様子だと見ただけで帰ってきそうですね」


 わずかに呆れた様子でガージーが言う。


「そうなれば、今後も使い走りに決定だな。そしてその扱いに反発してここを出て、いずこかで暴れて人間に討たれるか」


 大烏公は未来を予測し、そうなる可能性が高いかもしれないとクラゼットが飛んでいった方向に視線を向ける。

 子供が死んでほしいわけではないので、西で起きたなにかがクラゼットに良い影響を及ぼしてくれることを願う。



 クラゼットが飛んでいった時刻、大陸で一番の広さを持つ大森林でも廃墟の変化に気づいた者がいた。

 捨て去りの荒野と南の国の国境にまたがるように存在するその森もまた、大烏公の山と同じく魔物が支配する場所だ。捨て去りの荒野の荒れ具合がなんなのかというほどに、豊富な緑が存在するが、森の幸を求めて奥へと足を進めると死がそばに存在する危険な場所だ。

 南の国は森が広がらないように伐採などされているが、捨て去りの荒野の方は管理者などいないので、森のほとんどは捨て去りの荒野の方にある。

 その大森林で一番大きく、齢を重ねた大樹がある。その大樹こそが森林の主であり、人間からは大妖樹と呼ばれる。

 ただし大妖樹は周囲の木々と比べて葉の数が圧倒的に少ない。

 その大樹の枝に腰掛けた浴衣姿の少女がいる。枯葉色の長髪をポニーテールにして、花のかんばせを持つ。外見は十歳足らずだが、雰囲気は老成したものを感じさせた。


「烏の坊やはあちらのことを調べさせるのか。こっちは向かわせられる子がいないから放置かねぇ」


 廃墟のある方向を見ながら言う。


「森近くなら調べられたが、廃墟まではちと遠い。負の思念が減っているんだから、確実になにかあって気になるのじゃが。もっとわしが若ければ無茶もできたんだがの。今のわしが無茶をすると、森の養分を吸いつくしてしまいかねん」


 残念だと呟く少女に声がかかる。


「御婆様。なにかおっしゃりまして?」


 二十歳半ばに見える金髪の女性がふわりと少女の隣に降り立つ。こちらは緑のドレスだ。


「婆と呼ぶでない。こんなに若々しいというのに」

「見かけだけでしょう! この森で一番の古株なのだから、威厳を持った姿になってください」

「年寄りの姿ではもてんではないか」

「もてなくていいでしょうに」

「いやじゃいやじゃ、わしは若いおのことラブラブチュッチュッするんじゃ」

「ラブラブチュッチュッではありません。ただでさえ、近年体調を崩されているというのに」


 まったくと大きく溜息を吐いた女は、話を戻すことにした。


「先ほどなにか仰っていたようですが、なにかありまして?」

「西に廃墟があるじゃろ」

「ええ、あるそうですね。流れの魔物が話していたのを聞いたことがあります」


 女も少女と同じく樹精であり、この森から離れることができない。だから伝聞でしか知らないのだ。


「あそこを中心として大地が元に戻ってきておる。少しずつな」

「ええと、元に戻っているとは?」

「あそこを中心としてこの地方は大地が枯れておった。その原因は負の思念らしいということくらいしかわからぬ。だがここ最近、その思念が急激に減ってきておる。どうして減っておるのか気になったのじゃよ。ちなみに北の烏の坊やは調査に向かわせたようじゃ」

「大烏公を坊やと呼べるのはあなたくらいでしょうね」


 大烏公が若気の至りで、この森に進攻してきたことがある。山でトップを取り、人間を相手にしても無双していて、この世で自分が一番だと調子にのっていたのだ。そのときに返り討ちにして、見逃したことがあり、そのときから少女は大烏公を坊や扱いしている。

 大烏公はそれに何度か抗議したことがあるが、扱いが変わることはなかった。

 返り討ちしたといっても少女の方が強いというわけではなく、地元で味方がたくさんいたことと迎撃が得意ということが重なって撃退できたのだ。


「魔物に依頼して、私たちも調査に出しましょうか?」

「んー……いやいらんじゃろ。なにか重大なことがあれば、こっちにも情報を流してくる」


 昔と違い大烏公が落ち着いた今では、情報交換する程度の交流はあるのだ。


「少し気になるので、現地に派遣とまではいかずともあちらに出向く魔物に様子を窺うくらいは依頼してもよろしくて?」

「かまわんよ」


 なにかわかるかのと呟いて、少女はその身を本体の中に戻す。

 女はおやすみなさいと大妖樹に言いながら一礼し、ふわっと空を飛び自身の本体に戻っていった。



 山を飛び立ったクラゼットは高高度をかなりの速度で羽ばたく。

 こうしてなににも邪魔されず自由に飛ぶことは好きだった。雲よりも高く飛び自分だけがいる空間、地上を見下ろせること、風が体に触れて流れる感触、クラゼットはそれらがお気に入りだ。

 しかし気に入らないこともある。それはこの自由が限られているということだ。

 自由に飛び回れるのは大陸周辺のみで、世界中を飛び回れないのだ。大陸から飛び出そうとすると、強烈な風の壁にぶつかって、押し返されるのだ。

 その風の壁は大陸を覆っており、どうやっても抜けることができなかった。何度も挑戦したが、今のところ全部失敗している。

 大烏公の話では、神が風を起こしているのではということだった。魔物の中でも最上位と言っていい大烏公でも大怪我を覚悟しなければ抜けられない、そんな風を常に起こせる存在など限られているのだ。

 

「見えてきたな」


 ドライブ感覚で数時間自由に飛んでいたクラゼットの眼に小さく廃墟が映る。


「特に変化なんかねえな」


 そう思ってさっさと引き返そうかと思ったクラゼットは、池の煌めきに気づく。

 以前見たときより水面に映る光が綺麗な気がした。

 もう少し近づいてみるかと思い、さらに羽ばたけば池の煌めきは気のせいではないとわかり、ほかに植物が生えていることにも気づく。

 そしてなにより一番の変化は、人間の姿がちらほらとあるということだ。


「親父殿が言っていた変化ってのはあれだろうな……あいつら吹っ飛ばして聞き出すか」


 力尽くでいけばどうとでもなるだろうと気楽に考えて、クラゼットは風の魔法を準備しつつ廃墟に接近するため高度を落としていく。

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― 新着の感想 ―
[一言] 各地で変化に気付いているんですねえ そして最初の来訪者は……ガージーだったら穏便に進んだでしょうがクラゼットはどうなりますやら
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