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神に選ばれし子

ここは魔法が存在する世界。

人間、魔者、魔物、天使、悪魔、神ー

ありとあらゆる生物が存在する世界。

その世界で運命の歯車が今、回り始めた。

荒野の中で少年は1人、食べ物を求め、さ迷っていた

ー？いや違う...この言い方では語弊が生じるだろう。

1人の少年と1匹が荒野の中をさ迷っていると訂正しようか。

水色の髪色に目。頭には少し古びているであろうパイロットゴーグルを付けている。

そして1匹。そいつは薄い黄色の毛並みに猫のような耳。左右に2つに尖った頬、そして狐のような尾を持ち、猫のような身体をしていた。

どんな姿かは想像に任せるとしよう

ここから物語は始まる。いや、彼らの出会いから始まっていたのだろうか。あるいは...この世界の誕生から始まっていたかもしれない。運命というものは...私達が知り得るはずもないものだ。

取り敢えず、ここから始まるのだ。世界を変える物語は。