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彼と彼女の短編シリーズ

今日は楽しい学校祭

作者: 紅月

 さて、僕の学校祭に行きたいから病院を抜け出すと宣言した彼女のために僕もその日は早起きをすることになった。

 病院についたのはまだ暗い六時半ごろだった。十月も終わりの週末になるとこの時間はやはり寒い。

 指定された時間は七時だが早く来てもいいと彼女も言っていたし、家族に見つかると厄介なので黙って家を出てきた。休みの日なので両親も起きるのは遅い。妹もいるにはいるが、休みのこんな時間に起きていたら異常事態だ。

 さて、時間も早い。彼女はまだいないだろう。そう思っていつも使っている自動ドアの前に立った。当たり前だが開かない。

「寒……」

 コンビニで肉まんでも買ってこればよかった。朝ごはんもまだだしな。

「時間もあるし、コンビニ行くかな」

「いいご身分じゃない。私を待たせた上においていくなんて」

 いつからそこにいた、とは言うまい。でも、だからと言って、だ。どうしてそこの木の陰から出てきた。いやまあ、このドアから堂々と出てくるってのは考えにくいけどさ。

 僕が驚くのを見て気分を良くしたのか彼女は僕に抱きついてきた。焦る僕に対して彼女はこう言った。

「寒いからなにかあったかいものが欲しいわ」

 こちらを見上げてきた彼女の顔色は寒さのせいなのか、白くなっていた。


◆◇◆◇◆◇◆


「いつから待ってたの?」

「六時前よ。腕時計で確認したもの」

 彼女は高そうな雰囲気のある腕時計を僕に見せた。携帯の時計と比べても遅れはないからおそらくそれで間違いないだろう。

 コンビニで買ったピザまんをおいしそうに食べた彼女はそのあとプリンまんに手をだした。実は彼女、ほかに肉まん、チャーシューまん、カレーまんも食べてる……。朝ごはんにしちゃあ重くないかと思ったが何も言わないことにした。

 そんな僕はホットドリンクと肉まんとピザまん。あんまんの存在なんて認めない。

 歩きながら彼女はおいしそうにプリンまんをほおばりあっという間に食べ終えてしまった。今日のために昨日の夜ご飯を食べなかったらしい。どれだけ楽しみだったんだ。

「だって、七時になったら起床の見回りが来るもの。交代は八時だけど、六時頃は夜勤の人の集中力が一番弱いときなのよ。だからそのタイミングでないと出てこれないわ」

 出てくるときのルートもかなり昔から調べてあったらしい。彼女の用意周到さにびっくりしたのは言うまでもない。

 でも、それだけ調べてあったらこれまで何度か外に出ててもいいと思ったのだけれど、それについては。

「一度脱走したら二回目から難しいじゃない。それに一人で外に出ても右も左もわからないしつまらないもの」

 という答えを頂いた。

 静かすぎる住宅街には興味を示さず、まだ閉まっている商店街の店の一つ一つを何の店か説明するように言われたが、僕だってこの辺によく来るわけではないのでわかる範囲で答えておいた。

 わからないなんて使えないと言われたがそもそも僕は学校までは電車を使って通学していて、学校から遊びに行くなら全く逆方向である。この辺にそこまで詳しかったら僕が一番驚くわ。

 コンビニでのごみを商店街のゴミ箱に放り込んで僕らはさらに歩く。

 時間は七時四十分過ぎ。まだ八時にはなっていない。学校についてもかなり早い時間になる。

「学校ついたら僕は一度出席とるために教室に行かないといけないけどその間どうする?」

「教室までついて行ったらいけないのかしら」

「やめて」

 真顔でたずねてきた彼女が本気だというのは容易に理解できた。

 教室まで来られてしまったら僕がクラスメイトになんて言われるかわかったもんじゃない。ただでさえ、今日の彼女はいつも以上に美人なのに。

 ワンピースにカーディガンという恰好は、いつもの味気ない病院服とは違い彼女に上品さを与えている。それにいつもは適当にくくっているだけの髪の毛は今日はポニーテールになっている。薄くだが化粧もしているようで、いつもよりも大人の女性という雰囲気になっていた。

 これで彼女と僕の年齢、一歳差とか信じられない。

 とりあえず、僕が出席を取り終わるまでは彼女には教室の前で待機してもらうことにした。

 学校祭を見てもらってもいいのだが、全クラスで出席を取り終わった八時過ぎから準備を開始し、九時ごろからでないと面白くない。でも九時でも露店、クラスでの用意したアトラクションなどは開いていない。屋外ステージのイベントが開始されるのが九時というだけなのだ。ちなみに僕のクラスはお化け屋敷をする。開店は十時からだ。

「今日は本当に一日私の案内をしてくれるんでしょうね」

「そのための昨日の僕の働きをぜひ君に見てほしいよ」

 校門を抜けたあたりでの僕らの会話である。


◆◇◆◇◆◇◆


 さて、そんな彼らが気づかないところで二人を見ている人間がいた。

「大変です、有沢指揮官!!」

「なんだよそんな急にかしこまって」

「やつが……昨日やけに働いていたあやつが……女性を連れてきております!! しかも美人!!」

「なんだと!? それは本当か、沼田伝令兵!!」

「はい。こちらの窓より外をご覧ください!!」

 ノリよく会話する二人は窓の外に確かにそこにリア充を見た。本人たちにしてみればそんなことは全くないのだが、そこは仕方ない。二人を見ていたのは出会いを求める男子高校生なのだから。

「沼田伝令兵!! 今すぐこのことを我ら一年三組の同士に伝えろ!! 今日は本来のシフトの他にやつらを監視するためのシフトを作成したいと思う。その旨を各員に伝え有志を募るのだ!!」

「了解いたしました!!」


◆◇◆◇◆◇◆


「あ、有沢。今日も朝から準備か?」

「おう。今日は他にもやらないといけないことができてな」

「さすが委員長は忙しいんだな」

 教室の前でクラス委員長である有沢に会った。休憩するかのように外を見ていた。

 昨日も問題が起きたときに堀井さんと一緒に解決に走ってくれたし、今日もきっと忙しくなるだろう。まあ、委員長だし仕方ないよね。

「ところで、そちらは?」

「初めまして。今日は彼に学校祭を案内してもらえると聞いてついてきたのよ」 彼女は有沢にそう言って挨拶をした。

「こちら僕のクラスのクラス委員長」

「有沢です。で、二人の関係は?」

 関係か……。友達、はピンとこないし、知り合い……というには仲がいいよな。でも、恋人ってわけでもないし、親友? なんか違うなあ。

 それは彼女も同じように思ったのかにっこり笑っただけで何も言わなかった。

 病院では看護師相手によくやっている愛想笑いだ。でも、彼女の笑顔は有沢を黙らせる効果はあったらしい。有沢もあいまいに笑うと教室に入っていった。

 そのあと中で何か聞こえたが、僕は先生が来るまで彼女といることにした。今の教室はお化け屋敷となっているため非常に狭い。二酸化炭素濃度が上昇したところには入っていく気はない。

「これが学校ってところなのね。結構窮屈だわ」

「そんなこと言ったら会社はもっと窮屈だと思うよ」

 軽口で返したが、よく考えると彼女は病院で悠々自適な生活を送っているのだ。この感想ももっともだろう。

 出席もとり終わって、受付で校内図をもらって彼女に渡す。

「もしも迷子になったらさっきの受付まで行くこと、いい?」

「ええ、あそこは場所がわかりやすいわ。もしも迎えに来なかったら迷子放送でもかけてもらうわ」

 公開処刑か。そんなことされたら明日から僕は学校に通えなくなるじゃないか。いい匂いがしてきている。早いクラスはそろそろ準備ができてきているのだろう。

 屋外ステージの方も騒がしい。僕は彼女と配られたビンゴカードを持って、商品が当たらないかと楽しんでいた。


◆◇◆◇◆◇◆


「有沢指揮官」

「その呼称はもういいって沼田」

「あ、そう?」

 電話相手である沼田のテンションが明らかに下がったのを感じて有沢は苦笑した。学校祭の間は問題が生じたりしたときの連絡のためにと携帯電話の使用が許可される。

 午前中はシフトが入っていないが準備班の、なぜか今準備に参加していない沼田がわざわざかけてくる、となると今日は思い当たることが一つしかない。

「で、どうした?」

「やつら仲良く学校祭中に使える商品券三千円分当てやがった!! 俺だって狙ってたってのに!!」

「お前は準備も手伝わないで何をしているんだ」

 予想通りだったのは半分だけで、まさか朝のイベントに参加しているとは思わなかった。確かに、昨日やけに働いていて何かあるのかと思っていたらまさか彼女を連れてくるとは思いもしなかった。

 確かに有沢も気になっているし、男子だけでなく女子も気にしている。別に彼が女子に人気があるというわけではない。彼の隣にいる美人に興味があるのだ。だから今日、二人を見張ると言って名乗りを上げた人の中にはノリのいい女子もいた。

「まあ、話は聞いてやるからとりあえず準備に参加しろ」

「つっても昨日特に壊れたものもないし、今日新しく作るものもないだろ?」

「いやいや、自分の担当くらい最後まで面倒見ろよ。俺が指揮官ならお前は分隊長だろうが」

「へいへい」

 美術の成績がいい沼田は装飾班の班長である。他にも演出班などがある。

 有沢はちらりとこちらをうかがっていた女子を見る。彼女はノリのいい女子の一人だ。

 そして、今回のお化け屋敷では沼田とともに装飾班の副班長として働いていた。彼女がさっきから沼田に最終確認してほしいと言っていることを伝えると仕方ないなあと言って電話を切られた。責任感がないわけではないから戻ってこないということはないだろう。

 ビンゴの当選者が出たということはそろそろ九時半だろう。携帯の時計を見れば九時三十二分だった。こちらもそろそろ開店準備をしないといけない。

 明日の片づけには参加しなくていい、そう思うことで有沢は今日一日を乗り切るつもりであった。


◆◇◆◇◆◇◆


「ああもう、またこぼしてる。それに手で持てない分は買っちゃダメだって。そんな簡単に売切れたりはしないから」

「でも……」

 でも、じゃない。僕がいなかったら今頃その服汚れだらけだぞ。お金に余裕がありすぎるくらいだと言っていたのは嘘ではないようで、彼女の財布の中には千円札が結構な枚数入っていた。

 だがしかし、祭りもはじめてなら食べ歩きもはじめてな彼女は、食べるのに集中するあまり人にぶつかりそうになったりしていた。見ているこっちははらはらする。

「確か十一時頃から開く店があるんだけど、そこだけが数量限定だったかな? とりあえず、それまで暇だけどどうする?」

「そうね。じゃあ、あなたの書いた絵とかは飾ってないのかしら。確か学校祭っていうのはそういうのも飾ってあったりするのよね」

 誰だこいつに学校祭の知識叩き込んだやつ。さっきからカップルイベントだのミスコンだの学校祭でならありそうなイベントをいろいろ言ってたけど、なんでこんな微妙な情報知ってるんだよ。

 ちなみに僕が出しているのは書道と美術。書道はまだしも美術の作品を見られたら……泣きたい。

「えっと、確かあなたまだ一年生よね。なら展示場所は……」

 その後僕の作品を見た彼女に肩をたたかれた。泣きたい。

「美術作品で落ちたであろう僕の株を回復させてください」

「美術(笑)作品ね」

「笑わない!!」

「失礼ね笑ってないわよ。芸術っていうのは人に理解されない方があとで売れるのよ。で、どうやって回復する気なのかしら」

「クラスでも噂だった露店に案内しようと思います」

 先ほど言っていた数量限定の店のことである。彼女はまだそれに気づいていないようなのでほっとした。これで、あそこの店ねとか言われたら今日はもう一日本気で落ち込むところだった。

 ちなみにその店の商品はあげアイスである。シューアイスをどこぞの店から購入し、それに衣をつけてあげているそうだ。三年連続で出店しており、過去二年とも売切れとなったらしい。

 今はまだ十一時を過ぎたくらいだから大丈夫だろうけども早くしないと売り切れてしまう。

 彼女はあげアイスという、アイスを加熱するという暴挙に出ているものを食べるのに少し抵抗があったようだ。しかし、一口食べた後はあっという間に食べてしまった。この時の彼女の顔はとても幸せそうだった。

「もう一個食べたいわね」

 そう言って彼女はもう一種類チョコあげアイスを買ってきて、こちらもおいしそうに食べていた。彼女は基本的にバニラ系の方が好みなのだが、今回はチョコの方が好きだと言っていた。

 さて、そろそろ十二時だ。

「ほら、僕のクラスのお化け屋敷に行くよ」

「あら、朝と言い、さっきの美術の展示からして連れて行ってくれないと思っていたんだけど」

「連れて行ってくれって言ったのは誰だよ」

 一般の人用のパンフレットを見てお化け屋敷に行きたいわって言ったのは彼女だ。結構しつこく言ってきたので連れて行くって言ってたのに……信用ないのかなあ。

 ちなみにこの時間である理由は昼時だから人が少ないと予想したのだ。実際昨日もそうだったし。


◆◇◆◇◆◇◆


「もしもし、沼田か? ああ、あの二人だけど、どうやらそっちに行くみたいだぞ。さっきから気づかれないように気を付けて尾行してるけど、なんか俺らのクラスに向かってるっぽい。うん、じゃあ俺は昼飯食べに行くからその間任せたぞ」

 クラス委員長有沢の休憩時間は昼時の人が少ないときであった。そんな時、すれ違う、とまではいかないが遠目に二人を見つけてどこに行くのだろうとあとをついてきたのだ。

 ノリのいい装飾班班長に連絡したのであとは彼が面白おかしくやってくれるだろう。

 有沢はそう思いながら休憩時間を有効に使うべく歩いて行った。お化け屋敷に向かって行った二人とは逆の方向に。


◆◇◆◇◆◇◆


「なんだったんだいったい」

 これは僕の、クラスメイト達への言葉である。なぜかにやにやと笑う沼田にお金を払い(僕が二人分払った)中に入った。椅子の上を歩かせることで足場を不安定にするという画期的な方法と沼田がこだわってくれたおかげで、内装は学校祭特有のちゃちな感じが全く出ていなかった。

 高さはそろえてあるが足場が倒立の練習に使う厚い柔らかいマットになっているところで、彼女が悲鳴を上げたのは面白かった、のだが。

 僕の記憶にないところでお化けが飛び出してきたのはどういうことだろう。しかもやけにいいタイミングだった。

 そんなことはないとみんな思ったが、マットのところでは足場が急に不安定になるところで驚かすと心臓にとどめを刺すかもしれないとかいう理由でお化けは出てこないはずだったのに。

「や、やけにこだわっていたじゃない。少しびっくりしたわ」

「少し、ね」

 なによ、と彼女はむくれたが別に機嫌を損ねているわけではなさそうなので僕はこの後どうしようかと彼女に聞いた。

 さらに適当に見て回ってそろそろ三時。学校祭の目玉と言えるようなものは一通りめぐってしまったからだ。

「ミスコンは?」

「昨日だった」

「他にめぼしいものは?」

「特にないなあ。あとは後夜祭と閉会式ぐらいだし」

「ふーん」

 朝に出席を取っているので実はもう帰って良かったりもする。それを彼女に伝えたところ、行きたいところがあると言われて案内としてついていくことになった。

 どこに行きたいのかと聞いたところカラオケに行きたいのだと。

「歌う曲はあるの?」

「あるわよ」

 歌には結構自信があったんだけど、点数勝負したら彼女に負けた。僅差だったから余計に悔しかった。

 帰りは病院まで送っていこうと提案したら断られた。

 今はコンビニおでんを食べている。

「なんでさ」

「なんでって、もともと明日の朝に正面の自動ドアが開いたらそこから堂々と帰るつもりだったもの。さらに言えばあなたの家に泊めてもらうつもりだったわ」

 なんという爆弾。やめてくれよ。

 というかそんな話、今初めて聞いたんだけど。

「妹や親がいるのに僕が君を泊めると思ってたの?」

「ばれなきゃいいじゃない」

 唖然とする僕に彼女はさっさと案内しなさいと言いやがった。くそう、ここで僕が断ったら寒空の下に女の子を放置した悪者になってしまう。かといって家に連れて行って見つかっても困る。僕に『案内しない』という選択肢がないじゃないか。

 明日は代休で僕だけが休みとはいえいかがなものだろう。

 悩む僕を彼女は楽しげに見ている。悔しいが仕方ない。

「頑張って病院に戻ってね」

「いやよ。一人でお説教受けるなんて。だから……あなたの家に案内してちょうだい」

 社会からの評価よりも僕の些細な事情を優先することにした。当然彼女には猛反対を食らったが知ったこっちゃない。僕は勝手にすればとだけ言って帰ることにした。

 まあ、「来るなよ、絶対に来るなよ」というフラグだったんだけどな!!

 それを理解したのか、彼女は僕の後をついてきて、そして本当に僕の家に泊まって、お土産にコンビニ弁当を数種類買って帰って行った。家族には見つかっていないようでほっとした。まあ、部屋に鍵かけて、ゆっくり寝ていたいので起こすなという張り紙をしておいたら本当に起こされなかっただけなのだけど。

 帰って行ったと言っても、僕も連れて行かれ、怖い婦長さんから説教された。なぜか僕が主犯扱いされているのが気に入らなかった。

 最後に、僕の名誉のために言っておくけど、昨日の夜は彼女にベッドを使うように言って、僕はかなり厚着をして、さらに着ない服を上に乗せまくって寝た。どうにか寒さはしのげました。まる。

あとがき


 本日は拙作を読んでいただきありがとうございました。

 基本的にシリーズ内の他作品には絡むことのない短編なのですが、今回は続編のようなポジションを取っています。

 ですが、それを読まなくても問題ないように書いたつもりでしたがいかがだったでしょうか。

 このシリーズは季節を無視して更新するつもりでいますが、今回は季節通りのネタだと思います。これ自体は結構前から考えていたネタなのでかけてうれしいです。

 あと一つ、考えているネタがあるので、それもいつか書けるといいなあ。

 それでは、最後まで読んでくださったあなたに再度感謝をしてお別れといたします。


2011.10.25 紅月

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