4/6
私の嫌いなもの
思い出した。
私が何故、女子校に通うことに決めたのか。
私は苦手だった。
男子の他人の悪口を言う所が。
どこか馬鹿にしたような目が。
そして、馬鹿騒ぎする様子が。
そのアホそうな笑い声が。
…女子もそう変わらないけれど。
忘れていた。
画面越しに会話する優しい君がい居たから。
笑い声が優しくケラケラと笑う君が居たから。
機嫌がよければ私を大切に大切に扱ってくれる君が居たから。
全部全部忘れてた。
私は男が苦手だ。
いや、この際本音を言おう。
大嫌いだ。
思えば父も男だ。
母を殴り物を壊し理不尽に怒鳴りまくる父も男だ。
浮気して母方の祖父に会うとペコペコしている父も男だ。
そして自分が母を捨てた。と自慢げに語る。
でも本当は反対。
父を捨てたのは私達だ。
母の勝ちだ。
男は身勝手だ。
自分は良くて他人はいけないと堂々という。
なら、お前はどれだけ偉いのだ?と問いたいことが山ほどある。
…そう考えると君も男なんだね。
幻滅してしまいそう。
ついでに言うと女も嫌いだ。