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第3話 使い魔なのに



「いつもはご主人様の遠くにいるんだ」


「使い魔は人間の近くにいると、生命力を吸っちゃうから」


 ねぇ 寂しいって言ってよ

 貴方が呼んでくれなくちゃ

 傍に行けない


 ねぇ 必要だって言ってよ

 貴方が求めてくれなくちゃ

 力になれない


 私 必要ないの?

 こういう時のために

 契約してくれたんじゃないの


 傍にいさせてよ

 力にならせてよ


 なんで 頼ってくれないの?


「ご主人様、ずっと呼んでくれないな」


「次はいつ会えるんだろう」





「ストーリー」

 仲間を傷付けたくないなんて言って。

 ご主人様は、私を戦わせてくれない。

 その気持ちは私だって同じなのに。



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