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(70)◇ 誰にも渡さない(アルフォンス視点)(21)


『………アルには、沢山の良縁のお話がおありだと……』



『いつか………アルに相応しい、素晴らしい女性と結婚されて、フレデリーグ公爵家を、更には我がブラーム国を盛り立てて行かれる事でしょう』



『………それまで、私はアルのそばにいます。

アルが気楽におしゃべりしたり、笑って息抜きが出来る居場所となります。

それで、アルが元気になって笑顔でいてくださったら………私は本当に幸せです』




そして、自分を正式な公爵名で呼び、

最上級の礼で両親への弔意を述べた。



クリスと自分の間に、大きな隔たりが見えた。


クリスは明らかに、自分を拒絶していた。



言葉が出ない。


早くクリスの誤解を解かなくてはならないのに、

真面に声が出ない。



それは、誤解、では無いからだ。




自分には、

マキシム国第二王女との縁組の話があった。




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