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元社畜はウィンドウで楽しい転生ライフを満喫中! ~ゲームのシステムを再現した万能スキルで、異世界生活を楽々攻略します~  作者: 鳥助


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2.ウィンドウ

 白い枠に囲まれた、黒い画面。その黒い画面には白字で文字が書かれていた。


「なんか、色々書かれている……」


 上から順々に見ていく。


【名前】リオ・グランデ


【年齢】十歳


【種族】人間


【性別】女


【職業】道具屋の娘


【称号】変人


「称号が変人!? 失礼しちゃう! もう、前世の記憶が完璧になったから、変な事なんてしないのに!」


 まさか、ウィンドウも私の事を変人だと認識していたなんて! この欄、絶対に変更してやる!


 怒りで気がどうにかなりそうになるのをぐっと堪え、その下を見ていった。


【体力】43(年齢並み)


【魔力】10(才能なし)


【筋力】39(年齢並み)


【耐久】35(年齢並み)


【器用】42(年齢並み)


【敏捷】45(年齢並み)


【知力】473(賢明)


【運】126(普通)


「もしかして、これってステータス画面?」


 この世界には魔法もスキルもあれば、魔物もいる。よくある異世界なのだが、ステータス画面などは出てこなかった。


 というか、人の能力値は数値化されておらず、自分の能力を客観的に確認する手段がない。


「でも、ここに書かれているのは私のステータス……。もしかして、ウィンドウって人の能力を数値化してくれるものなの?」


 なるほど、これだと分かりやすい。これを見る限り、十歳の子供の能力の平均ってところかな。


 魔力が才能がないのは悲しい。知力は前世の記憶があるから、前世基準になっている。運は普通かー、残念。


 後は……あっ! 他の項目もある!


 魔法、スキル、特技。それぞれの項目をタップしてみると――。


「魔法は、なし。スキルは、ウィンドウ。特技は、迷言……って、迷言っていつも私が変な事を言ってたから!? そんなのが特技だなんて、嫌!」


 なんてこった……何も才能がないなんて。うぅ、このままでは普通の道具屋の娘に落ち着いてしまう。何か力を手に入れなければ……。


 このウィンドウにはその解決策はないだろうか? ウインドウを細かく見ていくと、他にも項目が分かれていた。


「えーっと、好感度、愛情度。へー、こんなものまで数値化してくれているんだ。どれどれ……」


 試しに好感度の項目をタッチすると、ずらっと人の名前が並んで現れた。どれも見知った人の名前ばかり。


「へー……あっ! 好感度の数値でソート出来るんだ! これは、見やすくていいねー。で、好感度の高いのは……やっぱり家族かー」


 好感度を昇順にすると、一番上に来たのは自分の家族の名前だった。その下を見ていくと、学校の友達の名前が続いていた。


「まぁ、こんなもんだよねー。愛情度ってなんだろう? 好感度とは違うの?」


 そう思って、愛情度の項目に指を乗せていると、新しいウィンドウが開き、説明が表示された。


「おっ! えーっと……対象への恋愛感情を数値化したもの。数値が高いほど、相手との絆が深まり、特別な反応やイベントが発生することがある。あー、なるほど。これが高いと恋人とかになれるのか」


 まるで恋愛シュミレーションゲームみたいだ。今はどの人も数値が低く、私を好きだと思っている人はいないみたい。


「一人や二人はいると思ったけど、称号の変人はだてじゃないな……」


 変わり者と思われているのなら、そう言う人がいないのも頷ける。少ししょんぼりとしながらも、次の項目に目を向けた。


「……ポイント交換?」


 不思議な項目を選択してみると、そこにはずらっと物の名前と必要なポイントが書かれてあった。


「えっ、なにこれ……。もしかして、ポイントを消費すると、この物が貰えるっていうの?」


 そうとしか考えられない。書かれてある物は前世にあった物から、この世界にある物まで幅広い。


「凄い……。本当に貰えるのなら、何かに役に立つかも!」


 もし、ポイントだけで手に入るのなら、自分の店で売れば元手ゼロで利益が出る! そうしたら、お金を稼げて、一気に大金持ちになれるかも!


「この機能、いいなぁ。で、肝心のポイントはどこで手に入るの!?」


 私はウインドウを隅々まで見渡した。すると、目立つところにある項目が赤く点滅しているのに気づいた。


「えっと、日常クエスト? なんだろう……」


 項目には日常クエストと書かれてあった。その項目を選択してみると、文字がズラッと表示された。


 腕立て伏せ五十回【筋力+1】


 一時間歩く【体力+1】


 瞑想【魔力+1】


 百メートル全力疾走【敏捷+1】


 店内の掃除【ポイント+10】


「もしかして、これをやると能力がアップしたり、ポイントが貰えるってこと?」


 まるで、本当のゲームのクエストみたいだ。そして、今すぐに確認したいポイント取得は店内の掃除。これなら、すぐにクリア出来そうだ。


「よし! ポイント入手のために、店内を掃除しよう!」


 私は立ち上がり、部屋を飛び出した。

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