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過去6


あの日以来ずっと三人で仲良くしてきた。


13歳で祖国に帰り、ソフィアが実は四の姫だと知られたときは、さすがに何故教えなかったのかと怒られたが。


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13歳になったソフィアは唐突に国に帰れと言われた。


最初は駄々をこねたが、祖父たちが「ワシたちはウハウハ美女の旅にでる」と聞いたため、呆れながらレティとクレアと共に祖国に戻った。


戻る際、祖父と宰相に「昔、馬鹿にした奴に復習してやれ」と言われたので、まずはそれを始めることにした。


まず、ソフィア付きだった護衛騎士と姉姫たちの取り巻きだった上級貴族で騎士になっていた者たちを標的にした。彼らを、王国主催の武道会で甲冑をかぶり、わざわざ一般人枠で出場し完膚なきまでに叩きのめした。そして耳元で自分の正体を冷たい声音で言った・・彼らが過去にソフィアに言った言葉も含めて。その後彼らを見ることはなかった。


またソフィアの下手くそな歌を披露した伯爵家の息子には、彼の親の前で同じ歌を歌ってやった。過去には歌姫と言われていたぐらいだ。その歌はとても綺麗だった・・・作詞は最悪だったが。伯爵の息子はそれ以来ソフィアに頭が上がらなくなった。


その他の、ソフィアに物を投げつけたり、水をかけたりした常識知らずの令嬢たちには仕返しとして肥だめに投げてやった。彼女たちは臭さが抜けず、そのシーズンは社交界に出られなかったし、何人かは婚約者に逃げられたらしい。



そして問題の彼女の過去の侍女は三の姫の侍女になっていた。そして始めに毒入りの物をソフィアに持ってきたのも彼女だった。ソフィアは彼女を王国から追放した。見苦しくも、過去にお世話したのに・・と縋りついてきたので嘲笑を浮かべながら過去のことを話し、罰を下した。


そうしてソフィアのささやか?な復讐は終わったのだ。


その復讐劇?以来、ソフィアは一部の者から恐れられるようになった。


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