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うーん、インパクトがねぇ

やっべー、投稿する順番間違えてた!

3日後に気付くのは流石にアホすぎる...

という訳なので割り込み投稿になります。

ほんとにすみません。

「成功しましたね。で、こんな真っ黒な鳥見たこと無いですね。」


 鳥も何もカラスじゃん!

 って思ったけどこっちの世界じゃ勿論居ないよんな。

 じゃあある意味成功じゃね?と思うがあまりカラスに良い思い出はない。

 だってあいつ一人暮らしの時にゴミ出しに行ったらゴミ置き場に溜まってたんだよ!

 あの中に行くのは流石に厳しいって!


 まあ良いただろう。

 あれは前世、今は今世だ。

 笑い話で済ませてやろう。

 という訳で少し苦い思い出を思い出しながらカラスの方を見る。

 なんかこいつドヤ顔してるんですけど?

 前世でもそうだったけどこいつまじでムカつく顔してんな。

 人間を小馬鹿にしているような感じを受けてすごく不快なんですけど!

 ていうかこいつそもそも命令とか聞くの?

 ヘルプミースイト!


「鳥ですか...鳥は当たりとは言えないですね。指示自体は聞くのでハズレでも無いですが。いつもは知っている種が器になるんですけどね。なぜか全然知らない種になってしまったのは予想外でした。それにしてもその真っ黒さはなにか不気味なものとして感じられますね。」


 まあ確かにカラスってどこにでもいるから希少性無いけど真っ黒だからレア生物なら不吉の動物とかって言われてそうだしね。

 実際ゴミ置き場を荒らしまくるやべーやつという意味ではその感覚は間違っていないだろうけど。

 だがしかし、こいつを召喚してしまったからには責任を持ってやらないといけないのであーる。

 鳥頭とか言うけどカラスはいじめてきたやつのことを一生根に持つみたいなのを聞いたことがあるし何とかなりそうだし。

 ただで面倒はゼッテー見ねえからな。

 召喚したからにはその分の働きをしてもらうぞ。


「で、どうやって、いうかそもそも何を召喚するんですか?」


「それはですね...魔物です。」


 いやそれやってることまんま魔王やないかーい。

 魔物を操る長とか完全に魔王がやりかねないことだ。

 こんな魔術を使う人を教祖にしている宗教とかヤバすぎて笑えねえ。

 でも何故かミイナちゃんもそんなに驚いた感じじゃないし世間一般的に知られているのか?

 あ、もしかしてあのワンコロ実は魔物の一種だったりしない?

 召喚魔術の器は大体この世界の生き物で当たり前という感じだったからこそ、魔物を使っているという認識があったのでは?

 それならありえそう。

 それにしても、魔物を召喚できるなら全然つえーんじゃねえの?

 そう思ったので質問をぶつけてみたのだが、


「まず、前提として召喚魔術はグレードがあります。一番下のグレード。真ん中のグレード。一番上のグレード。やはり強力なのは一番上のグレードの器なのですが、魔力が沢山必要というのと、失敗率が高いし、そこまでしても才能がある魔法使いには圧倒されてしまうので弱いと判断されたのです。」


 ん?あれ?失敗率が高い?


「ちなみに、失敗していたらどうなっていたんですか?」


「なーに、ちょっと成功したときより多めに魔力が吸われて魔力切れを起こして数日意識が飛ぶことになるだけですよ。」


「は、はぁ!?」


 なんちゅうもんやらせとんじゃ!?

 殺す気かよ!


「しかも、ルイス君は魔力が人よりかなり多かったため意識が飛ぶ程度で済むかもしれませんが、普通の人なら活動限界まで追いやられて最悪死にます。」


「なんてものを使ったんですか!?」


「まあルイス君を見た時に魔力の量が多いことには気付いてましたから。死ぬことは恐らく無いと踏んでいましたし何も心配することはないですよ。そもそも成功してますし。」


 心配することはないですよって?

 バカヤロー!

 死んだらどうするんだよ!?

 折角の二度目の人生台無しになるところだったんだぞ!?

 しかもそんだけリスク背負って才能のある魔法使いに負けるってパワーバランスどうなっとんじゃい。

 もっと強い能力にしろよ!


「まあ、お喋りはこのくらいにして、先に器の使い方について教えます。これでも一応一番上のグレードの器は持っているんで。」


「何で持ってるんですか?」


「そりゃ神父ですもの。」


 やっぱり取得するのは神父になる条件だったか。

そりゃ自分の親愛する教祖の下位互換でも使えなかったらおかしいわな。


「取り敢えず使い方をざっくり説明しますね。まず、その鳥の名前を決めてください。」


「その訳をお聞きしても?」


「我々は召喚するための手段を用いるから、その鳥を器と呼んでいますが、実際は道具というものではありません。厳密に言うと魔力を使って新しく生物を作っているわけなのですよ。だから彼らにもちゃんと尊厳がある訳のですよ。だから、ちゃんと名前を決めて可愛がってあげて下さい。」


 カラスを可愛がることになるとは...。

 いや別に頭悪いやつじゃないだろうから良いけどさ。

 もっと鷹とか鷲とかだったら名前のつけがいがあったんだろうけど。

 カラスじゃねえ...。


「うーん、カラスに付けるもんなんてね...。」


「え、いい名前じゃないですか。カラスというのは。」


「え?」


 あ、この世界じゃカラスとか名前は存在してないのか。

 当たり前なのだが、それを名前と勘違いしてしまったらしい。

 幸い、カラス本人も手抜きで名前を決めたことには全然気付いていないので、


「じゃあ、カラスっていう名前にします。」


 名前がこうして決まったのであった。

この世界の裏設定 (ちょこっとだけ)

召喚魔術師 バカ人数が少ない。理由は召喚するために魔力をバカ消費するし、召喚した後も少し魔力が制限されている状態で戦わなければならい。プラス、魔物を召喚するときも魔力を消費するからという理由がある。

その癖あんまりリターンが無いから全然使われないらしいです。(理由は本編でスイトさんが言っていた通り、普通に強い魔法使いには負けるらしい。どれくらいかが強い魔法使いなのかは不明。)

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