(27) 半年ぶりの再会
少し痩せてしまったアルフォンス様は、
顔色はあまり優れず、目の下には隈もできていた。
なのに、まず私の体調を気遣われた。
ご自分の方が相当疲れているはずなのに。
心も、身体も。
「クリス………会いたかった。
体調は大丈夫ですか?少し痩せているじゃないですか……。
ちゃんと食事は取っていますか?」
「私の事よりもアルフォンス様が心配です。
以前よりお顔色が優れないようです………ちゃんと睡眠は取っておられますか?今日はお話は止めにして、お屋敷でゆっくり休んでください。
お話はまたの機会にいたしましょう」
「嫌だ」
「えっ?……きゃ!」
いきなりアルフォンス様に抱きしめられて、身体が固まった。
アルフォンス様のしっかりとした胸板が私の頬に当たっている。
懐かしい、アルフォンス様の良い香りがする。
うとうとタイムを思い出す。
「今日、クリスと会えるのを……この日をどれだけ楽しみにしていたか貴女はわかりますか?半年も会えなかった………やっと会えたのに、この大切な時間を私から取り上げてしまうんですか」
「そ、そんな……私……」
「……わかっています。貴女は私の体調を気遣って言ってくださったんですよね。なら……私のためと思うなら、今の私の唯一の癒し………楽しみを取り上げないでください」
「……アルフォンス様……」
「そばにいて。クリス」
「!?」
私を抱きしめるアルフォンス様の力が、更に強くなった。
痛いほどに。




