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夜の魔力

作者: 水梨イツ


午前4時、空腹、眠れない(汐月)

あるいは理解すると云うこと。




 子供の頃の夜は魔法だった。それはどこまでも果てしなくて、眠らないければずっと朝はやって来なかった。だからこそ、僕らは夜を深い未知のものとして、ときにはそこへ精神的な逃避行をすることもできた。でも身体も心も少しずつ大きくなって、ついにそれが有限であることに気づかされる。時計の針は360度回っていて、僕らも同時に回っていた。次第に夜から魔力が消え、皮肉にも逆に僕らは袋小路へと入ってしまった。今、こんなにも悲しいのに、涙より先に浮かんでくるのは綺麗な朝日、月曜日。なんだか、僕らはすごく損をしているような気もした。




お久しぶりです。深夜に散文詩を書きました。はい、自分でも拙いタイトルだなと分かっています。もう少し仕様がありました。あと、もう一作品投稿します。m(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[良い点]  一文目から詩的ですね! 夜がどんなに深くても、だんだん魔力の薄らいでいく実物な感覚がたしかで、それをこんなに丁寧に筆致できるのは流石としかいいようがないです。 [一言]  維酉も夜は不思…
[良い点] >子供の頃の夜は魔法だった。 夜は魔法、っていい言葉ですね(*´ω`*) 魔法ではなくなったかもしれませんが 心を許してくれる、休息をくれる夜が大好きです。 さーやるぞ! と思わせてくれ…
[一言] 久々の投稿お疲れ様です! 子どもの頃は夜がどう朝に接続されてるのかを意識してなかったですよね 初めに体験した時のことは覚えてませんが、驚きはしなかったでしょうね こんなもんかとガッカリするよ…
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