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いつも遅くてすみません。

今回はソフィアはでてきません。

「 ソフィアはパーティだから、私たちだけでお茶しましょう」


そう言うなり、クレアさんがカチャカチャと紅茶と茶菓子の用意をする。


ソフィア姫が出かける前に明日の準備などはしてしまったため、暇なのだ。


 「ソフィア、行くときすごい顔してたね。そんなに嫌かね、ドレスを着るのは・・・まぁ、私もあんなフリフリの恥ずかしい奴は着たくないけれど」


 「あなたにはドレスなんて似合わないわよ」


 「ムー、クレアも似合わないよ。着られたドレスがかわいそうだ」


クレアさんとレティさんが少し言い争いをする。


でも2人の言い合いはクレアさんがレティさんの頭を、お盆で叩いたことにより終わった。


ゴンッと鈍い音がしたため、痛そうだ。


 「レティは無視して、食べましょう」


「は、はい」


素直に応じた。クレアさんの口元がヒクヒクと動いていたから。


・・・こわいよ〜。


 そう思いながら、紅茶を口に運ぶ。紅茶には少し蜂蜜が入っていて、程よい甘さだ。


一口飲んで、ホッと一息ついた私にいつの間にか復活したレティさんが話しかけてきた。


「ねぇねぇ、アーナって上品な飲み方するよね。なんか生まれたときからしみついてるみたい。やっぱりアーナってどこかの貴族の出?」


 そんなこと言われたの初めてで、少し戸惑ってしまう。


「は、はい。一応、私の家は古くからある侯爵家です。といっても領地は帝国の端にある田舎ですし、先々代の無駄使いのせいで貧乏ですけど。それに王宮の侍女は貴族でないとなれません」


「へー、すごい。私たちと全然違うね。でも、どうしてそんな田舎からわざわざ侍女に?それに侯爵家の令嬢様なら、別に働かなくてもいいでしょう?」


「兄が皇太子と幼馴染みたいなものなんです。それに私も幼いころから王宮に出入りしていたので、どうせなら家にこもるより、侍女になってみようかと思いまして。それに行儀見習いも兼ねています」


 私の兄は普段は騎士団で働いている。今は王族の姫であるフィーアさまの護衛で、王宮にはいないけれど。フィーア様と兄は婚約しているので皇太子が気を利かせてくれたのかもしれない。


やっぱり、優しい人だ。


「あれー、何ニヤけてるの〜?」


彼を思い出したのが顔に出てしまったらしい。


でも仕方無い。


「今度は赤くなって・・ブッ」


ゴンッとまた音がした。レティさんはうずくまってしまった。


「こんなのは無視しましょうって言ったじゃない。でも本当に真っ赤よ。大丈夫?」


「は、はい。大丈夫です」


そんなに赤いかな?でも確かに今日は朝から調子が悪いような気もする。あれ、自覚したからかな?だんだんクラクラしてきた――――――――――――


「わっ、ちょっとアーナ?!」


「ハ、ハヒ。すみませ・・」


変な返事しか出来ない。うう、ごめんなさい


――――その後、アーナはレティとクレアの前で気を失った。


ごめんなさい。二週間ほど更新できないかもしれません。いつものろのろで本当にすみません

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