表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/48

004 カレー

今日はカレーday!

仕込みの為朝は早い。

小さい寸胴に各種のカレーを用意する。


挿絵(By みてみん)


ビーフカレー…牛肉を赤ワインで煮込み臭みを消して、寸胴に炒めたニンニク、玉ねぎ、マッシュルーム、ショウガ、ブレンドした辛口のカレー粉、ローリエを入れて煮込んでいく。


ポークカレー…豚肉はバラとブロックの2種類をバターで炒め、寸胴に炒めたニンニク、玉ねぎ、人参、ジャガイモは煮崩れするので大き目でブレンドした中辛のカレー粉で煮込んでく。


チキンバターカレー…ニンニク、ショウガ、玉ねぎを炒め、鶏肉はバターで炒める。トマトを6つにきりブレンドした辛口のカレー粉、コンソメで煮込んでいく。沸騰後、生クリーム、バター、シナモン、塩で味を調整する。


キーマカレー…玉ねぎ、ニンニク、人参、マッシュルームをダディーニ(小さい賽の目切り)にし、牛豚合挽き肉、と一緒に炒め、ブレンドした中辛のカレー粉を入れソース、醤油で味を調整する。


メインのカレーはこの4種。

ご飯はサフランライスと白米。

ナンも作る。


ナン…中力粉と塩とベーキングパウダーをボールにいれてざっと混ぜ、ぬるま湯にはちみつとドライイーストを入れてよく混ぜる。ボール状にして40度位で30分発酵させフライパンで焼く。本来は石窯で焼くが流石に無理である。


付け合わせに、らっきょうに福神漬け、塩茹でのブロッコリー、ヤングコーン。


蕎麦つゆを少量用意してカレーうどんの準備もする。


ざっと100人前は用意したが…今日も閉店は早そうだ。

日本人はカレーが大好きなのだ!


ちなみに今日のお茶はチャイである。


カラン、昼のお客様の来店である。


「ジンさん、お疲れ様です!」

「あれ?アオイちゃん、どうしたんだい?」

「今日はカレーの日だから来ちゃいました!あっミキちゃんもおつかれ!」

「アオイちゃん、いらっしゃい!」


アオイはそう言うとカウンターに腰掛ける。

店長をファーストネームで呼んでいるのは、この店が長いので気が知れている証拠だ。

25、6歳だろうか、今日はオフなので自慢の黒髪をおろしている。なかなかの美人である。

ジンの店の夜の部が人気なのもアオイの存在が一役かっている。


「何にしようかなー」

「…賄いでいいだろう?」

「えっ!いいの?ラッキー♡」


アオイは激辛党だ。通常メニューでは物足りないだろう。

ジンは冷蔵庫からタッパーを取り出す。


「それってタンドリーチキン?」

「ああ、今日は唐揚げ風にする」


タンドリーチキン…鶏モモ肉(本来は骨付、骨無しは正確にはチキンティッカ)を一口サイズに切り、表面に包丁で穴を開け、ヨーグルト、ニンニク、ショウガ、カレー粉のよく馴染ませ30分寝かせる。

唐揚げの場合、薄力粉か唐揚げ粉で揚げるのだが、今回はそこに一味唐辛子と輪切り唐辛子を加える。


コレをキーマカレー(唐辛子マシマシ)と一緒に出す。


「うん!辛くて美味しい♡」

「…美味しそう」

「ミキちゃんも一口食べる?」

「いいの?」

「ハイ、アーン」

「アーン、…、かっ辛っ!水、水!」


ミキは慌ててコップに水を注ぐ。


「えー、美味しいのに…、うん、美味しい♡」

「…ミキちゃんには後で普通の作るから」


激辛は普通の人には危険である。

うみゅ、ブクマが増えてます♡

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ