表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/130

(24) とにかく娘が欲しかったフレデリーグ公爵夫妻

とにかく娘が欲しかったというフレデリーグ公爵夫妻。


特にアルフォンス様とそっくりな黒目黒髪妖艶美女のカトリーヌ様が、私に豪華なドレスやアクセサリーを毎回プレゼントしてくださった。

それは遠慮しても断っても懇願しても、止めることは無理だった。


結局、カトリーヌ様を止めることは諦めて、

私は前世で習っていたフラワーアレンジメントを我が家の庭に咲いている花で作ってお持ちしたら、カトリーヌ様は見たことがない美しい飾り方だと、とても喜んでくださった。


ある日、『今度はこの花瓶に作ってきてくださらない?』

と、軽く渡された大きなガラスの花瓶が素人目に見ても引く程ゴージャスな物だった。

これは割ったら死罪もんだ。

我が家の腕利き庭師達には悪いけれど、

今回は花瓶に合った高級な花を大量に買って来て必死に作った。

お陰さまでなかなかの力作が出来て、

カトリーヌ様にも大変喜んで頂けたのでほっとした。


この時作ったフラワーアレンジメントが、

後々私にとって、更にこの国を揺るがす事になるなんて、

この時の私は知る由もなかった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ