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すごく遅れてしまいスミマセン。
しかも今回も短いです・・・・
翌日、ソフィアは朝から書庫を訪れていた。
書庫はソフィアを含めた姫たちが滞在している西の宮から中央宮を挟んだ向かい側の宮殿にあった。
西の宮にも書庫はあったのだが、何故か恋愛もの・・・(男×女、女×女、男×男など)しかなかったので、ソフィア担当の騎士にここに連れてきてもらったのだ。本来ならアーナに頼むのだが、あいにく彼女は体調がすぐれないため休んでいる(彼女は今日から働こうとしていたのだが、無理やり休ませた)
帝国の書庫は広く、また本の種類も数も豊かだった。三階まであり、壁に取り付けられた棚にびっしりと本が詰まっている。
そのなかでソフィアが読みたい本は容易には探し出せそうになかった。
ソフィアが探しているのは帝国の歴史についての本だった。ソフィアは基本的に恋愛もの以外ならどんな本でも読むのだが、好んで読む物は歴史関係の本であった。
シェルフィーダでも帝国の歴史についての本は読んだのだが、やはり余り詳しくは記載されていなかった。そのためせっかく帝国にいるのだからより詳しく知りたいと考えたのだ。
ソフィアは早速本を見つけるため、司書を探した。
数分後、司書と思われる人物は発見できた。しかし、彼は日向ですやすやと眠っていた。それにかなり年をとっているようで、起こすのに気が引けた―――結果、ソフィアは自力で探すことになった。
あと2人ほど重要人物が出る予定です。。。