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「新しき日常」

作者: 死人乃 幽兎

最悪の学校が終わった次の日・・・


「咲遅いよ!」


「悪い準備に手間取ってな」


俺の服装はラフな白いTシャツの上に黒のベスト下はジーパン夕夜の方は、赤色のTシャツにゆったりとしたズボン、二人はかなりラフな服装だったのだが。玄の服装はドレスとまではいかないがかなり気合いの入った服装だった。


「さっ三人そろったし行きますか」


「だな、でもどこいく?」


「映画とかどう?」


「いいね♪さすが玄ちゃん」


「じゃ行き先も決まったことだし行くか?」

「うん♪」


「出~発♪」


俺達はバスに乗って映画館が入っているショッピングモールに向かった。


20分程でショッピングモールに着き。俺達は映画館にいた。


「ねぇ二人共何観る?」


「そうだな~俺は「指切りげんまん」がいいな」


夕夜がニコニコしながらいった。


「じゃあそれでいいよね」


「おいおい・・・玄、お前ホラーもの苦手じゃないのか?」


「え?「指切りげんまん」ってホラーものなの?」


「おっとバレたか」


「夕~夜~君~」


ゴツン!


玄の怒りの鉄槌が夕夜の頭襲った。


「あはは♪・・・玄「ESP(超能力バトル)」なんてどうだ?」

「咲、ESPどんな映画なの?」


「確か・・・主人公が超能力を持った女の子に出会う事で自分も超能力に目覚めその女の子を守るために闘っていく・・・話だったかな」


「おっ!それいいなさすが咲♪」


夕夜が大きなたんこぶを作りながらいった。

「玄は?」


「うん♪私もそれがいいな」


「よし、決まりだな」

俺は三枚の観賞券を買って(俺のおごりで)映画を観た。


映画はだいたい二時間ぐらいのだった。


「面白かったね〜♪」

「あぁ面白かったな特にあの終盤のバトルシーン。主人公の相手の能力を打ち消す能力と敵の時を操る能力とがぶつかりあうシーンは凄かったな」


「うんうん、あのシーンはすごかった」


夕夜が強く頷きながらコメントをいっていると。


グゥ〜・・・


「あはは・・・何か私映画見終わったらお腹減っちゃった」


「何か食べるか?」


「賛成!俺クレープがいい♪」


「女の子みたいだな」

「悪いかよ!いいじゃんか!俺クレープ好きなんだもの」


「はいはい、クレープ食べましょうね夕夜君」


「あっ咲、お前馬鹿してんだろ!」


「どうだろうな♪」


「アハハ♪」


それから30分ぐらいたった後のこと。


「あ〜食った食った」

「食い過ぎだろ・・・」


「たい焼き、クレープ、お団子、ソフトクリームたしかに食べすぎだね・・・」


「いいんだよ!食える時に食うそれが俺だ!」


「呆れたぜ」


「アハハ・・・」


そんな話をしている時だった遠くから銃声のようなものが聞こえた。


「!!」


「銃声?」


「あっちの方からだな」


「行ってみよう」


銃声の聞こえた方に俺達は走りだした。


俺達の向かったさきにいたのはテロリストだった。


「おいおい、まじか日本でテロかよ」


「どうする咲?」


「どうするもなにも、普通なら警察がくるのをまつのが・・・普通に異常な俺達なら戦うのが普通だろ」


「だよね♪」


「だな!」


「戦うっていっても二人共武器は?」


玄は、背中に手を回し着ていた服の中から二本で一対の逆刃刀・皇花オウカをとりだし。


夕夜はカバンの中ら四肢に着けることができる手甲・甲獣王コウジュウオウを取り出した。


二人共、俺の槍に蜻蛉切という名前があるという理由で逆刃刀と手甲に名前を付けたらしい。


「やっぱり持ってきてたか」


「もちろん♪」


「咲の蜻蛉切は?」


「持ってきてるぜ」


俺は、蜻蛉切をバックの中から取り出した。学校から持ちかえった蜻蛉切は分解できるようになっていたので俺はバックの中に仕込んでおいたのだ。


「準備ができたことだし・・・さっ行くか!」



テロリストの数は15人。ショッピングモール内にいた人達を人質にして立て込もっていた。


「咲、どうする?思ってより数が多いぜ」


「そうだなまずは敵の数を減らすことにしよう。人質の救出はその後だ」


「そふだね、でもどういうふうに数を減らすの?」


「まずは見回りで巡回してる敵を倒していこう」


「オッケー」


「わかった」




(よし!その調子でついてこい)


夕夜は、テロリストを倒す作戦のおとりとしてテロリストを引き付けていた。


咲の考えた作戦内容は甲獣王を装備し体力に自信のある夕夜がおとりになって敵を引き付け所定の位置に敵を誘きだし三人で叩くというものだった。




「くくっ追い詰めたぜ。ガキが散々にげ回りやがって」


「追い詰められたのはどっちかな?」


「なに?」


「くらいな!」


「はっ!」


咲の蜻蛉切と玄の逆刃刀による攻撃がテロリストを左右から襲った。


「がっ!」


テロリストはその場に沈黙した。


「見つけたぞ!」


「なに!」


「テロリストの奴、夕夜追いかけながら仲間に連絡をしていたのか!」


「咲!夕夜君!」


ダダダ!


タンッ!


俺と夕夜は左右に分かれテロリストの銃弾をかわした。


「咲、これ以上仲間を呼ばれたらこっちが不利になるよ!」


「わかってる!」


俺は、自分から見て左側のテロリストを蜻蛉切で貫いた。


ザシュ!


「がっは!」


「こっちは任せろ!」

夕夜は、三人めのテロリストに下段からの強烈なアッパーをテロリストの顎にお見舞いした。


バキッ!


テロリストは顎の骨が砕ける音と共にその場に崩れた。


「ふぅ・・・」


「とりあえず三人撃破だな」


「まさか援軍が来るとわな思わなかったな」

「たしかにな」


「でも、私達の敵じゃなかったけどね」


「ん?」


「どうしたの咲?」


「しっ!」


咲は耳を澄ました。




「テロリストが動きだしたな」


「急にどうしたんだ?」


「理由はわからないがテロリスト達が動きだしたのは、俺達にとっては好都合だテロリスト達が人質から離れた今がな」




ショッピングモール内を走っていたテロリスト達の前に三人の子供がいた。


「ラッキー♪残りのテロリスト達が全員いるじゃん」


「・・・11・・12確かに全員いますね


「全員いるならちょうどいい・・・テロリストの皆さん今からあなた達を倒します」


「ふざけるなガキ共が」


テロリストリーダーらしき人物が叫んだ。


「大真面目だよ!」


シュイン!


咲の一閃は一番手前のテロリストを切り裂いた。


「ぐはっ」


飛び散る鮮血


「まずったな、またシャツが赤くなっちまった」


「くそ!このガキ共強いぞ気を付けろ!」


ダダダ!


「効くかよ!」


テロリストが撃った弾丸は夕夜の甲獣王が全て叩き落とした。


「スキだらけですね」

玄の皇花がテロリストを襲い二人のテロリストは左右の壁に叩きつけられた。


「玄!夕夜!離れろ」


二人は左右に跳んだ。


「行くぜ!」


崩月流槍術・菊一文字


咲の放った技は三人のテロリストを一気に吹っ飛ばした。


「残り七人一気に行くぞ」


「おう!」


「はい!」


「くらいなテロリスト共!」


夕夜の高速連続打撃が四人のテロリストの顔、腕、胴を捕らえ砕いた。


「話にならないな」


ゴツン!


「痛い!」


「ぼさっとしない悠夜君!」


玄に二人のテロリストが襲いかかった。


「遅いですね」


「がっは・・・」


玄はテロリストの二人攻撃をかわしテロリスト達を通り抜ける瞬間に、テロリスト二人を切り裂いた斬る速さだけなら。玄は、あの血飛沫の剣術を越えていた。


「あんたで最後だな最後まで残ったあんたには特別に必殺技をくれてやる!」


「くそが!」


ダダダ!



崩月流槍術・輪切乱千戦


超高速回転をしながらの斬撃がテロリストを切り裂いた。





「・・・疲れた」


「だな」


「災難だったね」


あれからしばらくして俺達は、俺の家にいた。


「でもまぁ、楽しかったな」


「テロリストの人達には悪ことしたけどね」

「いんじゃね別に」


「家に帰るのめんどくさくなちゃったな〜」

「そうだね〜はっ!いいこと思い付いてしまった。今日は咲の家に泊まっていく」


「はっ?」


「私も賛成♪」


「よし、決定!」


「俺の意見は無視かよ!」


その後、玄と夕夜は家に泊まっていった。


夕飯は俺が作り。風呂は玄が先に入ってその後に夕夜、俺の順番に入った。


寝るときは、玄は俺の部屋で寝てもらった。嫌かと聞いたら(大丈夫、大丈夫むしろいいです)といって部屋に駆けていった。

俺と夕夜はリビングに二人並んで寝た。(ちなみに玄と夕夜は着る服がなかったので夜は俺のジャージを着て寝てもらった)。



玄と悠夜が泊まっていくといってから一週間。

玄と夕夜は今もなぜか家にいる。


「なんでお前達は今も家にいるんだよ」


「いいじゃないどうせ咲、一人なんだからさ♪


「確かにそうだが」


「細かいことはきにすんなよ♪三人でいる方が楽しいそれでいいじゃん」


「はぁ・・・分かったよ一緒にいてもいいけど一つだけ約束しろ」

「なにを?」


二人は声を合わせて聞いてきた。


「俺のいうことは絶対に聞くこと!わかったか?」


「うん、わかった」


「了解・・・」


「さっ、夕飯するか。なんか食べたい物あるか?」


「私、カレーが食べたい♪」


「俺もカレーが食いたい!」


「了解、じゃ今夜はカレーな」


「ヤッター♪」


「そのかわり手伝えよ」


「はーい♪」


「任せろ!」




きっと俺達はこれから先どんなことがあっても一緒に歩いて行くだろう。


明日に向かって・・・。




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