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うわー眩しい光がー、ってあれ?

 奥に進んではい入った感想!

 うーん、地面になんかすごいもんが書いてある!

 光がなんか漂ってる!以上!

 なんか初めてまともなファンタジーを見たような気がする。

 まあ、でもミイナちゃんは見たことあるでしょ〜って、あれ?

 めちゃくちゃきょとんとした顔してますけれども。

 もしかしてここ普段は入れない場所なパティーン?

 ま?


 おいおいおいなんちゅうとこ入れとんじゃい!って顔をしていたら神父がめちゃくちゃニヤニヤしていた。

 ゼッテー許さねえ。

 疲れてると言って一瞬でも心配していた自分が馬鹿だった。


 それにしても一体全体何でこんなところに連れて来られたのだろう。

 もしかしてここで生贄を捧げられる系だったりしない?

 それだったら死んでも恨むからな!

 まあ一回死んでるんですけど。


「おっと、すみません。いきなり一瞬口調が荒くなってしまい。つい面白いものを見つけてしまうと興奮しちゃうもので。特に灰色の髪のあなたが。」


 はい、アウト!

 人生終了のお知らせです!

 こいつに実験動物として一生買われるんだ。

 そうして一生を...それは嫌じゃい!

 ミイナちゃん!助けてくれ!

 おじさん悪い大人に騙されちゃうよー。

 って何で目を輝かせているんですか?

 おかしいんじゃないの?

 命の危機ですよ危機!

 危機感持ってくださいよ!


「安心して下さい。少し手伝ってもらったらすぐに返しますので。少しあなたの周りが愉快になるだけですよ。」


 うん。

 死後の世界は愉快って言いたいのか?

 あんな何も無い部屋に飛ばされるだけの世界に興味など無いわ!

 やっぱり逃げたいんですけど良いですか...駄目ですよね。


「そんなにビビらなくても大丈夫ですよ!ちょっとだけですから!」


 だから何がだよ!

 ふう、こうなりゃ直接聞くしか無いか。

 頭のネジが吹っ飛んでいる奴とは話したく無かったんだがな。

 え、お前も頭のネジ消失してるって?

 うるせえよ!


「あのー、すみません。具体的に何をすれば...良いんでしょうか?」


「あ、すみません。私としたことが。つい被験者の方に何をするか説明していませんでしたね。」


 はい!被験者とか言わないの!

 まあ説明してくれるようならこっちからも願ったり叶ったりだ。


「ここって教祖さまがよびだすことができるしょうかんまじゅつじゃないの?」


「おおー、それが分かるとは相当お勉強しておられますね!」


 召喚魔術とは?

 あのよく狼とか龍とかが出てくるようになるチート能力系の?

 ってことはもしかして召喚魔術が使えるようになるってこと!?

 最高じゃねえか!

 やっぱり神父様神様仏様〜。

 私に特殊能力をくださいませ!


「何か期待しているかも知れませんが、通常召喚魔術は使い物になりません。予め言っておきます。なんてったってそんなことするなら適正がある魔法を使ったほうが良いですからね。」


 なん、だと。

 やっぱり神父許さねえ!

 教会ごと燃やしてやる。


「何か良からぬことを企まれているような気がするので話を進めさせて頂きます。ずばり、あなた、えーっと名前は...そう、ルイス君だったけ?まあ良いでしょう。あなたに召喚魔術を取得してほしいのです!」


 いや普通に嫌だが?

 なんで使い物にならないものを取らないといけないのか。


「いや結構です。あなたが言った通り召喚魔術は使い物にならないのでしょう?それじゃあ取っても意味無いじゃないですか。」


「それはですね...」


 神父がなにか反論しようとしていたところに、ミイナちゃんが割り込んできた。


「教祖さまのよこにいた犬がしょうかんまじゅつによってつくられたものだからだよー。」


「つまり召喚魔術はここの教祖様が使っていたと?」


「私の熱弁を取らないでほしいのですが...まあ、はい、そういうことですね。」


 何か割り込んでくれなかったら数時間語られていたような気がするなぁ。

 割り込んでくれたミイナちゃんGJってことで。

 割り込まれたことに萎えたのか少し気だるそうに、


「その感じ、召喚魔術を知らなさそうな感じですね。まあ確かに今の情勢的に全く持って必要のないものなのですが...取り敢えず、召喚魔術について説明いたします。召喚魔術は、器と呼ばれるものを呼び出してから、その器を使って召喚をするというものです。器は動物の形をしているんですが、人によってどんなものなのかは変わってくるんですよ。基本的に命令が効きやすい動物が良いですね。特に犬に関しては教祖様が使われている通り、特殊なものになっていて、複雑な命令もこなすことが出来ます。それに関しては完全にランダムなのですが。」


 何そのガチャ要素。

 ハズレを引いた瞬間終了確定とか嫌なんだけど!

 でも犬を引いてしまえば勝確ということか。

 ギャンブラーの血が騒ぐぜ!


「で、どうします?あなた魔力の色が無いんだったら結構この提案は良いと思いますけど。」


 そんなの決まっている。

 一瞬剣士とかになっても良いかもなと思ったが、やっぱり特殊能力が使いたいだろ!


「やらせていただきます。」


「るいすやるの?はじめてみる!うれしい!」


 ミイナちゃんが喜んでくれるなら何回でもしてやろうじゃねえか。

 何か横で神父がほくそ笑んでいたような気がするが気のせいだろう。


「それじゃあ、っとその前に、申し遅れました。私の名前はスイトです。よろしくお願いします。」


「いえいえ、こちらこそ。よろしくお願いします。スイトさん。」


「それじゃあ早速で悪いんですけど、あそこの魔法陣の真ん中に立ってくれませんか?」


 キター!

 ファンタジーだー!

 やっぱりこれは魔法陣だったってわけか。

 でもこんなに大きな物を教会内に作って大丈夫なのだろうか?

 誰も使わないっぽいし。


 あ、祭壇系の役割を果たしているのか。

 多分こんなに大きな物を創り出すのに多大な時間が教祖には必要だっただろう。

 それを継承していきたいというのが流れじゃないのかな?

 もっとも、その後使っている人はいなかったんだけど。

 そんなことより魔術魔術〜。

 これで軍隊を作っちゃうぞ!


「中に入りましたね。それじゃあ行きますよ。」


 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

 これで憂鬱だった世界とはおさらばだぜ!

 さらば退屈な世界!

 うちは未来へ飛び立つぜ!


 スイトさんが何か魔法陣に魔法を仕組んでいる。

 ワクワクするぜ。

 ミイナちゃんもワクワクしているみたいだしこりゃ転生オプションで龍とか神様とか呼び出しちゃうかもな〜。

 おっ、周りが光りだしたぞ。

 こりゃ眩しいな。

 でもこれぐらい光が漂っている方がこちらとしては異世界来た感じで実に良い。

 てかもっとやれ。


 光が最高潮まで達した時、いきなり体がダルくなった。

 んんんん?

 何でこんなに体だるくなってんの?

 もしかして...


「おっ、その感じ、成功しましたね。私の魔力も注ぎましたがそれでも足りなかったのであなたの魔力も使わせて頂くように設定しました。まああなたの魔力量なら問題ないでしょう。」


 いやそういうことはもっと早く言えって!

 困るじゃねえか!

 気を取られているうちに、光が天井まで行き、弾けた。

 何か中にいるぞ。

 親方!天井からなにか降ってきます!

 女の子なのか...いや絶対人形じゃねえなあれは。

 何が出て来るのかな?

 どうせ転生者だし絶対犬だろう。

 じゃないとおかしいぞ!

 こういうのは大体教祖も転生者パターンなんだから!

 俺のチート生活が始まるぜ!


 って思っていた時期もあったんですけどね。

 その後降りて来たのはまさかの鳥。

 あの鳥。

 しかもカラス。

 なんでやねん!

 確かに髪型は灰色だけれども。

 なんでカラスなんだよ!

 せめて不死鳥とかもっとカラフルな色の奴とかにしてほしかったよ!

 ないわー。

 ぜってースイトさん許さねえ。

 このカラスで一体何をすれば良いのだろうか。

 鳥頭だからすぐ忘れるとかやめてくれよ。

自問自答Q&A!

Q主人公が明るくなってきてるような気がするんですけど...

Aなんかノリで書いてるからわからん!

Q主人公の一人称コロコロ変わってません?

Aそもそも決めてないからね。

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