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第2話 思い出されし前世の記憶

「はぁ…はぁ…」

僕の人生は自殺すらさせてくれないのか…

なぜなら今、僕の背後からはラザール率いるいじめグループが追ってくる。このまま捕まればあの地獄に逆戻りだ。

学園の階段を登り、ついに屋上についた

「もうこのまま死んでやる!!」

僕は決意しそのまま落ちようとする。

するとそこには

「おい、あいつ本当に落ちるつもりだぞ」

「本当に気味が悪いやつだったわ〜」

「ざまぁみろ!!」

なんと校庭にたくさんの人だかりができていた。

「……くっ、」

けど後ろからはラザールたちが来ている。

僕は覚悟を決めて飛び降りた。

するとなんとも言えない景色が僕の頭の中に浮かび上がった。

(あ、これが走馬灯というものか……)

『お前の名は…『トーキング・ディス・ウェイ』だ!』

それはなぜか、暖かくそして懐かしい感じだった。

(仮にもしこれが僕の幻影の名前だったら…?)

とにかくもう時間がなかった。

「…い、一か八かだ!『トーキング・ディス・ウェイ』!」

すると僕から仮面を被った幽霊みたいな幻影が出てきた。

『………』

僕の幻影は僕を抱え、ゆっくりと着地した。

「お、お前が助けてくれたのか……」 

と、僕が聞くと

『………!』

僕の幻影は何も話さない。するとまた先程の走馬灯のようなものが僕の頭の中に浮かび上がった。

『なあなあ話そうぜ俺と、『Talking with me』』

(そうだ、思い出した。これは、僕の前世に当たるものだ!)

僕の前世が誰だったかはわからないがこの光景は何故か鮮明に覚えていた。

『………!!主様、私の名はトーキング・ディスウェイです。あなたを励まし、ときに、敵を貶します。』

『そんじゃよろしくな!『トーキング・ディス・ウェイ』』

「飛び降りた、カイが、まだ生きてるぞ!!」

「みんなでやっちまえ!!」

(もうだめか…でもせめてこれは言える!!)

「僕と話そう!!『Talking with me』!!」

『………!!やっと気づいてくれましたか、主様のいやクロガネ・シンヤ様の生まれ変わり、「カイ・マサヒト」様!!私はトーキング・ディス・ウェイです。あなた様をお守りするために、生まれ変わっても、私は主様に付きました……以後お見知りおきを!!』

「……えっ?!」

(僕が、『響命の戦士』の生まれ変わりなわけないでしょ)

『いえ、本当です。』

「とりあえず、『トーキング・ディス・ウェイ』長いから、トーカーに略すね。トーカーあいつらを貶して!!」

(少しでも時間稼ぎができれば………)

『了解しました……主様をいじめるやつはみんな死んじまえばいいんだー!!』

「!?」

(何言ってるの!?あれじゃああいつらは怒ってこっちに来て………)

「てめぇ、いい加減にしろ!!『クランチェ』!!」

(あっ、この人生もなかなかよかったな〜って、そんなこと言っている場合じゃない!!)

「どうしてくれるの、トーカー!!…って、あれ?」

「く、何だこれは……」

そこには、動けなくなったあいつらの姿があった。


今回も読んでいただきありがとうございます。

今回も紹介をします。


【幻影の紹介】

名前 トーキング・ディス・ウェイ

能力 励ましたりときには貶したりする能力

幻影主 カイ・マサヒト/クロガネ・シンヤ

ランク コモン?


名前 クランチェ

能力 剛力なパワーを幻影主に与える。

幻影主 ラニエル・ドードマン

ランク アンコモンランク

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