表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

7人のプレイヤーと神

前話から

能力(ファクト)→ファクト

技術(スキル)→スキル

武技(マーシャルアーツ)→武技

という感じに表現するようにしました。

2015/10/03 誤字修正

+文の書き方修正

2015/10/07 文の書き方修正

2015/10/08 誤字修正

「やべっ!」


 色々とリアルの用事を済ませていたら、約束の10時を30分程過ぎてしまった。

 「ゲームよりもリアルを優先する」というのが当たり前だからレバセン達も分かってくれるとは思うが、それでも約束を破るというのはあまりいい気持ちではない。


「取り敢えず急いでログインしないと!」


 俺は急いで自室に戻り、直ぐにカミハコにログインした。

 予想通りあの円卓がある場所にログイン出来た。

 のだが、あの円卓が巨大ではなくなっていた。

 直径1.5m程のミニ円卓になっていたが、部屋の大きさは変わっていないのでだだっ広い部屋にポツンとミニ円卓が置いてあるのはなかなかシュールな光景だった。

 そのミニ円卓だが、空席がなくなっており、レバセンとラガースの他に4人のプレイヤーが座っていた。


「レバセン、ラガース、すまない!

 色々とリアルの用事を済ませていたら遅くなってしまった」


「いいわよぉ、リアルの方が大事だものねぇ」


「はい、大丈夫ですよ」


「そうか、ありがとう」


 そう言って2人と挨拶をしていると


「おっ、その彼が君達2人が言っていたID入力者のラスト1人であるオリハンド君かい?」


 レバセンの左隣に座っていた、茶髪で緑色の目をしたチャラそうな男が話しかけてきた。


「おっと、自己紹介をしていなかったな。

 オレの名前はリスターバ、一応レンジャースタイルでいかせてもらっているぜ」


「多分その認識でいいと思う。

 一応自己紹介はしておくか。

 俺の名前はオリハンド、白魔導師プレイをしようと思っている」


 俺とリスターバが自己紹介をすると、リスターバの左隣に座っているプレイヤーから、次々に自己紹介をしていった。


「私の名前はブルーム、ヒーラー兼剣士ってとこかしら」


 青髪白目の小さい女性プレイヤー。


「僕の名前はサイレント、生産職になろうと思っています」


 白髪まじりの黒髪で黒目の男性プレイヤー。


「俺の名前はトリーター、守護騎士(パラディン)志望だ!」


 燃えるような赤髪赤目の長身の男性プレイヤー。


「一応ワタシ達も自己紹介した方がいいわねぇ。

 ワタシの名前はラガースよぉ。

 純粋な魔法使い(マジシャン)よぉ」


 俺を飛ばして


「私の名前はレバセンです!

 盾なしの前衛職です」


 こうして全員が自己紹介を終えたわけだが......

 バランス良過ぎるな! オイ!

 前衛が2人に中衞2人、後方支援が2人と生産職。

 なんでこう、被らないのか......

 はっ! これがご都合主義!

 とかなんとか思っていると、リスターバの


「これで全員揃ったからなんか説明があるんじゃねぇか?」


 という一言を合図にしたかのように、天井から神々しい光の煌めきと共に、何かが降り立ってきた。

 あまりの眩しさに、目を細めて見ていると、その何かが


「ふははははははは! 神、降臨!」


 物凄いハイテンションな叫び声をあげながら円卓の上に華麗に着地した、かのように見えたが


「痛っ」


 見事にコケた。

 それはもう見事に。

 見ているこっちがいたたまれなくなる程に、清々しく。


 無様な姿で落ちてきたそいつの格好は、神話の中の神様が着ていそうなピカピカした白銀の軽鎧を着て、背中には翼が生えており、頭上には天使の輪がのっていた。

 誰がどうみても姿形だけは神である。

 その自称神がコケて尻餅をついているのだから、なんとも言えない微妙な空気が流れていた。


 俺達プレイヤーがジトー(。¬д¬。)と自称神を眺めていると、スクッと立ち上がり


「オーケイ、君達は何も見てない。いいね?」


 とだけ言って消えた。

 突然の急展開に頭がついていかず、俺達は目を白黒させながら顔を見合わせた。

 やがて落ち着いたのかリスターバが


「なぁ、今のって......「ふははははははは! 神、降臨!」......」


 言った言葉を遮るかのように慌てた様子で、さっきと同じ様に降り立ってきた。

 いや、さっきと全く同じという訳ではなく、今度はコケなかった。


「やあやあ諸君! 神の降臨だよ!? 崇めたまえ!」


 かなりイラつく言葉を言ってきた。

 さっきコケてたのに随分偉そうなやつだ。

 とか思っていると


「そこの君! 何か失礼なことを考えていなかったかね?」


 指差しで言われた。

 何者だこいつ!?

 すげぇな、心を読めるのか?


「あっ、いや心が読める訳じゃなくて当てずっぽうだよ?」


「いや心読めてんじゃねぇか!」


「本当に読んでないよ?

 当てずっぽうというのは嘘だけど、こう言えばどう反応するか、というのは簡単に予想がつくものだからね。

 先に予想させてもらったんだよ」


 かなり凄いやつだ。

 さっきコケてたくせに。


「まぁ、そういうことは置いといて、僕が! 神だ!」


「いやお前さっきコケてたじゃん」


「何を言っているのかな?

 君達は何も見ていない筈だけど?

 オカシイナー、そんな幻覚が見えるアカウントは削除しないといけないなー。

 なにせ僕は神だからね、出来ないことなんてないよ」


 こっ、コイツ!

 俺達のアカウントを人質にとりやがった。


「あー......俺は何も見ていないし、それはこの場にいる全員そうだ、な?」


 他のプレイヤー達を巻き込む為に同意を求めた。


「そ、そうですね!」「そうだな」「そうね」「その通りです」「そうだ!」「そうねぇ」


 誰だって自分のアカウントは大事だからな、うん。

 皆同意してくれたようだ。


「なぁ、あんたってGMだろ?」


 まぁな、確かにこんなことができるのはGMぐらいだろうしな。

 それに対し自称神は


「エェー!? 僕はGMじゃないよ! 神だよ! ほら」


 リスターバの言葉を否定してパーソナルカードを渡してきた。

 パーソナルカードとは、自身のアバター名と性別、自己紹介が書かれたカードで、名刺のようなものだ。

 この世界のNPCも含め、必ず誰でも持っていて偽装は不可能なのだが......


 パーソナルカード

 名前:神

 性別:Male

 自己紹介:僕が............神だ!


 神だった。

 正真正銘の"神"だった。

 だが


「ほらっ! 神でしょ?」


 こんな、ドヤ顔をしながら聞いてくる神など全くもって敬うことなど出来るわけがない。


「ウザっ」


 小さくブルームが呟くと、それにすばやく反応し


「今『ウザっ』って言った!?

 言ったよね!?

 神に対して酷くないかな!? その扱い!」


 などとギャンギャン吠えて騒ぐので


「もういいから、じー......神がここに来たのはID入力者に説明する為だろ?」


 そう言ってやった。

 早く自分の仕事をしろってんだい。


「そっ、そうだよ、僕がここに来たのはID入力者である君達に話があるからなんだ。

 えー......ゴホン

 まずIDを入力した場合のメリットについて......メリットは、最初から君達の持っているファクトのレベルを50まで無条件で上げること」


「嘘だろ!?」


 思わず叫んでしまった。

 だが、普通は有り得ない話だ。

ファクトのレベルはとても上がりにくいと言われていて、βテストの時の情報だと廃人プレイヤーが1週間でレベルを5程度しか上げられなかったらしい。

 周りを見てみると他のプレイヤーも固まっていた。

 これだけ凄いことがメリットなのだから、さぞデメリットも凄いことになるのだろう。


「えー......デメリットは、スタートが他のプレイヤーよりも遅れること、それと......」


 一瞬のタメの後


「君達には一般プレイヤーの敵となってもらう」


 爆弾を投下した。

ようやく味方キャラの登場です。

各キャラのリアルネームを想像してみてください。

見事当てた方には商品が......ある......かも......?

いやないです、ごめんなさい

2015/10/08 メリットが流石にLv.10じゃ低い気がしたので50まで上げました。

+それに伴い反応の変更

2015/11/07 「~」と、~←この文がかなりくどかったので変更しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ