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平行線
朝の礼拝で君のことを思う。
「優しい声で名前を呼んでくれる君」
「君が今日も幸せでありますように」
「君が今日も笑顔でありますように」
「君が大切な人と今日もいれますように」
…本当は私を大切にして欲しい。
でも、君には大切な人がいるらしい。
そして私は用済みに。
別にいいのだ。
人ってそんなものでしょう?
私も君の立場ならきっとそうしただろう。
はっきりとそう言える。
君のことなんて考えたくない。
君は頭が悪い。
君の通っている偏差値。
私が通う学校の1番下のコースよりも更に下である。
確かに頭が悪いと思う場面が多々ある。
そう思うことで君から捨てられたではなく私が捨てたと思い込みたがっているのは重々承知ではあるがそれが事実なのである。
君と私は平行線。