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ヲタくの教師は強いんですか?  作者: 妄想炸裂ボーイ
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序章 俺は学校になんて行きたくない

 ここは、とある高層マンションの一室。

「嫌だぁ、絶対に学校になんて行きたくないっ」

同じ階層の住民には充分に聞こえるであろう超大声で叫ぶ男性~ハーレン~は泣きそうな顔でそう叫ぶ。

「このバカが。さっさと行ってこい。お前がいると目障りなんだよ。視界から消えろ」

と、泣きそうな顔を目の前に近づけているハーレンを足で顔面キックをぶちかます女性~リミット~がそう言う。

「嫌がらせかよ、このババア。俺はもうずっとこの家にいるんだよ」

「黙れよこのヲタク。あのな、ずっと人の家で引き込もってるお前を世話してやってる私の気持ち考えたことあるのか?」

リミットはイライラしながらハーレンの顔面から足を離す。

「あのな、俺はヲタクじゃねえ。ファンなんだよ。欅道47のな。ヲタクってのはグッズを持ってたりするやつのことなんだよ。おれはそんなグッズを持ってねぇし、健全な欅道47のファンなんだよ」

堂々とヲタクとファンの違いを熱弁するハーレンにイライラが頂点に達したリミットは額に青筋を見せる。

「知らんな。そんなことより早く学校に行けよ。てか、だいたいそのTシャツなんだよ?『I LOVE 欅道47』って書いてないか?」

と、ニヤリとしたリミットはハーレンのTシャツを指差す。

「い、イヤン…じゃねえよ!これは、その…とにかく、俺は学校には行かねぇ。どうしてもっていうんなら俺に勝手から言えよ。それがこの世界のルールだろ?」

「いいだろう。この私に勝てるとでも思っているのか?ヲタク」

そしてハーレンVSリミットの壮絶バトルが繰り広げられるのであった。


 そして、1時間後。

「た、助けて下さい、女神様。何でも言うことを聞くんでぇ」

泣きながらリミットに言うハーレンだったが…

「そうか、そうか。私が女神だって?お前もずいぶん私をわかったんだな。偉いぞ。まあ、学校に行ってこい」

「うぎゃぁーーーー」

そうして、ハーレンの長い学校生活が始まるのであった。


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