明日あなたが死ぬのなら
初めて小説を書いてみました。うまくかけているかはわからないけど読んでくださるとうれしいです。少しずつ話を進めていきたいと思っていますのでどうかよろしくお願いします。
あなたにとっての大切な人、家族や恋人や友人。
この話はあなたにとって大切な人が死んでしまうのを知ったあなたがその人に何をしてあげるのか、その人のために何ができるのかを考え、過ごしていく。
そんな話です。・・・・
桜が舞い散り、私が歩いている通学路の上に落ちる。
こんななにげない日常がうれしい。
私は今日から高校生になる。中学生の時は大して目立ったわけではないけれど、高校に入ってからは自分を変えようと決めていた。つまり高校デビューだ。
きっと中学の時とは違って男子にモテて女子のグループの中でも中心となる。そんな高校生になってやる!
なんて思っていた一年前の自分に言ってやりたい。
現実はそんなに甘くはない。と
あの日は通学するまでは完璧だった。だか、いざ正門をくぐるとおそらくみんな私と同じようなことを考えていたのだろう、いかにも高校デビューしました。というような格好、細かくいうならば髪を茶髪にしてスカートを折って短くする。といったような感じだ。
それを見た途端に私は自分の考えの甘さを知った。
今では普通の高校生としてそこそこな成績を取り、それなりに周りと仲良くして自分のクラスの居場所を保っている。まぁでも悪いことばかりではなかった。
「さやか、何やってんの早く行こ」
例えばこの子、牧野 秋 成績優秀で可愛くて男子からモテる。こんな完璧な人間と仲良くなろうと思ってなかったけど、フレンドリーで誰とでもすぐ仲良くなる彼女は私にもすぐ話しかけてきた。初めは裏の顔を暴いてやろうなどと思ったりしていたが裏の顔などないことがすぐにわかってわかった時には仲良くなっていた。
「ごめん、ちょっと考え事してた。」
「何考えてたの?もしかして私のこと?」
そう言ってニヤニヤしながらこっちを見る。
「忘れたけどそれじゃないことは確か」
「なんでよー」
私達の会話はいつもこんな感じ、あと2年だけど秋と一緒に過ごす日々が私にはかけがえのないものになっている。これから先もこんな日々が続くと思っていた。
読んでくださった方々、ありがとうございます。
これからもできれば毎日書いていきたいと思うのでよろしお願いします。悪い点や気になる点があったら教えてください。