1話! 〜神様がポテチを食べた結果〜
勇者・魔法使い・賢者・天使。
皆んな一度は見たことのある言葉だろう。
社長・部長・課長・係長・主任。
皆んな一度は聞いたことのある言葉だろう。
それらは階級を表す他に役割を表す言葉でもある。
そんな彼らの魂が…もし現実に蘇ってしまったら?
もし現実に生み出してしまったら?
(いや本当に申し訳ない)
実は私、神様です。
実は私、魂の管理を怠おこたりました。
実は私、世界を繋げちゃいました。
実は私、もう神様じゃなくなりました。
(おわった)
遡さかのぼること時間前…
ボリボリボリ。
ボリボリボリ。
「あの神様…ここでポテチを食うのはどうかと思いますが…精密なものもありますし…」
「ん?いいじゃん!あっもしかしておまえも食いたいの?しょうがないなー!ほら!」
「だから要りませんって!!!」
手を大きく振った従業員さん。
その手が袋に激突。
その影響で機械は…壊滅した。
……
「「すぅーーーーーう…あぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!」」
辺りの機材が危険を訴えている!
「ワーニング…ワーニング…」
……
「あの神様…ワーニングって言うのやめて貰えませんか…」
「ワーニング」
バンッ!!!!と音が鳴り響き、神様含め周囲一帯が吹き飛んだ。
□◼︎□◼︎□
「はあ…言わんこっちゃない…俺は分かってましたよ、こうなるって…」
「もしかしてワシ…終わった?」
……
というのが真実である。
「さて…ワシ、どうしよう…」
「神様!どうしよう…じゃないですよ!うぅ…俺まで責任取らされたんですよ!こうなったら、合体してしまったフ・ィ・ク・シ・ョ・ン・の世界とノ・ン・フ・ィ・ク・シ・ョ・ン・の世界を引き剥がすためにいっちょ動きましょう!」
「なあ、従業員さん」
「なんですか?」
「フィクションってなに?」
「あんたどうやって神様になったんだ…」
………
「コネ」
………
「心底見損ないましたよ…神様………」