仕事
拙い所もあるかと…思います…
よろしくお願いします…
私の仕事、それはxxxxーーーー
「今回の仕事は…?」
といい自分の席につく。
私の席の前に紺色のスーツを着た男が座った
そして私に資料を寄越してきた。
渡された資料に目を通して私はため息をつく。
またこの手の仕事か…楽じゃないからできるなら避けたい…
リスクと対価がつりあわない仕事はごめんなんだけどな…
⌜これも。⌟
紺色のスーツの男はもう1枚紙を手渡してきた。
とあるパーティでの仕事?
なんだ…これ…
追加報酬…と書いてある…
「ふーん…面白そうじゃん。いいよ。ひきうけた。」
わたしの心臓の脈はいつもより早い…
そんな………気がした。
▷日 某ホテル
…ここが今回の仕事場所か。
ふーん…事前に間取りも把握してるし…大丈夫かな。
一張羅のスーツをシャキッとなおす。
赤いネクタイも完璧だ。
不備はなし。
仲間内でも優秀な私。
「今回も楽かなぁ…」
…あの時はそんなこと考えてた。
私はとある人を目で追っていた。
…この仕事の要となる人物
私を狙ってくださいと言わんばかりに目立つ衣装…
そんな人物を追っていた…
その時…
私の横にいる男に違和感を覚えたのだ。
…動作が静かでシャープ普通に見ても怪しい動き。
その時、私は察した…
この男は同業者…なんだと…
ふ~ん…どうりで追加報酬なんかがでるのか…と考えた…
同時に先をこされてはいけない…とも思った…
「考えろ…私…できる…できなきゃいけない…ブツブツ…」
そう小声で呟いて考えることに集中することにした
…そんな時
『大丈夫ですか…?? どこか具合でも…??』
誰かが私に話しかけてきたようだ…
今はそんな事に集中を割く訳にはいかない…
「大丈夫でs
私の言葉をかき消すように…
いきなり歓声があがる
「しまった……」
パーティが始まってしまったようだ…
『こんにちは~! みんな元気~??』
ステージの上にさっき確認したターゲットが登場した
登場するやいなやの歓声でパーティの会場は大いに盛り上がった。
……ん? あれ??
この声……どこかで……
そんなこと思い出す暇なんてない…
とりあえず周りにはバレないように…
ターゲットに近づく…
人と人の間を通り…後もう少し…
ターゲットの真ん前のステージ下
1番視界に入るところに着いた
そんな時…
首に冷たいナニが当たっている…
違う
〝当てられている〟んだ。
冷たいナニかはナイフであることが分かった。
後ろから
˹おまェは何者だァ。˼
と声が聞こえた。
「私は名もないxxxxなんですよっ…」
思いっきり急所に後ろ蹴りをかまして
ナイフから逃れる…
その際に男が持っていたナイフは宙を舞い
ターゲットの方へと飛んでゆく…
「やばいっ…」
私は足に…足の筋肉に…力を入れて飛ぶ…
ターゲットはナイフに気づき目を瞑ったのは確認した…
スローモーションになる時間……
私はっ……
ドスッッ… という音を聞いて私は焦った…
やってしまった……と。
音のある方を見ると…床に刺さったナイフが見えた…
どうやらナイフの落下点をずらせたらしい…
安堵のため息を着くも…
私は警備員に囲まれてしまっていた。
事情聴取のため別の部屋に連れていかれるも
私は話をするつもりは無い。
何も話すことは無い。
ただそれだけは…
数時間してやっと警備員達は帰してくれた。
「はぁ……任務失敗かぁ…なんて言われるかなぁ…」
ため息をついて歩き始めた…その時。
『ま、待ってくださいっっっ』
誰かを引き止めるかのような声が聞こえた
それが私へ向けたものと気づくまでには少し時間がかかった…
私はそれどころじゃないんだ…と思いつつ…
歩く足を止めはしなかった。
それでも私を呼び続けている
しかたがなく歩きを止め振り向く。
『あっ……あのっ…ありがっ…とう、ござい…ましたっっっ』
息を切らしながらターゲットだった人は
xxxxの私にお礼を言ってきたのだ…
今…ここで…仕事を…してしまえば……
私は静かに息を飲んだ。
でも…でも… 私の中の天使と悪魔は囁き続ける…
「大丈夫ですよ…こんな所までわざわざ追いかけてお礼を言いに来てくれてありがとう。」
あー私何やってるんだろ…
迷った最後の結果は……うん、分かるよね…
『本当に怖くて…怖くて…ありがとうございます! また…どこかで会えたらいいですね!! さようなら!』
そんなとこを言ったターゲットの笑顔に私のハートは鷲掴みにされた…
「また…会えたらか……」
そんなことないのに…
だって
私は
私の仕事は
ーーーーーー殺し屋だから。
2作目です~
少しだけ長め~
この主人公の番外編を書きたい…
ばったりターゲットさんと出くわしたい(下心)
かけたら短編でだします…