表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全部無くなればいいな  作者: なるなる
3/6

君が消えた日。

2017年10月24日

君が私の前から消えた日。

そもそも居なかったの?っていうほどあっけなく何事も無かったように日常は続く。


前兆は…あった。

今考えるととてもわかりやすく。

そして簡単に居なくなった。

私を必要としてくれなくなった。

いや、元々か。


君はめったに他人を気に入らなかった。

いつも他人をはねつけて受け入れようとしなかった。

表向きは優しくある所まではにこやかに穏やかに他人を迎え入れる。

だけどある線を境に他人を拒絶する。

…そんな君が「気に入った子」そんな言葉で彼女のことを時々話すようになった。

彼女が冷たい態度を取るからと不機嫌になり、だけど話してたいと話す君。

それを私に言うかなーと思いながら頷く私。


君にとって私は表で出せない苛立ちをぶつけれる人だから。

どんなことで優しく聞いて受け入れる役目だから。

君が明日も学校で心穏やかに過ごせるように穏やかな声、顔、雰囲気を出せるように…イライラしている時に通話して発散できる相手だったから言ったのかもね。


それで良かったんだよ。

君から必要とされれば。

私のことを離さなければ。

隣に居てくれれば。


君は情緒不安定なことが多かった。

特に最近はイライラが治まらなくて苦しんでたのも知ってる。

でもね、苛立ちをぶつけれる唯一の存在が私だと知っていても怒りをぶつけられて暴言を吐かれて嫌い。と言われる日々はしんどかった。

だから、少し君から離れたんだ。

それがダメだったかな?


君が都合いい時に連絡とって私から連絡をとると邪険に扱われる。

それが辛かったんだよ。


正直、君のこと好きかどうか分からなくなってた。

ま、それでも好きなんだけどね?


それとも私が重かった?

私は少し君に甘え過ぎてたのかもね。


それくらい君のこと信用して信頼してたんだ。

どれだけ学校が辛くてて家で親が喧嘩してしんどい時も君は聞いてくれた。

そして私のダメで汚いところも受け止めてくれた。

甘えていいよって言われて甘えちゃったのがダメだったのか…。


どちらにせよ、君は消えた。

私の前からは私の大切な人が消えていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ