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(15) これが私とアルフォンス様との出会いだった


「あー!いたいた!ティーナ、おまたせ!

さあ、帰るよー!僕のお姫様………?んん??」

「ラファイエリ伯爵、お久しぶりです」

「え!ロ、ロ、ロッシュ子爵!?」

「はい、ラファイエリ伯爵令嬢と……クリスと此処で偶然お会いして、

楽しくお話をしていました。

ああ!もちろん、二人だけではございません。

私の警護の者が必ず近くにおりますので、ご安心ください」

「はあ。………えっ!?ク、クリス??」

「またぜひ、クリスとお話をさせて頂きたいのです。

ラファイエリ伯爵、よろしいでしょうか?」

「えっ!?あ、はい、いや、あ、ですが………」

「もちろん、人目もありますので、

今日の様にこの王宮図書館ではいかがでしょうか?

此処ならお互いに本を読みに来たという理由があります。

必ず警護の者もおりますし、ご安心ください」

「はあ」

「ね、クリス。よろしいですよね?」

「え?あ、………はあ」


『ね、って。………全くよろしくないわよ!

高貴な方からの申し出を断れるワケ無いのを分かってて言うこの美少年、めちゃくちゃ策士だわ!

お父様は全く使い物にならないし……仕方が無い。

何回か会って話せばあちらが小娘に飽きるでしょう……』



これが私とアルフォンス様との出会いだった。



この時の私の読みは全く当たらず、

9年後の16歳になった現在も、

王宮図書館でのアルフォンス様との意見交換会という名のミーティングは続いていた。





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